坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

ただおなじことなり

2011年04月19日 | 坊主の家計簿
 夜になってようやく娘の熱が下がる。この『突発性発疹』という病は医師の見立通りに月曜日に熱が下がって、下痢&発疹が2日ぐらい続くらしい。
 明日、休みなので飲みにでも行こうかと思ったんだが、まあ、さすがに(笑)明日は学習会なんだが、娘の具合次第やな。

 なので、DVD2本見る。

 1本目は『告白』
 2本目は『ジョニー・マッド・ドッグ』

 『告白』は親子愛の映画。まあ、サスペンスもんで、主人公の松たか子もエエ芝居してはったのだが、橋本愛とかいう娘さんがキラキラしてはった。
 私も子どもが殺されたら、きっとああいう風になるのだろうが、っちゅうか、あそこまで頭が良くないので、きっと単純に片っ端から殺しまくる、止めるやつも殺す、なんぞの状況になるのだろう。考えるだに。

 『ジョニー・マッド・ドッグ』働き者の子どもの話。但し、働き先は戦場で人を殺す事。

 で、眼が疲れています。

 娘とママが寝るまでは、主にツイッター。
 週刊金曜日の呟きで

【今発売している特集「原発文化人の罪」に対して、読者のみなさんから、この人物もとりあげてくれというメールや、ハガキなどを多くの反響をいただいています。ありがとうございます。しかしながら「罪を憎んで、人を憎まず」でいきましょう。(編集長)】(http://twitter.com/syukan_kinyobi

 なんぞと書いてあって、「おい、だったら名前を表紙にするな」と苦笑する。けど、まあ、やってもうたもんはしゃーないし、上記コメントからは「もう二度としません」みたいなニュアンスもあるので、まあ、エエ。どうせ買えへんし。

 同じツイッターを眺めて、ついでに諸々調べてたら、

【いやいや。ソフトバンクとして、電力事業そのものに乗り出すことは考えていませんよ。
 あくまでも、インターネット上のビジネス(サービス)に軸足を置いていますので、 たとえばスマートグリッド(通信の技術を使って電力の需要と供給を効率化させようと いう考え方)のようなものであれば、なにかできるかもしれませんが。 】(孫正義http://unkar.org/r/bizplus/1263555542より)

 らしい。
 また、今年の4月16日号の週刊ダイヤモンドでは『特集 電力喪失』で

【電力供給の歴史と現状認識、世界各国との比較もあり、非常に分かりやすい. 一番気に入った記事は第3章のスマートコミュニティ後進国・日本。今まで電力が安定していたがゆえに進まなかったスマートグリッドが一気に普及する可能性があるということ.節電に効果があるのは間違いないと思う.】(http://booklog.jp/users/yos173/archives/B004UBC7P6より)

 らしい。

 え~。。。孫正義が狙っているのはこれなのか?かなりのビックビジネスらしいし。
 ソフトバンクの株価は緩やかな上昇だし、『スマートグリッド』という謎のもんは、脱原発の自然エネルギーなり、もしくは新型原発なんぞと合わせて使うとエエ感じでもあるみたいだし。電気の配線は『光の道』にとってもメリットがあるだろうし、これなのかな?で、株価、上がるかな?

 と、まあ、変わらずゼニ金の話なんだが。
 
 で、



【原発被災世帯に100万円から75万円仮払補償

 東京電力は福島第一原発事故により避難生活を余儀なくされている被災者に対し、避難による損害への充当を前提として仮払補償金を速やかに支払うと15日、発表した。

 今回、対象となる被災者は原発事故により避難区域(第一原発から20km圏内、第二原発から10km圏内)や屋内退避が指示された地域(第一原発から20km以上30km圏内)などに住んでいる人たちで、1世帯あたり100万円。単身世帯については75万円を支払う。また、計画的避難区域の住民らについてもその対象として対応していく意向。

 東京電力は該当する市町村と調整を行い、避難所などで説明を行うとともに申請書類を配布。準備が整い次第、仮払補償金の支払いを開始したいとしている。また、今月中に補償専用相談窓口として「福島原子力補償相談室」を開設する。

 枝野幸男官房長官はゴールデンウイーク前にも被災者の手元に現金が届くことを期待している。】(http://www.zaikei.co.jp/article/20110418/70882.html


