理想の環境

　最近ハマっている『シヴィライゼーション』っちゅう、iPhoneのゲーム。確か２ヶ月ぐらい前かな？「面白そう」＆キャンペーンで安かった（２１０円だったはず）ので、酔っぱらった勢いでダウンロードして、ルールが解らないので放ったらかしにしていたのだが、仕事も一段落して、なんとなく遊び始めたら、ハマる、ハマる。

　ちなみにこんな

　http://iphoneac.com/civilization.html

　ゲームです。

　歴史・文明の『戦術/開発シミュレーション』ゲーム。
　ゲームを始めると、周囲が殆ど見えない地図の中で都市を建てて、周囲を調査しながら都市を開発したり、新しい都市を作ったり、別文明の都市を侵略したりして行く。
　地図はランダム。何通りあるのか知らんが、まあ、今の所はゲームを始めるたんびに新しい土地から開拓していく。
　当然、エエ土地、悪い土地があったりする。周囲に資源が多かったりするのが『エエ土地』であり、その逆が『悪い土地』。

　ママと娘も治りかけだが、風邪気味。なので出来るだけ外出は控えてゲーム三昧。

　先日、ゲームをやりながらだったのでちゃんと見てないが、子どもの家庭事情の特集をやってた。何やら朝ご飯が食べれなくて学校の保健室で朝食を食べる子どもも居てるらしい。１つのケースではママが深夜（早朝？）まで水商売で働いていて、朝御飯を作る事が出来ないらしい。
　近くの家の前には『虐待１１０番』（？）のポスターが貼ってある。幼児虐待をする親が居てるから貼っているのだろう。
　我が娘。え～。。。

　明日はママと娘の調子次第なんだが、娘の服を貰いに行く。この辺りの区がやっている事で、リサイクルで集めた服を分けてくれるのだ。当然、娘の『お古』も着れなくなかったリサイクルに廻すし、誰かの『お下がり』になる。
　先日、娘が見慣れる服を着てて「カワユイやん。何処で買ったん？」とママに聞くと、何やら近くの公民館みたいな所、まあ、解放同盟関係、っちゅうか、人権関係の所だったと思うのだが、まあ、そんな公民館みたいな所で幼児＆ママの交流会みたいなのがあるらしく、で、そこのバザーみたいなので貰って来たらしい。
　ベビーカーは新品（かつ、一台盗まれたので２台購入）なんだが、その他、チャイルドシートなんぞも含めて『お下がり』が多い。
　「ゴホ、ゴホ。すまんの。パパにもっと甲斐性があったら新品のブランドもんのお洋服を買ってあげられるのに。。。」
　このパパとママとに好むと好まざる関係なしに育てられる娘は、幸か不幸か関係なく、事実として私とママとをメインに育てられる。
　何やら『乳児教育』の学校なんぞもあるという話を聞いたりするのだが、このパパ（私）は、そんな事も知らないパパである。甲斐性なしのパパは乳児学校にも行かせてやれず、かつ、そんな事に全く詳しくない。私立の小学校に入れる甲斐性もないし、出来れば公立一本で行って貰いたい。

　かなりタフになったが、「私の人生って何？」と思う事が、やはり今でもタマにある。娘だって、物心が付き始めて、他所とうちとを比べ始めたら、諸々文句言って来たり、本人も苦しむ事だろう。
　「ああ、神様。なんで私はこういう星の元に生まれたのですか？」
　なんぞと。

　『シヴィライゼーション』はゲームなので、始まりが『悪い環境』だったならば、『良い環境』になるまでリセットを繰り返したりしてた。でも、「これって違うよね？」っと。
　同時に、『良い環境』って、似る。理想とする環境って、似る。

　理想の家族。「美男美女のパパとママは頭が良くて、専業主婦のママは料理が上手で、エリートのパパは家事も手伝うし、私とも遊んでくれるし、お爺ちゃんお婆ちゃん含めて家族みんな仲良し。」みたいなものか？まあ、居てるには居てるんだろうが、うちは違うぞ。目指そうにも条件的に外れている事が多々あるし。
　
　現代日本で生まれた娘は、そのうちに現代日本語を喋り始めるのだろう。まあ、大雑把な関西弁を喋り始めるようになったりするのだろう。これが別の文化圏、言語圏だったら別の言語を喋り始めたりするのだろう。
　
　人間は生ものであり、パパもママも生ものである。生ものだから、『理想』じゃないからこそ、人間の理想『思い』を越えた世界に触れて行って頂きたいと、思ったりする。
　で、『理想』とは全く違う環境で、『理想』とは全く違うであろうパパの事を認めて貰いたいと願う。