ESPOA blog

写真付きで日記や趣味をいろいろなメンバーが書きます。

鳥海山の麓に本格的ウイスキー蒸溜所誕生

2018-12-17 12:23:25 | ブログ

2018年11月、山形県酒田市鳥海山の麓の遊佐町にウイスキー蒸溜所「遊佐ディスティラリー」が稼働を開始したという情報を聞いて見学に行ってきました。

事前情報で「酒蔵に醸造アルコールを供給する焼酎メーカーが立ち上げた蒸溜所」と聞いていたので、失礼ながら高を括っていました。

ところがどっこい、聞いてびっくり見てびっくり、日本でも有数の超本格的なウイスキー専門の蒸溜所だったのです。

これが蒸溜塔です。自然に囲まれた中に悠然とそびえ立っていました。

 

見学前に佐々木社長さんから、立ち上げのご苦労やこだわりをじっくりと聞かせていただきました。

日本国内の主要なクラフトディスティラリーはもちろん、スコットランドにも数回に渡って見学に行ったそうです。

そして、立ち上げの場所を決める際にも、酒田市内中を巡りました。その結果ここ鳥海山の麓に決めたそうです。

砕いた麦芽と温水で麦汁をつくるマッシュタンです。

1日に1,000リットルの麦汁を仕込みます。

 

窓から中を覗けます。

麦汁は発酵槽へと移されます。

中を覗くと発酵中のウォッシュが見れました。

3日間でアルコール度数8%になります。その後乳酸発酵をして90時間で発酵終了。

いよいよ蒸溜です。

ご覧あれ、この優美に輝くポットスチル2基。スコットランドのフォーサイス社製です。

手前が初溜釜、奥が再溜釜。初溜で力強さ、再溜で上品さを出すように設計された形をしています。

蒸溜液をカットする部分が多く、常識を超えた高品質のウイスキーを目指しています。

この蒸溜機の向こうがガラス張りになっていて、天気がよければ鳥海山を望むことができます。

蒸溜棟の隣に貯蔵庫が2棟あります。

 

 

当然中はまだガラガラです。

このように床に土を敷いてその上で樽を貯蔵する「ダンネージ方式」を採用。湿度を高めて、エンジェルシェアを減らす効果があります。

「今はバーボン樽のみを使用、今期の最後(2019年7月を予定)にはシェリー樽も試したい。麦芽も今はノンピートばかりだが、最後には少しピートの効いた麦芽も試したい」という佐々木所長の話でした。

遊佐ディスティラリーのコンセプトは「T.L.A.S.」だそうです。

Tiny(小さい)

Lovely(かわいらしい)

Ausentic(正真正銘の、本物の)

Supreme(最上の)

というウイスキー造りを目指しています。

最低でも5年以上熟成で未熟のウイスキーは一切出さない。樽オーナー制度や樽売りはしない。とのこと。

所長に「目指すは日本一のウイスキーですね」と聞くと、「そのとおりです!」と返事が返ってきました。

果報は寝て待て、5年後を楽しみに。(O.K.)


さぬきうどん

2018-12-10 18:04:04 | ブログ

12月も3分の1が過ぎ、年の瀬も随分と押し迫ってきました。毎年お馴染みの年末のこの怒涛のような忙しさもさることながら、先週などは急に暖かくなったかと思えば、また急に真冬並みの寒さになったりして、目まぐるしい気温の変化に体がついてゆけず、そんなこんなですっかりと疲れ果てている今日この頃です。

さて、先程も書いた通り少し暖かい日もありましたし、今年は暖冬傾向とも聞きますが、とはいえ、一昨日くらいからのこの寒さのように、これから冬らしく、まだまだ寒くなってゆくことでしょう。寒い時には温かい物を、ということで、これからの時期だと是非熱々にして召し上がって頂きたい、美味しいおうどんのご紹介です。

ウエハラHCから出しております「包丁切り半生さぬきうどん」は、香川県高松市にあるうどん店「愉楽家」の、お店の生麺と同じ、麺用小麦粉の中で最も品質の高い「しまなみ」を使用した半生うどんです。ただ硬いだけでは真にうどんのコシとは言えないと、弾力と粘りに徹底的にこだわって作り上げた独特のもちもち食感。柔らかいのにコシがある、麺にこだわりぬいた納得の讃岐うどんです。

今年ももうあと一息、これから寒くなることでしょうが、熱々のうどんでもすすりつつ、体調など崩さぬようにお気を付け下さい。 (A.K)


今年のマイ・トレンド鍋

2018-12-03 12:20:20 | ブログ

ついに12月、師走になりました!今年は暖冬で寒さもまだそれほどではありませんが、スーパーに行くと昨年は高かった白菜や白ネギが安く、そうなるとやはりお鍋を楽しみたくなります。
ここ数年、冬になると「トレンド鍋」といって流行りの鍋料理が話題になりますが、昨年は「フルーツ鍋」がトレンドのひとつでした。パイナップルやりんごが入った鍋がある中、一番ハードルの低そうな、ほぼ野菜寄りの「アボカド&レモン鍋」にトライしましたが、ごま豆乳ベースのスープにアボカドのコクとレモンの香りやさっぱり感が合って、意外とおいしかったです

インスタ映え・・・にはほど遠い仕上がりですが、日本のお鍋にはない彩ですね

今年も様々なトレンド鍋が生まれるのでしょうが、トレンドに関係なく弊社で毎年人気なのは「八甲鴨鍋」です。青森で飼育されたフランスのバルバリー種の鴨肉を使用しています。そのお肉が美味しいのはもちろんですが、この鍋専用に開発された「鴨つくね」「鴨鍋用スープ」がとてもおいしいので、今年はこの鍋で白菜を思う存分楽しみたい!個人的にはささがきゴボウや舞茸もよくあうと思います。


ところで鴨肉には何があうと思いますか?“鴨がねぎをしょってくる”というくらいですから、ねぎはもちろんなのですが、洋食だとオレンジやベリーなどの果物のソースがよくある組み合わせです。フルーツ鍋の話をしたからといってさすがにオレンジはいれませんが(笑) 実は山椒がぴったりなのです。
山椒はミカン科サンショウ属に分類される、柑橘類の仲間です。弊社で扱う山椒は、和歌山の有田川に沿った山間地にあるかんじゃ山椒園さんのもの。ここは古くから山椒栽培が行われ、大粒の実がぶどうの房のような形でたくさんできる“ぶどう山椒”原産地です。果皮が厚く、実が大きいことから、香辛料や漢方薬の業者から高い評価を受け、最近では海外のコックやパティシエからも注目されています。

その山椒を、手軽に使うなら粉山椒、新鮮に楽しみたいときはミルセットで挽き立てを、鴨肉にはおろし山椒をのせたりと様々なタイプをお楽しみいただけます。私はもはや薬味としてではなく、材料の一つとして、鍋のスープに直接粉山椒をたっぷりいれるのにはまっています。山椒の爽やかで鮮烈な風味が鴨肉のコクとちょうどバランスがよく、スープをのみ始めたら止まらなくなる美味しさですので、しめの雑炊を作る分は残しておくように気をつけてくださいね。(K.N)