 という事らしい。
 ちょっと、少なくないか?
 一世帯といっても大家族から2人まであるわけなんだし、また、単身者であっても75万円。
 実質、家が残っていても諸々の生活用品が持ち出せない状況なんだし、単身者75万であっても「あんた、これでこれからしばらく生活してなはれ」なら、定職がそのままあったのなら75万でなんとかなるかも知れないが、6ヶ月から9ヶ月ぐらいは戻れない状況で、仕事もなく、着の身着のままでの75万。ちょっとキツいぞ。新たな収入がなく、目減りして行く生活費、っちゅうのはキツいぞ。これが10倍だったら精神的余裕も出てくるだろうが、貯金額がそれぞれどれくらいあるのか知らないが、ゼロの場合ならば、本当に、これで当面やって行かないといけない。生活保護とセットならば、純粋に新生活の準備金にはなるのだろうが、ちょっとキツいぞ。被曝の危険性も不安に感じられているだろうし、それプラスの生活の不安があって、75万から100万を生活費として切り崩して行くのはキツいぞ。当然、「無いよりはマシ」なんだろうが、もうちょっと出したれよな。10倍の仮払は多すぎても、5倍なら1年間の生活費にはなる。半年なり9ヶ月なんぞと発表されている期間の生活費にはなる。それぐらいは、まず仮払いで補償すべきだろう。

 最終的な補償は、まあ、きっと裁判になるだろう。

 20キロ圏内の捜索が始まったのはつい最近。少し前に見たクローズアップ現代では浪江町の担当者が激怒して捜索出来ない事に激怒して居られたが、当り前だ。
 また、今年のお盆はどうなるのだ?お盆に墓参りに行きたくとも行けない。あえて、震災と別けるが、原発被害だけに特化するが、その裁判で直接的な被曝だけでなく、精神的な『被曝の恐れ』や、身内を探す事が原発事故で封じ込められた精神的苦痛や、故郷を離れざるを得ない事、墓参りに行けない事、なんぞの精神的苦痛に対する判決がどうなるのか、裁判官がどこまで原発の被害を認めるのかにも注目したい。
 また、首都圏での原発に対するストレスの被害。「水は赤ちゃんに飲ませないで下さい」を筆頭とする精神的被害に対する賠償にも注目したい。
 原発事故の被害に対して、どこまで裁判所が判断を下すのかを注目したい。
「いや、あんたら被曝してないやん。数値は国から発表してましたやん。で、安全、って言ってましたやん。不安になるのはあんたらの勝手でんがな。そんな弱さまで電力会社や国の責任にされたらかなわんなぁ。。。」
 でなく、原発事故の精神的苦痛から来るストレスも評価されないと。
 これが評価されると、次は『事故を起こした際の不安から来るストレス』で勝てる可能性も出てくるのだろうし。

 昔、っちゅうか、20才の時に、非常にうっとうしい反原発運動家のネエちゃんが居てて、無茶苦茶うっとうしい、『反原発カルト』みたいなネエちゃんで、そのネエちゃんが「原発に対する恐れは子どもが出来んと解らん」なんぞと個人的経験を全体に拡大しやがったから増々うっとうしさが増したのだが、いや、やっぱり、乳幼児を持つ父親として弱っちい娘を持つと、その時のネエちゃんの気持ちが今になって多少解る気がする。それは私自身は福島原発周辺が無法地帯になったならば、私が単身者ならば「そこに住みてぇ!」という不謹慎なヤツなんだが、娘を連れてはよう行かん。刺激溢れる街は大好きだけど、そこに娘を連れてよう行かん。
 けど、今回の原発事故の被害がどこまで広がるのかは知らん。誰にも解らない。解らないのだが、現状で不安に脅かされている人が原発魔女狩りに賛同するのだろう。これが身体的な被曝になれば尚更の事。
 けど、暴力の連鎖には賛同出来ない。
 「あいつは原発を推進した」の魔女狩りには賛同出来ない。
 また、魔女狩りの魔女狩りの魔女狩りの。。。と延々と続く連鎖にも賛同出来ない。

【また、「うみかわに、あみをひき、つりをして、世をわたるものも、野やまに、ししをかり、とりをとりて、いのちをつぐともがらも、あきないをもし、田畠をつくりてすぐるひとも、ただおなじことなり」と。「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」とこそ、聖人はおおせそうらいしに、当時は後世者ぶりしてよからんものばかり念仏もうすべきように、あるいは道場にはりぶみをして、なむなむのことしたらんものをば、道場へいるべからず、なんどということ、ひとえに賢善精進の相をほかにしめして、うちには虚仮をいだけるものか。】(歎異抄より)

 の中に、今は『東京電力』を入れるべきだ。

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