毎日が観光

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久しぶりの自転車1

2008年03月17日 10時41分25秒 | 観光
 土曜日はFマリノスがまさかの逆転勝利。情報をシャットアウトして何も知らない状態でJリーグタイムにのぞんだので、嬉しさが爆発。いやあ、去年はこういう試合は絶対に勝てなかった。すごいじゃん、Fマリノス、ってわけで飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎを繰り広げ、まぶたの重い日曜日の朝。
 天気もいいし、久しぶりに自転車に乗ろうかな、と出かけたのがすでに11時前。ま、ブランクもあるし、あまり無理せず、そうだなあ、熊谷か森林公園あたりまでプラプラ走ろうかな。
 田端駅を北上し、荒川土手へ。
 入れません。
 そうだ、今日は荒川交流フェア2008&荒川マラソン。先日国土交通省荒川下流河川事務所から速達が来ていたのを思い出した。月刊ARA購読者に送られてきたもので、要するに国土交通省の無駄遣いがいろいろ指摘されてる現状をかんがみて、金のかかりそうなイヴェントは中止しますってことなのだった。
 まあ、道路特定財源の問題とかあるから自粛するってことなんだな、と考えもせずに読み捨てたが、そうだ、荒川に自転車で乗り入れられないんだった。
 警備員さんに「岩淵くらいまで入れませんよね?」と尋ねる。
 「ええ、岩淵までだめです。先頭のランナーがもうじき通るところですよ」愛想よく答える警備員さん。
 ならば、岩淵の先、荒川大橋から入ろうと北本通りを迂回。
 うそつき。
 岩淵どころじゃない。まだ荒川大橋んとこランナー走ってるじゃんか。
 「あと4kmだぞ! がんばれ!!」などと声援も聞こえる。
 まだここから4kmもあんじゃん。左岸に渡ってみると通行止め。どうすりゃいいんだよ。
 そのうちに道に迷う。日曜日の誰もいない道路をあてどなく彷徨う。
 武満徹の歌が頭に流れる。

 悲しいときには歌うだけ 歌うと歌うと歌うと
 悲しみはふくれる 風船のように それが私の喜び

 ずいぶんマゾヒスティックな歌だ。現実を心地よく受け入れるためにMホルモンが脳内に放出されたんじゃないか、と自分の適応機制にグッジョブと親指を立てる。


 結局、戸田橋の先まで自転車は入れなかったのである。
 田端から来ないで、うちから板橋方面へ北上すれば10km、30分で荒川に入れたのに、うろうろしたので結局25km、1時間以上もかかって、ようやく荒川in。が、すでに体が飢餓状態。このまま走ると死ぬので、せっかく荒川に入れたのに、すぐに出て町へ向かう。食事をして、荒川に戻ったのが午後1時。
 さあ、いよいよ走れるぞ。20km地点の朝霞水門を35km走って通過、秋ヶ瀬大橋を渡り迂回路に入り、ホンダエアポートを過ぎ、脇目もふらず北上していく。


 圏央道。高尾山っていうとたいした山じゃないように思われるけれど、あれはあれでなかなか自然の宝庫なのである。そこにトンネルこさえて圏央道通しちゃえっていうんだから、国土交通省はお茶目なやつである。

 吉見の桜堤を通ると、なんだか空気がほんのり色づいている気がする。もうつぼみもずいぶんふくらんでいる。花の咲いていない桜の木からピンクの色がたちこめている感じがする。もう春だな、と思う。なぜって、先月まで皆無だったのに、今日は顔にぶつかる虫がけっこういる。割と痛いのだ、あれ。
 そのまま熊谷まで突っ走ってもつまらないので、吉見で寄り道。


 八丁湖。写真だとまあまあに見えるが、実際行ってみると、水たまりにちょっと毛の生えたようなもん。まあ、出足からなんだか今日は失敗だったかな、と八丁湖にたたずんでみたりする。


コメント
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