figromage

流出雑記 

2012年 詩人の会

2012年03月13日 | Weblog

3年に一度、詩人の会という集まりがある。
2月11日の予定だったが、その日は都合がつかず一ヶ月先の3月11日に集まることになった。
大学を卒業する年に3年に一度集まろうという約束をした4人で。

3年前の日記を残していた。2009年2月11日

あの頃は28歳ならもう子連れの人もあるかと話していたが、それはまだ誰も。

詩人の会はそもそも自作の詩を読む会だったが、今は詩に代わる何かしらを持参し、それを披露したりする。
昼過ぎに3年前と同じ王将の前で待ち合わせ、そこに王将があるのでとりあえず入り、餃子とビール。

そのあとN崎氏の新居にお邪魔する。途中スーパーに寄ってワイン、チーズ、クラッカー、ベビーシュー、抹茶のキットカットなどを買う。

日曜なので休日のN崎氏の恋人もご在宅。彼女はぬいぐるみを作っている。くまちゃんとかうさぎちゃんという呼び方のできない摩訶不思議な動物たち。マグマちゃんという黒い顔の子など。

引越して間もないふたりの家にはまだダンボールが積まれ、業者がエアコンを取り付けに来たり、新生活のはじまる春という雰囲気。

新婚さんのN野氏、新しい仕事の話しを聞く。お昼は愛妻弁当。今秋に式を挙げる。
音楽をやっているT氏からは2枚目のアルバムをいただく。もうすぐアメリカに旅行するそうだ。

N野氏が2006年の詩人の会の映像を持ってきてくれた。そんなものが残っているとはまったく知らず、再生されるのが若干おそろしい代物だった。

当時、ラーメン屋の上に住んでいたN崎氏の部屋がうつる。ひとり暮らしの他の皆の家よりも広くてよく人が集まった。何かを話しているがよく聞き取れない。22、3歳の顔は怖いもの知らずでまだあどけないように見える。これはなかなか正視に耐えないと思っていたがその苦行は3分ほどで終わった。

私は今回絵を見てもらった。震災以降に描いたこの1年の絵。

N崎氏、T氏は1曲ずつ歌ってくれた。

気づくと時間が過ぎている。昼に会ったのにすっかり夜だった。N崎家の2匹の猫に触りたかったが、人見知りで彼女の部屋のクローゼットに引きこもったまま最後まで出て来てくれず。

この日、3月11日、寒の戻り、外はよく冷えていた。次の3年後はどのようになっているだろうと思いながら自転車で帰る。

帰り道、夫に甘いもののお土産を買って帰る。