いよいよ2008年も残すところあと12時間あまりになってしまった。今年のフィナーレはルネサンスやバロック時代の音楽、さらに吟遊詩人たちの音楽などに興味を持ち新たな現代音楽の方向性を築いたカール・オルフ(Carl Orff/1895~1982)の世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ(Carmina Burana)」で締めくくりたい。この作品は19世紀にドイツ・バイエルン地方最古の修道院で発見された中世放浪層や吟遊詩人たちの世俗歌(詩)を集めた歌集(写本)から24の詩と作曲者自身の一つの詩から構成されたものである。オルフの代表傑作でもある。歌詞はほとんどラテン語によるものだ。大編成の管弦楽、ソリスト・合唱が加わり圧倒的迫力がいやな事を吹き飛ばしてくれる。今日はこれを聴いてこの1年の垢を落として新年を迎えたいと思う。お勧め盤はやはりドイツ巨匠のオイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum/1902~1987)がベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団を振ったDG盤(写真)であろう。独唱陣のグンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、ディートリッヒ・フィッシャーディスカウ(バリトン)らの歌唱力が光る一枚だ。聴き終えた心地よさがまた最高だ。
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