坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

人身受け難し

2010年02月17日 | 坊主の家計簿
 キャバクラ大臣で思い出したのだが、先日、初めてキャバクラに行く。先輩達と一緒に行ったのだが、『コスプレ・キャバクラ』なる所。う~ん。。。初のキャバクラがコスプレ・キャバクラか。。。
 場所は日本橋の電気街のど真ん中。確か同じ場所で昔よく遊んでた人が働いてたマニアックな電気部品の店があったと思うのだが、今もマニアックなキャバクラ。
 コスプレ・キャバクラといっても私は漫画(アニメ?)に詳しくない。引っ越しした時に持って来た漫画は西原理恵子と『家裁の人』だし。『人間交差点』は泣く泣く売ってもうたし。けど、まあ、別に読まないわけではないので少ない漫画知識でコスプレした娘さんと喋る。その前の店で結構酔っぱらってたので何を喋ってたのかイマイチ憶えていないのだが、『中途半端』っちゅう事を『かってに改蔵』とかの流れて話してた気がする。結構ウケたのでそれだけは憶えてたりする。

 帰宅する。早速オタクのママに報告する。そう、ママはオタクなのだ。まあ、『オタク』っちゅうても色々あるんやろうけど、アニメオタクで、コスプレオタクらしい。私が謎の仏教用語を使うように、ママもタマに謎の言葉を発している。そして、その店の存在を『当然』知ってたママは、「あの店のコスプレの趣味は私に合わん」と。う~ん。。。コスプレ業界も幅広いねんのぉ。。。

 あ、ちなみに店のアドレス。
 http://www.e-fairytale.com/index.html

 まあ、ヘビメタとパンクが違うし、パンクだって諸々のジャンルがあったりするわけだし、んなもんか。

 この前の日曜日に晩飯食べながらNHKで大河ドラマを見てた。別に福山雅治のファンだから見てるわけではなく、幕末もんが好きだったから見れる時は見てるのだが、見てたらパパ「うわ、ひしきやんけ」と。そうなのだ。某恩師にそっくりの役者さんが出てた。何やら『リリー・フランキー』っちゅう人らしい。演じてたのは『河田小龍』っちゅう、画家であり、龍馬の先生みたいな感じの人だったのだが、顔が似ているせいか、喋っている内容も某恩師みたいだった。だいたい、ジョンレノンのイマジンだとか、『ただ念仏』の話なんぞは「何をアホな事いうてるねん」みたいな感じなんだろうし。
 それはともかく、この前の日曜日の最後辺りのシーンが美しかった。龍馬の父さんの死期が近づいている。龍馬は家族みんなで海に出かける。何やら家族で海に出かけるのは無茶苦茶久しぶりだったらしい。父さんは「こんなにきれいな海は始めてみた」みたいな事をいう。龍馬は父に自分の夢を語る。家族みんなで黒船を作って、世界旅行をする夢を。
 聞いている父親は、きっと自分はその夢に参加出来ない事は知っている。でも、夢を語る龍馬との時間を共有している事に涙を流す。感動する。
 「おお、ビハーラやんけ」と思ったりする。

 コスプレ・キャバクラは結構エエ感じの店であった。趣味の違う私を、まあ、客商売だから当然なんだろうが、暖かく迎えて、帰った後の印象も気持ちがエエ。
 『オタク』とか『コスプレ』っちゅうのは受け容れられ難いらしい。たまたま、その店がそうだったからだけで判断するのは問題だが、でも、『受け容れられ難い』が故の暖かさがあったりすると思う。

 龍馬の父ちゃんは、龍馬の夢が自分の夢になった。

 「一緒に御浄土に往きましょう」

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