教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

池谷裕二さんの脳研究でPhantomを解く?

2009-05-29 07:39:51 | 
単純な脳、複雑な「私」
池谷裕二
朝日出版社

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☆実におもしろいの一言につきる。池谷バージョンの「唯脳論」。テレビ東京の深夜放送のアニメ「Phantom」の少女と少年の愛は、脳の錯誤帰属という機能が働いているのかもしれない?

☆また脳の部位テグメンタの活動が活発になっているのかもしれない。

☆それから、二人の会話の中で、お互いの存在の証明は記憶にあるんだからと、パスポートなんか関係ないと破り捨ててしまうシーンがある。

☆このアイデンティティを証明する役割が記憶の働きでもあることは池谷さんは当然本書で指摘している。

☆池谷さんが母校である藤枝東高校の生徒に語ったり議論した内容がまとめられているだけに、わかりやすいし、おもしろいエピソードが満載。

☆自分を振り返るとは、自分の脳の特徴を知る時代なのだ、ということか。

草なぎ剛さん 芸能活動再開

2009-05-29 07:10:43 | 文化・芸術
読売新聞(090528)によると、

公然わいせつ容疑で逮捕され不起訴となり、芸能活動を自粛していた人気グループ「SMAP」のメンバー・草なぎ剛さん(34)が28日、芸能活動を再開し、東京・台場のフジテレビで番組収録に臨んだ。収録前に報道陣の取材に応じた草なぎさんは、「仕事が出来ることに感謝の気持ちを持って一から頑張りたい」と語った。謹慎中にはファンから約4万5000通の手紙が届いたという。「たくさん励ましの言葉、おしかりの言葉を頂き、自分と向き合った。メンバーにも本当に迷惑をかけた」と、神妙な表情で話した。

☆お酒を飲むと、快楽中枢テグメンタが大活躍。1つのことに魅力を感じると、それ以外のことは見えない恋は盲目状態になるらしい。

☆謹慎中、読書と運動で暮らしていたという草なぎさん。謹慎がとけた今、脳研究者池谷裕二さんとトークする番組を作ってはどうか。セルフコントロールに脳科学の成果を活用することを、広く普及するとよいのではないかだろうか。

☆失敗の経験は、それを乗り越えようとする真摯な姿に変化すとき共感を生みだすと思う。

全世帯の水道基本料を免除の視点 滋賀県守山市

2009-05-29 01:57:44 | 経済
産経新聞(090528)によると、

滋賀県守山市は28日、市内の全世帯・事業所の上水道の基本料金を、10月1日から1年間限定で免除する条例改正案を6月議会に提出すると発表した。経済状況の悪化に対応したもので、山田亘宏市長は「生活支援策として市民に広く伝わるものを考えた」としている。

☆たいへんよいことだ。各自治体もモデルにしてほしい。

☆そもそも、これができるのはなぜか?

財源は平成19年度末現在で2億5000万円の残高がある水道事業の利益剰余金を充てる。

☆公共組織は、利益剰余金はすぐに還元するというこの発想がよい。自治体も国にも、税金の剰余金は、搾取せずにすぐに国民に返還するシステムにするとよい。