坊主の家計簿

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 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

高砂の一蓮托生

2008年12月07日 | 南無阿弥陀仏の結婚式
 12月7日

 食類  諸々          1506円
 
 合計              1506円
 12月累計          26375円

 披露宴会場には『高砂』っちゅうもんがあるらしい。
 なんちゅうんですか?心労と神父、ちゃうわ、新郎と新婦が座るメインテーブルを高砂というらしい。
 気になってみたので調べる。

【高砂とは、兵庫県高砂市にある高砂の浦のことです。老松の精が相生『相(あい)ともに生まれ、生きて老いるまで』の老夫婦になって現れたという故事にならった能楽曲で、国と民の繁栄を主題とし、その一部は婚礼などの祝儀で謡われます。
また高砂とは、人生でいかなる困難があっても、人は元の姿に必ず戻っていく(つまり、めでたいところに納まる)といった意味もあります。高砂の松というのは、芽が出てからのち様々な風雪に遭って幹が曲がってしまったとしても、頭の部分は根元と同じ場にある姿のことを言います。
これらの意味から、夫婦が一生添いとげるようにという願いを込めて婚礼の席で用いられるのです。】
 (http://www.wedding-princess.net/yougo/ta/07.htmlより)

 であるらしい。
 また、

【「この松こそ、世に名高い高砂の松。この松と住吉の松は“相生の松”と言われています。私たち夫婦も、妻はこの浦の者。私は住吉の者で、遠く隔てて住んでいても、心は通い合っております。」】(http://home.catv.ne.jp/dd/seion/library-4.htmlより)

 であり、

【「昔の人の申しますには、高砂というのは、上代の『万葉集』の時代を示し、住吉とは今のこの延喜の帝の時代のことをさしています。かわらぬ緑を保つ松は、永久に尽きない和歌の道を表し、その繁栄は昔も今もかわりません。」】(http://home.catv.ne.jp/dd/seion/library-4.html

 でもあるらしい。

 ふと、

【荘厳眷属功徳成就とは、偈に「如来浄華の衆は 正覚の華よリ往生す」と言える故なり。
 これがどうして不思議であるかというと、およそ、生まれ方のさまざまなこの世界には、もしは胎生、もしは卵生、もしは湿生、もしは化生と、(眷属若干苦楽万品)その種類がいろいろ分かれている。また苦楽もさまざまである。それはいろいろな迷いの業によって生まれたからである。かの安楽浄土には、すべて阿弥陀如来の浄らかな正覚の華から化生しないものはない。(同一念仏無別道故遠通夫四海之内皆為兄弟)同じく念仏によって往生するのであって別の道がないからである。そこで、遠くあらゆる世界に通じて、念仏する者はみな兄弟となるのである。浄土の眷属は数かぎリがない。どうして思いはかることができようか。】
 (無量寿経優婆提舎願生偈註・巻下 http://www.daigo.or.jp/LAB/ronchu_2.htmより)

 を思い出す。

 仏前結婚式後の、というか、婚礼法要後の披露宴での高砂に座った辛労神父、ちゃう、新郎新婦は当然衆生である。
 『同胞』でなく『同朋』である。
 夫婦2人だけの幸福だけでなく、家族だけの幸福だけではない。
 また、先に『国と民の繁栄』(http://www.wedding-princess.net/yougo/ta/07.htmlより)とあったが、親鸞は

【朝家の御ため国民のため】(真宗聖典569ページより)

 という言葉を書いているが、『朝家』とは『おおやけのおんためともうすなり』であり、『国民』とは『くにのたみひゃくしょう』である(共に真宗聖典1081ページより)。

【しかし土下座しているうちに、和辻先生は大地の心とでもいうべきものが自分自身のなかによみがえるわけです。大地の心とは、自分は一人で今日まで生きてきて、自分一人の力で偉くなったように思っているけれども、自分自身は大衆に支えられていたのだなということです。大衆に支えられてこそ生きてきているにもかかわらず、その大衆に向って唾を吐きかけようとしていた。それが土下座してはじめてわかった。だから和辻先生は、これからはもう自分ひとりのために生きるのではない、自分を支えてくれている大衆のために生きようと決断されるのです。そのような経験を契機として、大衆というものは、実は私自身のいのちの内容だということを和辻先生は自覚されたのですね。】(竹中智秀『阿弥陀仏の国か、天皇の国か』266ページより)

 夫婦と云うサンガ。

【今後あなた方がお二人によって作られる家が、いかなるものに向っても等しく開放され、いかなるものをも歓んで迎え容れるというような、そんな広やかな、そんな温かい、そんな文字通りの「如来の家」として新しく創り出されるであろうことを、私は学院に学ばれたお二人の上に、秘かに期待しないではいられぬからなのです。】(信国淳『一蓮托生の生活』より)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いく (秘密の南国ちゃん)
2008-12-08 11:03:19
19日から粟国島に初めて帰るねん
もちろん旦那様と二人で
やっと島からお呼びがかかりました
ありがと~吉田君


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ルーツ・ロック・レゲエ (エロ坊主)
2008-12-09 00:54:58
 ふっふっふっふ。。。私もコメント欄だから書きますが来春に名前が変わる予定です。
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毎度のことながら ()
2008-12-09 06:01:17
ブログで知るとは、、、
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Unknown (エロ坊主)
2008-12-10 02:28:57
 コメント欄ですし、別にエエかな、とおもてですね。
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Unknown (シズオ)
2008-12-11 23:32:25
お?なにげに爆弾発言。

他宗派で得度するんですか?(おおぼけ
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Unknown (エロ坊主)
2008-12-12 16:20:12
そうなんですよ、洗礼名を何にしようか考え中です(笑)

 春の法要(親鸞聖人御誕生会)で京都に来られる予定なら、前日大阪泊まりにして結婚パーティーはどないでっか。シズオさんのよく知っている人達も来ますし。新郎・新婦(シズオさんの後輩)は、ひたすら飲み続けていると思いますし。堅苦しいのはイヤなのでお気楽な宴会にしようと思ってますし、前日にどこかで酔い潰れる予定なら、新郎・新婦と一緒に大阪で酔い潰れて下さい(笑)
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