教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

理科の専科教員にエール!

2007-12-19 07:44:22 | 教師
読売新聞(12月19日3時8分配信)によると、

政府の教育再生会議(野依良治座長)の第3次報告の最終案の全容が18日、明らかになった2006年国際学習到達度調査(略称PISA)で日本が理数系で世界のトップレベルから転落したことを受け、小学校高学年に理科の専科教員を設置することなど、理科教育の改革を打ち出したことが特徴だ。最終案は同日の合同分科会で了承された。

★理科の授業に、実験と観察とレポートが完璧に導入されれば、読解リテラシーも数学的リテラシーもレベルはアップするはず。

★そのためには、理科の教員のゆとりがなければならない。環境整備にはお金がかかるが、それをなんとかしようというのが再生会議のねらい・・・?

★そうなってくれることを祈るばかりだが、それにしてもPISAの影響力はすごい。ペリーの黒船もすごかったが、PISAの黒船もなかなかどうして。

★それにしても意気込みがすごいすごい。「大学レベルの教育内容を盛り込んだ高度な高校の理科教材を、大学などが主体となって開発する」と言っている。たしかに、高校時代を思い起こせば、先輩たちは、アインシュタインとカント、ヘーゲルとマルクスを、どこまで理解していたかわからないが、議論していた。自分は現象学で応戦しようとしていたが、まったくの空論。それでも先輩たちはなるほどという進路をたどっている。

★高度な教材?原典を読めばいいんじゃないの、原語で。