見えない敵、コレステロール

先日、久々に「講義」を受けました。きっかけはフリーペーパーに載っていたこのお知らせ。『コレステロール高めは放置しない！』


以前から家族がコレステロール高めでしたが、特に症状もなく、お医者さんに“この数値なら気にしなくていい”と言われていたところ、昨年これに起因する病気を発症。今でも後悔の言葉を口にしています
再発防止に食事制限を始めましたが、コレステロールは目に見えないので、作るのも食べるのも不安なまま･･･そんな折によい機会でした。しかし会場に着いてびっくり、なんと200人の定員に、２千人超えの応募があったそうです

前半は研究者の方の講義、後半は料理研究家、浜内千波さんのお話。浜内さんはモデルみたいにすらっとした、お話上手でユニークなマダム 具体的なアドバイスが、すぐにできること、またやってみようと思えることばかりでした
もっとも衝撃だったのは、ひき肉は熱湯で洗ってから使う！という事。調理器具や手が脂でべたべたになってしまう でもそのべたべたが体内にたまることを想像したら ･･･やりましょうってなりますよね
またおすすめの食材は大麦とトマト。大麦は血糖値の上昇を抑え、血中コレステロールを減らします。さらにセカンドミール効果といって、朝食べると、昼食、おやつの時間まで効き目が持続するそうです
一方トマトは善玉コレステロールを増やす、唯一の食材。赤い色素、リコピンのおかげです。生より、加熱したり、粉砕してあるとリコピン吸収率が高まるので、ジュースは便利ですね



受講者からの質問はどれも真剣！「これだけのことをしているけど、数値が落ちない」「何がいけないのでしょうか」と、体質的に高いコレステロール値を下げるのは、とても大変な様子が窺えました。なんと浜内さんのご主人もコレステロール高めで、料理研究家の腕をもってしてもなかなか改善しなかったそうです。しかし「大丈夫です！うちも３年はかかりましたけど、きっと結果は出ますよ！がんばりましょう！」と力にあふれた笑顔に、誰もが勇気付けられたのではないでしょうか 
しかし一番会場がどよめいたのは、浜内さんが106kgまで太ったことがある（今はその半分！）とおっしゃった時、そしてご家庭での料理に、調味料は塩と酢くらいしか使わないとおっしゃった時 これには研究者の方も仰け反って驚かれていました（笑）
素材の味を感じるように心がけたら楽しいですよ～と何よりご本人が楽しそうにおっしゃるので、つられてこちらまで楽しくなりました
まさかこんな明るい気分になるとは思わなかったなぁと感謝しながら、もちろん、トマトジュースと大麦は忘れずに買って帰りました！
（K.N）