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三河木綿の産地として知られ、現代においても織物や繊維ロープ工業が盛んな蒲郡市に残るこの建物は、昭和2(1927)年に愛知県立三河染織試験場本館として市内・三谷町に建てられていたもの。 昭和29(1954)年の試験場の新築に伴って移築され、三河織物工業協同組合の仮事務所から三河織物信用金庫、そして組合女子寮として使用されてきました。 愛知県蒲郡市神明町12-20 10年01月下旬
※参考(古写真も) 『東海の近代建築』 1981
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移築当初は道路に面して建っていましたが、昭和55(1980)年に50メートルほど奥(北側)に移動。
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訪問時は女子寮の雰囲気は無く、倉庫代わりに使われているように見えました。
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現在の姿はあまりにも無愛想なので、かつての姿をここに留め置く。 淡い緑色の下見板と白漆喰の壁面、縁取りは濃緑色の美しい建物であったようです。 改修の仕方が何とも残念。
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