ブログを余りにも放置し過ぎていたので、facebookで書いた少しブログっぽい書き込みを(笑)
やさしいやさしいやくざさん(山元加津子さんのお話し)
【やくざさんて言うか・・・黒いお洋服を着た人の話をします。 東京に行った時は山の手線に乗ったんですね。 黒いお洋服で黒いお靴で黒いシャツを着てるちょっと怖そうな人が 学生さんを殴ってたんです。 その時に、その男のかたの所へ行ってギュッと抱きしめたんですね。 そして、「怖くないから大丈夫。」 って言ったらその男のかたが私、ビックリしたんですけど、 目から涙をポロポロだされたんです。私、 「きっと、このかたはとても辛いことがいっぱいあるんだろうな。」
と思って・・・それから 「あなたに言いたいことがある。」って言うんですね。 「これからこういう場面に出くわしたら、絶対、今日みたいなこと しちゃダメだぞ。したら危ないぞ。」って言われるんです。 「いつも、ボクみたいにやさしいヤクザさんばかりとは限らない からね・・・」って、それから、このことがご縁で文通しているんですね。
「人を殴るの嫌い?」とその人から聞かれ「私は好きじゃないです。」 って言ったら、もう、殴らないよって言ってらしたのです。 けれど、お手紙で今日、 「約束を破ってしまった。」って書いてあったんです。 細い道を車で運転していた時におばあさんが「車椅子を脱輪」して 止まっていたんだそうです。で、若い者に 「どうにかしなさい。」って言ったら 「どけ!」っていうふうにね、降りて言ったんですって。それで その乱ぼうな若い者の態度に思わず殴ってしまったんだ。 っておっしゃていました。
それから、そのかたが 「人って変われるんだよ。」っておっしゃるんですね。 「僕は、虫にも気持ちがあることを知ったよ。」って言って 下さったり・・・】
http://www.kando-heart.com/letter/img/let0901.pdf
ちなみに裏取はしていない。あくまでも山元加津子さん本人の証言のみ。
けど、似たような経験はした。
坊主BARマスター時代に深夜、以前やってた飲み屋(聖カミソリ)時代からの知人と、坊主BARになってからのお客さんとのトラブル。
知人は当時大阪(?)ではソコソコ名の知れたバンドのギタリストで、まあ、何処からどう観てもヤンキー。お客さんも、坊主バーがあった場所が元々ブルースバーだった頃からのお客さんで、半ばアル中。まあ、他人の事は言えんが。
その日、そのお客さんは荒れていた。元々かなり「生きてるだけで辛い」人だったんだが、その日は特に荒れていた。深夜なので、店はその2人だけ。
私はトイレが近い。何とか店(会話)を回しつつ「どっちか先に帰らんかなぁ…」やり過ごしていたんだが、トイレに。
「カッシャン!」という音。トイレの中で「わっちゃ!こら喧嘩やな」と思ってトイレから出たら、ビールの缶を投げつけられたヤンキー顔した知人が落ち着いてお客さんに話してた。確か「どうしてん?」と。
お客さんは寂しい人だったので、そのまま喧嘩をしたかったのかも知らなかったけど、知人は喧嘩を買わなかった。知人は某『新興宗教』と呼ばれる団体の人でもあった。
その後、数ヶ月、そのお客さんは店に来なかった。で、久々に来た時に物凄く顔がスッキリしてはった。「どうしたんですか?えらいスッキリした顔をして」と聞いたら、数ヶ月間のたうち回っていたらしい。で、「ええか。」と。「何でもエエねん」と。決して投げやりでなく、確かに生きて行く力を得たが故のスッキリした顔だった。
その後、そのお客さんとは個人的に仲良くなって二人で飲みに行ったり。当然、しんどい時は本当にしんどそうだったけど。
まだ売れて居なかった時代の松尾藤代
http://www.fujiyomatsuo.com/
が店で個展みたいなものをしてた。芸大出て間もなかった時代。タメ年だし。
私も松尾の絵が大好きだったけど、お客さんも松尾の絵が大好きだった。気に入った作品を買って、でも、持ち帰らずに「この店に置いといて」と。
松尾の作品は闇と光。つか、光だな。確か「夕方に歩いていたら路地が見えた光を見た。あの光を書きたい」云々だったはず。
ソコソコ売れてるバンドの知人は店には殆ど来なかった。まあ、たまに来た時に幸か不幸か、少なくとも私と、そのお客さんにとっては幸運な巡り合わせがあった。知人にその話をしても「はぁ~?」みたいな感じだった。まあ、忙しい人だし。
知人が信仰していた神道系の、その所謂『新興宗教』団体に『仏性』という概念があるのかどうかは知らない。ただ、「仏教の勉強もしている」とは言っていたが。
私にとっての宗教での奇跡って、そんなもん。
だから某先輩、この人も歌唄いだが、その先輩が言っていた「生きていける」という言葉が大好き。
