(FABIAN RECORDS:CD 6115 / 2CD)
今日はバッハ「ミサ曲 ロ短調BWV 232」の写真のお気に入りライヴ盤を紹介したい。 このCDは「Fabian Records(ファビアン・レコーズ)」というオーストリアのマイナーレーベルからの1枚だがその演奏の素晴らしさに驚いた。演奏はこのCDで初めて知った「ARS ANTIQUA AUSTRIA(アルス・アンティカ・オーストリア)」という古楽器アンサンブルで指揮はRupert Gottfried Friberger(ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー)である。 ジャケットの紹介によればこの人は1951年リンツ生まれの指揮、作曲家、音楽学者でこのCDレーベルの主宰でもある。
この録音はその活動拠点であるオーストリアの第3の都市リンツ近郊に位置する「シュレーグル聖堂」におけるライヴで2009年5月31の日曜日、つまり「聖霊降臨祭第1日目」に行われたコンサートである。 録音も会場のおごそかな雰囲気をよく捉えている。また演奏後の聴衆の拍手も結構長く収録されている。 尚、当日のコンサートでは「聖霊降臨祭」ということもあってかバッハの幻想曲「来たれ、聖霊、主である神」BWV651を演奏、続けて「ミサ曲」に流れこむという演出がなかなか魅力的である。もちろんこのCDにもカットなしで収録されている。
演奏:Emma Kirkby (ソプラノ) Maria Erlacher (ソプラノ),Markus Forster (男性アルト),
Daniel Johannsen(テノール) Andreas Lebeda(バス) (合唱)バッハ=ヴォーカルアンサンブル・シュレーグル
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