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霜対策

2021-04-16 09:44:16 | ブログ

先週、フランスでは寒波に見舞われ、多くのブドウ畑で霜害に襲われました。あるワイン生産者は、畑の90%が被害に合い、2021年の収穫はほぼゼロに近くなっています。霜害は、フランス全土に渡り、2021年はワイン製造関係者にとっては、試練の年となりそうです。

そんな中、注目されているのが、"le mollard”(モラール)というブドウ品種です。オー・アルプス県で古くから栽培されている黒ブドウだそうですが、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロといったメジャー品種ではないため、長年見向きもされませんでした。しかし、ここ数年の霜害の多さから見直されるようになったとか。

その特徴は、発芽が遅いこと。ほかのブドウ品種より、芽が出るのが遅いため、4月に起こる霜害の時には、まだ発芽しておらず、被害を免れることができるようです。保険の意味も含めて、このブドウ品種を植える栽培家が増えるかもしれません。(H.M)



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