坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

首が飛ぶ念仏

2014年06月06日 | 坊主の家計簿
【つまり、だれのものでもない、何かのためのものでもない、比較する必要もないいのちそのものの尊厳性を明らかにすることは、ひとつの宗派的なイデオロギーではなくて、私たち人類の普遍的な課題である。それが、法然、そして、親鸞によって明らかにされた念仏の教えではないか。そういったいのちを解放する念仏の教えに生きて、いのちを差別し支配する時代社会の真只中、その念仏を突き出したために、死罪を伴う宗教弾圧を被ったのが念仏の歴史である。】
(尾畑文正『親鸞への旅』99頁より)

【その意味では、『歎異抄』を学ぶとは、差別的な抑圧的な時代社会を根底からゆるがすようないのちの尊厳性をうたいあげる念仏の衝撃に身を据えるということである。単なる信仰問答書として、こころの平安を求めたり、わが身一人の安泰を祈る教えではないであろう。】
(尾畑文正『親鸞への旅』100頁より)

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