教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

イギリスのThe Times 2009世界の大学ランキング発表

2009-10-09 08:54:00 | Weblog
☆今月8日、The Times Higher Education-QS は、2009年の世界の大学ランキングトップ200を発表。(参考→「THE-QS世界大学ランキング2009発表!」

☆トップ25には、英米の大学がほとんどで、そこに東大と京大が入っている。

☆東大は昨年19位だったが、今年は22位。京大は昨年同様25位だった。

☆26位以下200位まで見ていくと、

43位 大阪大学 (44位)
55位 東京工業大学 (61位)
92位 名古屋大学 (120位)
97位 東北大学 (112位)
142位 慶応大学 (前回圏外)
148位 早稲田大学 (180位)
155位 九州大学 (158位)
171位 北海道大学 (174位)
174位 筑波大学 (前回圏外)
※( )内は2008年ランキング

☆前回圏外だった慶應や筑波大がランクインし、昨年ランク内だった大学もその順位を上げている。

☆東大を頂点とする階層構造が崩れ、しかも国際ランキングも上がるの傾向であれば、よいことではある。

☆しかし、知の世界共有こそが本意であることは忘れてはいけないだろう。そのためには、個々の大学ががんばることも必要ではあるが、留学生の受け入れ態勢をもっと充実することが必要である。特にスカラーシップは今以上にオープンに。

☆そうすることで知は国家戦略の手段ではなく、世界共和国のための共有財産になる。

☆トップ25は以下の通り。( )内は2008年ランキング。

1位(1) HARVARD University    US
2 位(3) University of CAMBRIDGE   UK
3 位(2) YALE University       US
4 位(7) University College London UK
5 位(6) IMPERIAL College London UK
5 位(4) University of OXFORD UK
7 位(8) University of CHICAGO US
8 位(12) PRINCETON University US
9 位(9) MASSACHUSETTS Institute of Technology (MIT) US
10位(5) CALIFORNIA Institute of Technology (Caltech) US
11位(10) COLUMBIA University US
12位(11) University of PENNSYLVANIA US
13位(13) JOHNS HOPKINS University US
14位(13) DUKE University US
15位(15) CORNELL University US
16位(17) STANFORD University US
17位(16) AUSTRALIAN National University Australia
18位(20) MCGILL University Canada
19位(18) University of MICHIGAN US
20位(23 ) University of EDINBURGH UK
20位(24) ETH Zurich(Swiss FederalInstitute ofTechnology) Switzerland
22位(19) University of TOKYO Japan
23位(22) KING'S College London UK
24位(26) University of HONG KONG Hong Kong
25位(25) KYOTO University Japan

よりよき選択判断のためにナッジ(Nudge)する

2009-10-09 00:33:41 | イノベーション
実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択
リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン
日経BP社

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☆同じことでも、言い方を変えれば、相手の行動に影響を与えることができる。

☆それは人は合理的に判断するよりも経験則に拠っていたり、バイアスを通すからなのだ。

☆だから、逆にその経験則やバイアスを利用して、

☆望ましい選択判断をするように軽く突いてあげる。

☆つまりナッジ(Nudge)する。

☆強引に誘導するのでもなく、放任するわけでもない。

☆よりよき選択判断を促す環境をアーキテクチャーするというのだ。

☆このナッジによる行動経済学をベースとするコミュニケーションは

☆たがいにハッピーになれる。

☆強制はしないが、思いやる関係が表れるからだ。

☆これは親が身につけるとよいなあ。

☆子どもが学習する行動をとるように

☆強制するのではなく、ナッジする。

☆強制は、学習行動を阻害するが、

☆ナッジは、促進する。

☆もっともナッジ・コミュニケーションがたがいに出来る家庭環境なら

☆それだけで、知恵は最大のパフォーマンスを発揮するだろう。