坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

排外主義

2008年05月06日 | 坊主の家計簿
 5月6日

 雑費  タバコ          300円
     ビデオ10本      1760円
     CD-R10        780円
     100円ショップ    1995円
 外食  メシ           368円
 食類  しゃけ          117円
     ゆかり           98円
     ミンチ          164円
     乾燥うどん        178円
     白菜            88円
     納豆            78円
     ペット水12       708円
     のり佃煮         105円
     味噌汁2         158円
     無洗米         1380円

 合計              8277円
 5月累計           28016円

 『おせん』を録画するビデオがなかったので御近所でお買い物。ウロウロと。
 途中、ローソンの前を通るとギャル曽根の旗が。。。「なんじゃ、こりゃ?」と見てみるとなにやらギャル曽根プロデュースの商品が出たらしい。(http://www.lawson.co.jp/recommend/sone/index.html
 店内に入って確かめる。確かにデカイのぉ。。。でも、中高生男子なら簡単に食べれそうなボリューム。私でも簡単に食べれそう。体育会系なら、1個じゃ足らんか。
 しかし、微妙に腹が立つ。あれは『ギャル曽根』でなく、宇都宮まきちゃんプロデュースになるはずだったのだ。。。っちゅうか、大食いではギャル曽根にかなわんか。人気上昇中やけど、知名度もギャル曽根に負けてるやろうし。

 中国の胡錦濤国家主席が日本に来たらしい。ついでにパンダも呉れるらしい。これで福田総理の支持率も大幅にアップするだろう。但し、関東の幼稚園児限定だろうが。関東の幼稚園児は大喜びやぞ、きっと。なんせパンダですから。パンダがまたやって来るのですから。支持率、大幅にアップでっせ。

 中国13億の人達が日本人と同じ生活状況になると世界はパンクするらしい。世界にそんな余裕はないらしい。
 え~。。。無茶苦茶な話やのぉ。。。中国13億の人達かって、ギャル曽根プロデュースの『大食いトリプルカツ丼』とカップ麺を昼飯に喰いたいやろうに。。。まあ、胸焼けしそうだが。。。

 日本は中国に買い負けをしているらしい。マグロなんかも中国の人がバンバン食べだして、値段が上がるし、手に入り難い状況らしい。
 中国が豊かになって、発展する事を日本があまり喜んでいるとは思えない様な事もあるらしい。
 そんな中で餃子事件があった。
 餃子事件があって、チベット問題があった。

 あれは中国・重慶での日本とのサッカーの試合、え~と、何年前だったけな?ほん数年前。ほんの数年前までは日本は中国に対してあまり批判をしなかった。政府だけでなく、日本のマスコミも。重慶は日本が空爆した都市。その都市での反日ムードがあってもあまり大騒ぎしなかった。
 中国政府が靖国問題に関して批判して来た時も、まあ、騒いでいたのは右派ぐらいだったと思うのだが。

 日本は戦争責任という問題で中国に対してあまり批判してこなかった。ほんの数年前まで。いや、去年までとは言い過ぎかな?
 今は全く違う状況下。
 今年の8月15日に総理大臣が靖国神社を公式参拝したとして、基本靖国問題は国内問題だと思っているので私は批判するが、仮に中国が批判して来たらどんな騒ぎになるのだろうか?

 中国に対して批判出来なかった状況というのは決して良い関係だったとは思えない。
 互いに批判しあうべきなのだ。それが友好関係というやつだろうし。

 長野での聖火リレーの様子をYouTubeでかなり見た。
 「フリーチベット!」と連呼する人達を見ていて、「ああ、戦争ってこんな所から始まるのだな」と感じた。あくまでもカンでしかない。
 だが、「フリーチベット!」と叫ぶ人達の中には「中国は敵である」の意識が強い人が多いと思う。しかも『人権』『自由』という大義名分がある。人権の立場から、自由社会の立場から中国を敵にする。

 どうしても『オウム報道』を忘れられない。今でもビデオで18時間分ぐらいは記録して持っている。朝まで生テレビの分も含めるともっとか。振り返って観た事はないが、やっぱり全く解らなかったあの報道。今回によく似ている。
 政府を除けば、ほぼ、マスコミも、多分ネットも、『人権派』すら、いや、人権派だからこそ中国側を敵にした。敵にして『弱者』の側に立ち、つまりチベット側に立つ。チベット側に立つ事によって中国を敵にする。

 本村さん、つまり『光市母子殺害事件』に関しても似た様な状況なのかな?死刑廃止側の人は本村さんを批難する。批判ではなく、『批難』としかいいようがない事もある。その逆も同じ。死刑廃止側を「あんた、それでも人間?」等という言葉を見た事もある。

 けど、多くの人はきっと冷静だと思う。冷静に日常を生きておられるのだと思う。「まあ、お互い、色々とありまっせ」みたいな感じなのかな?

