坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

その時、歴史が動いた

2008年04月16日 | 坊主の家計簿
 4月16日

 食類  黒霧島          1790円
     充実野菜6        1068円
     みつば            38円
     長芋            106円
     じゃこ           184円
     焼き鯖            50円
     焼き金目鯛         140円
     ショウガ漬け        168円

 合計               3544円
 4月累計            70602円

 夕寝して起きてボケーっとしてたら、昨夜のドグラ・マグラのマスターからの伝言を思い出す。
 少し前にドグラ・マグラでタマタマ会ったNHKの兄ちゃんの番組が今日放映だった。
 あの時は確かまだ、何を作ろうか迷っていたはずだったのだが、結局宣言にしはったのね。
 マスターとの話しをしてはったから、面白そうだし「何の話し?」と食い付いて、そういや、あの時もタクシー帰宅だったなぁ。。。っちゅうか、あの時は3時ぐらいまで飲んでた気がするのだが。。。

 と云う事で、22時よりNHKの『その時 歴史が動いた「人間は尊敬すべきものだ 全国・差別との闘い」』を観る。ついでに録画する。

 番組の途中でキャスターの松平定知氏、つまり『松平』という思いっきり徳川家の血筋の名前のキャスターが宣言を読み上げる場面があった。番組内の事とは云え、なんかこれも『その時 歴史が動いた』だと思うのだが。。。
 
 家柄、血筋。まあ、全くどうでもエエ話し。
 どれだけどうでもエエ話しかというと差別者の家柄・血筋等ない。
 「あなたの御先祖は差別者であり、よってあなたの血筋は穢れて居る」等という事はない。松平氏も宣言を読み上げるのだ。
 全くどうでもエエ幻想。妄想。偏見の極地。そういう劣った家柄・血筋等ない。

 番組内で『憐れむ』という言葉が出てくる。西光氏等は、当然、それを拒む。当たり前の話しである。人間でしかない。

 大阪・釜ヶ崎は別名『愛隣地区』とも呼ばれる。まあ、『』が当時の行政がつけたのと同じやな。
 当たり前ながら、日雇い労働者や、ホームレス状態にある人が『憐れ』であるわけがない。あるわけがないのだが、これがなぁ。。。
 人が人を憐れむ行為は無礼極まりない。人はどんな状態であっても『尊敬すべきもの』でしかない。その中での助け合いでしかない。

 困った時は『お互い様』やし、問題があるとすれば、その『お互い様』の中に入れて貰えない人がいる。『憐れむ』という形でしか入れて貰えない人がいる。
 『憐れむ側』は、『憐れむ行為』を出来ない人を裁く。
 この『裁く』が解りやすいな。結局、憐れむ行為でもって人を裁く事で、『憐れむ』と『裁く』で二重の誇らしげ。
 まあ、そんなもんなんだろうが、『人間』っちゅうのは。
 そんな人、差別者であっても、当然『人間は尊敬すべきものだ』である。基準なんぞは誰にも決めれない。決められるわけがない。宗教的差別であっても、その宗教も人が作ったものでしかない。

 釈尊在世時に当然カースト制がある。カースト制度は当時のインド宗教。
 釈尊には関係なかった。だから、誰でもが釈尊教団に入れた。仏教徒になれた。仏になる道、輪廻からの解脱への道を『現世』で得られた。

 番組最後に井上ハツミさんという真宗門徒のお婆ちゃんが出てくる。被差別の人。
 正信偈を勤行してはった。本願寺派系なのかな?聞き慣れない正信偈のメロディー。
 当然の事、念仏申してはるだろうし、きっと、どっかの坊さんが家に御参りに来て一緒に正信偈を勤行してはるのだと思う。
 真宗門徒には、僧侶も門徒もない。同じ無戒名字の比丘でしかない。

 『人間は尊敬すべきものだ』
 当たり前の話しである。
 当然、『差別者の血筋』として、『差別する穢れた血筋』として、「あなたの家柄はヒューマニズム精神に反してます」とか、「あなたの血筋は人権を無視する穢れた血筋です」なんぞというわけがない。
 
 差別を肯定するのなら、文化大革命のように、『差別大革命』なんぞがおきたら、粛正され、殺されるだけの話しである。

 宣言の精神は「やられたら、やりかえせ」ではない。
 そういう迷い(輪廻)からの解脱への道である。

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