やさしいやさしいやくざさん(山元加津子さんのお話し)
【やくざさんて言うか・・・黒いお洋服を着た人の話をします。 東京に行った時は山の手線に乗ったんですね。 黒いお洋服で黒いお靴で黒いシャツを着てるちょっと怖そうな人が 学生さんを殴ってたんです。 その時に、その男のかたの所へ行ってギュッと抱きしめたんですね。 そして、「怖くないから大丈夫。」 って言ったらその男のかたが私、ビックリしたんですけど、 目から涙をポロポロだされたんです。私、 「きっと、このかたはとても辛いことがいっぱいあるんだろうな。」
と思って・・・それから 「あなたに言いたいことがある。」って言うんですね。 「これからこういう場面に出くわしたら、絶対、今日みたいなこと しちゃダメだぞ。したら危ないぞ。」って言われるんです。 「いつも、ボクみたいにやさしいヤクザさんばかりとは限らない からね・・・」って、それから、このことがご縁で文通しているんですね。
「人を殴るの嫌い?」とその人から聞かれ「私は好きじゃないです。」 って言ったら、もう、殴らないよって言ってらしたのです。 けれど、お手紙で今日、 「約束を破ってしまった。」って書いてあったんです。 細い道を車で運転していた時におばあさんが「車椅子を脱輪」して 止まっていたんだそうです。で、若い者に 「どうにかしなさい。」って言ったら 「どけ!」っていうふうにね、降りて言ったんですって。それで その乱ぼうな若い者の態度に思わず殴ってしまったんだ。 っておっしゃていました。
それから、そのかたが 「人って変われるんだよ。」っておっしゃるんですね。 「僕は、虫にも気持ちがあることを知ったよ。」って言って 下さったり・・・】
http://www.kando-heart.com/letter/img/let0901.pdf
ちなみに裏取はしていない。あくまでも山元加津子さん本人の証言のみ。
けど、似たような経験はした。
坊主BARマスター時代に深夜、以前やってた飲み屋(聖カミソリ)時代からの知人と、坊主BARになってからのお客さんとのトラブル。
知人は当時大阪(?)ではソコソコ名の知れたバンドのギタリストで、まあ、何処からどう観てもヤンキー。お客さんも、坊主バーがあった場所が元々ブルースバーだった頃からのお客さんで、半ばアル中。まあ、他人の事は言えんが。
その日、そのお客さんは荒れていた。元々かなり「生きてるだけで辛い」人だったんだが、その日は特に荒れていた。深夜なので、店はその2人だけ。
私はトイレが近い。何とか店(会話)を回しつつ「どっちか先に帰らんかなぁ…」やり過ごしていたんだが、トイレに。
「カッシャン!」という音。トイレの中で「わっちゃ!こら喧嘩やな」と思ってトイレから出たら、ビールの缶を投げつけられたヤンキー顔した知人が落ち着いてお客さんに話してた。確か「どうしてん?」と。
お客さんは寂しい人だったので、そのまま喧嘩をしたかったのかも知らなかったけど、知人は喧嘩を買わなかった。知人は某『新興宗教』と呼ばれる団体の人でもあった。
その後、数ヶ月、そのお客さんは店に来なかった。で、久々に来た時に物凄く顔がスッキリしてはった。「どうしたんですか?えらいスッキリした顔をして」と聞いたら、数ヶ月間のたうち回っていたらしい。で、「ええか。」と。「何でもエエねん」と。決して投げやりでなく、確かに生きて行く力を得たが故のスッキリした顔だった。
その後、そのお客さんとは個人的に仲良くなって二人で飲みに行ったり。当然、しんどい時は本当にしんどそうだったけど。
まだ売れて居なかった時代の松尾藤代
http://www.fujiyomatsuo.com/
が店で個展みたいなものをしてた。芸大出て間もなかった時代。タメ年だし。
私も松尾の絵が大好きだったけど、お客さんも松尾の絵が大好きだった。気に入った作品を買って、でも、持ち帰らずに「この店に置いといて」と。
松尾の作品は闇と光。つか、光だな。確か「夕方に歩いていたら路地が見えた光を見た。あの光を書きたい」云々だったはず。
ソコソコ売れてるバンドの知人は店には殆ど来なかった。まあ、たまに来た時に幸か不幸か、少なくとも私と、そのお客さんにとっては幸運な巡り合わせがあった。知人にその話をしても「はぁ~?」みたいな感じだった。まあ、忙しい人だし。
知人が信仰していた神道系の、その所謂『新興宗教』団体に『仏性』という概念があるのかどうかは知らない。ただ、「仏教の勉強もしている」とは言っていたが。
私にとっての宗教での奇跡って、そんなもん。
だから某先輩、この人も歌唄いだが、その先輩が言っていた「生きていける」という言葉が大好き。
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