教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

海陽中等教育学校4月開校へ

2006-02-20 06:56:24 | 学校選択
成立の経緯

事前審査の混乱

イギリスのパブリックスクール
並みの教育力

などなど昨年来話題になってきた

海陽中等教育学校。

入試も終え、いよいよ開校が
実現する。

朝日新聞(2006年2月19日)で
再び大々的に取り上げられていた。

テーマは

「エリート育成」に賛否

藤原正彦さんは、

偏差値エリートではなく「真のエリート」
育成に期待。「海陽が重視する日本文化の
学習は日本人の誇りや自信につながる」と
エールを送っている。

一方尾木直樹さんは

「全寮制で、知的にも家庭的にも同じ水準
の子どもとだけ交わっていて、本当のエリート
が育つかは疑問だ。庶民や勉強が出来ない子の
気持ちがわかってこそ真のエリートといえる」
「海陽は格差社会の象徴」とまで言い切っている。

いずれにしても
☆教育インフラなどの環境は破格
☆イギリスのパブリックスクールの条件を
精神的にだけではなく物質的にも完備
☆優秀な教師陣をそろえている
☆最先端技術や最先端思想を取り込んでいる
ことは確かである。

格差社会の象徴とみるか
真のエリートを輩出する拠点とみるか

そういうジャーナリスティックな視点も
大事なことかもしれないが、

教育的には
後者であることを
ミッションに、未来に向かって
歩むことを生徒たちに期待することのほうが
大事だろう。


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