教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

体育教師像が変わる

2007-12-22 13:57:52 | 教師
産経新聞(12月22日11時36分配信)

健康志向の高まりで、全国の大学に「スポーツ」や「健康」と名の付いた学部・学科の新設が相次いでいる。入試に実技はなく、中学・高校の保健体育教員免許がとれる大学がほとんどで、科学的トレーニングや高齢者の予防医学などを学べるのが特徴だ。ここ数年、体育教師やスポーツトレーナーを目指す学生が増え、その動機も「部活指導をしたい」から、「健康のためにスポーツの大切さを教えたい」へと変化しつつあるという。勝利至上主義の典型的体育教師にさようなら?・・・スポーツ科学に詳しい関西学院大社会学部の河鰭(かわばた)一彦教授(43)は、体育教師が実技だけを指導していればよかった時代は終わったと指摘する。「これからは、科学的な根拠に基づいて健康を守る指導が求められる。競技しか教えられない昔ながらの体育教師は駆逐され、知的な教員が増えるだろう」と話している。

☆体育教師像といえば、体育会系の象徴であり、体罰のルーツだという先入観があるかもしれない。しかし、心身のコミュニケーション学をベースにする教師が増えるという話は、魅力的。

☆私の体験では体育教師こそ道士として尊敬できる先生がたくさんいた。体育が楽しいと、ゲームを楽しめる。チームワークとゲームという学びは、学問の基礎である。体育教師像の変化は平和への道でもある。

☆日本の教育は、なんだかんだといってアカデメイア化の道に進んでいるのかもしれない。


暴力はダメ

2007-12-22 13:43:55 | 教師
読売新聞(12月22日13時34分配信)によると、

神奈川県厚木市の市立妻田小学校で11月、4年生の男児(9)が担任の男性教諭(52)に後頭部を教卓に打ち付けられ、脳しんとうを起こしていたことがわかった。市教育委員会によると、教諭は11月19日、男児が給食当番なのに廊下で遊んでいたため、腕をつかんで教室に引き入れようとした際、手を払われたことなどに腹を立て、男児の額をつかんで後頭部を教卓に打ち付けた。

☆今、男児は通学しているようだが、ともかくよかった。それにしても教師の暴力はダメ。あくまで言葉で指導しなくては。しかし、言葉の指導はときによって難しい。言葉の機能を十分に認識し、トレーニングしておく必要がある。

☆教師にはコミュニケーション学を教育学の必修にしたほうがよい。道徳を教科化する前に、教育学の整備が重要なはず。