 『行動』。私も一時期好んで使った事もあるが、『行動』という能力主義。「じゃあ、お前は何をしているのだ!」というやつ。
 はあ、日々、地味に生きてまっせ。

 地味に生きている、毎日の生活。今日のお買い物は近所でなんだが、安いものを探して結構時間がかかった。私はケチなので、同じような商品が10円でも安かったら、安い方にチャリンコを飛ばして行く。ペットボトル2リットルの水が12本で708円でっせ。近所のスーパーで買ったら1200円近くしまっせ。そういう事に時間がかかるのだ。収入は限られているし。
 地味に生きている。ん?外出する時は外出しまくるからあまり地味な生活とはいえないかも知れないが、それでも地道に生きている。
 
 「こんな時に、そんなに呑気にしていていいのか!」
 こんな時でも呑気にしていたいものなんだが。。。
 
 私はチベットがそれ程平和な国であったとは思わない。だが、少なくとも中国が入って来るよりは遥かに平和な国であったと思う。中国に『解放』されるよりは、国内に色々な問題があったのかも知れないが、それでもチベットは独自の国として、日本からしたら変な風習かもしれないが、でも、ちゃんとチベット人として生活していた。
 日本が朝鮮を解放したのと同じなんだろう。大きな御世話な話である。

 マスコミは煽る。ネットは、まあ、色々なんだろうが、煽る人もいる。『敵』にする。

 中国の胡錦濤国家主席が奈良の寺に行くらしい。それに反対する動きがある。
 長野の聖火リレーを観る前なら同じく反対していただろうが、今は違う。
 法隆寺も唐招提寺も、仏教寺院として胡錦濤国家主席を受け入れるべきである。様々な圧力があるだろうが、受け入れるべきである。歓迎すべきである。出来れば受け入れて批判して頂きたいが、それは無理だろうから、受け入れるだけでも構わない。仏教寺院なんだから。日本国内で行われて居る排外主義に同調すべきではない。それが『人権』という大義名分があろうが。

 『邪を改める』。
 『邪』は『敵』である。敵だから尊敬がない。同じ人間としての、無条件に同じ人間としての(つまり本来の人権)としての尊敬がない。あくまでも自分を立場にした、エゴでしかない。
 『邪』は『鬼』でもある。『夷』でもある。正義の立場に立ち、何をしても構わない特権等誰にもない。あると勘違いするから中国共産党、あるいは戦前の日本の様に、あるいは欧米の様に『解放』しようとする。
 「凡夫とは人が人に対して云ってはいけない言葉」と教えて頂いたのだが、誰かが、つまり正義の立場である人が「あなただけに煩悩がある凡夫である」とは決して云ってはいけない。誰にもそんな権限はない。あくまでも『共に』である。共に救われなければならない煩悩を抱えた存在である。それを相互批判するのでなく、相手だけに問題があると決めつけてしまう事、相手だけが『解放されなければならない人』であると決めつけてしまうエゴのしたたかさ。
 なんでも、なんだって利用する。武器になる、人を裁ける道具ならなんだって利用する。『愛国』でも『人権』でも、なんだって利用する。中国共産党なら、共産主義だろう。だから共産主義は壊滅した。チベットの人達を弾圧するような事が私は共産主義だとは思えない。虐げられた労働者を解放する事が異文化を虐げる事には直結しない。虐げられた側に立つのであれば、共産主義だからこそ、真っ先に現状のチベットの人達と連帯すべきなのだ。だが、中国共産党がそれを『やる側』に立っている。この人間の『業』。歴史での証明を、今、まさにしている。

 主義主張は様々である。様々にも関わらず、それを判断するのが生身の人間。間違いばっかりの人間。
 どんな人でも人間。それをきっと『人権』という言葉で表現するのかもしれない。

 排外主義。例え人権という名の下であっても、いや、人権という言葉を使うが故に、より一層、排外主義はおかしい。

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2 コメント

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何でもありの中国 (釈 遷移)
2008-05-07 09:51:12
パンダとトキを武器にするみたいですな。
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Unknown (エロ坊主)
2008-05-08 00:18:28
 中国がなんでもありなら、日本もなんでもありですね。
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