教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

学校選択の変化(3) 鴎友学園女子

2006-07-29 10:38:31 | 学校選択
◇鴎友学園女子の3年間の併願校多い順を見ると、カリタスと晃華が減少し、恵泉、田園調布と入れ替わっている。

◆2004年データ 鴎友学園女子
鴎友学園女子③・鴎友学園女子②・恵泉②・カリタス女子①・晃華②

◆2005年データ 鴎友学園女子
洗足学園③・鴎友学園女子③・鴎友学園女子②・カリタス女子①・恵泉②

◆2006年データ 鴎友学園女子
鴎友学園女子③・鴎友学園女子②・洗足学園③・田園調布学園③・恵泉②

◇キリスト教主義の嗜好性に変化はないが、カリタスと晃華というカトリック校は減少。洗足学園は、イエス・キリストのクライマックスの場面、弟子たちの足を自ら洗うシーンの意味を、説明会でプレゼンしているし、創設者が碑文谷の教会に所属していた話もするぐらいキリスト教主義的な要素を持っている。

◇恵泉のルーツは新渡戸稲造で、鴎友学園女子のルーツ内村鑑三とは兄弟のような存在。田園調布は瞑想を大事にしていて、キリスト教ではないが、宗教的感覚を有している。

◇このようなプロテスタント的雰囲気と大学合格実績の両方に期待がかかっている学校ばかりを併願校として選択しているということは、保護者の選択眼もかなり磨かれてきているということか。

◇カリタスと晃華の志望理由には校風と大学合格実績以外に、外国語教育への期待も大きい。外国語教育というよりは徹底した言語学的教育。確かに鴎友学園女子の併願校の中では少し雰囲気が違う。

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