坊主の家計簿

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布マスクの歴史

2020年05月18日 | 坊主の家計簿
信州戦争資料センターが、「歴史を検討する手法で不織布マスク値崩れの背景を検討してみた」という非常に優れた記事を書かれていた。
http://sensousouko.naganoblog.jp/e2486866.html

不燃布マスクの値崩れ、要するに調子に乗った安倍総理が「アベノマスクでマスクが値下げした」という趣旨発言の検証なんだが、世の中そんな単純なワケもなく、ただ単に安倍総理らしいヒステリックな発言であり、その検証にも興味はないが、信濃毎日新聞を中心に丁寧に検証している事は物凄く尊敬する。
少し影響を受け、資料も少し引用させて貰い主観バリバリで「布マスクの歴史」を少しまとめてみた。(私)マークは私が追加分。

コロナ禍に咲いた一輪の花は、手作りマスクだと思う。信州戦争資料センターが調べて中では2月6日に布マスクの型紙がツイッターで話題になっていたらしい。記憶ではツイッターなどでも手作りマスクが多く見られるようになったが、今のようなブームではない。大きなきっかけとしては、4月7日に小池百合子が手作りマスクで記者会見に出た事か。
当然、その背景としてアベノマスクがある。

4月2日に朝日新聞が《布マスクは有効? WHOは「どんな状況でも勧めない」》という見出しの記事を書いた。
https://www.asahi.com/amp/articles/ASN424D52N42ULBJ003.html

この記事は非常に面白くて、見出しと中身が違う。記事のまとめは「他人にうつさないという目的を考えれば、『つけない』という選択肢はない」である。ただ、見出しが一人歩きしてしまう程度には布マスクへの偏見がまだまだ凄かった。それは、布マスクが政権批判の道具になってしまった事もあるかも知れない。
その後、海外でも布マスクの有効性が認識され、4月17日には朝日新聞も《布マスクでも「つけない選択肢ない」 安心しすぎは注意》という見出しの記事を書いている。
https://www.asahi.com/amp/articles/ASN4K658BN4KULBJ00N.html

物事の結果は様々な要因が積み重なって出来た事である。第一次の緊急事態宣言は大阪でも来週には終わりそうであるが、その中の一因としてアベノマスクもある。全世帯配布分だけで466億円もの予算を組んで、「マスクは感染予防の為ではなく感染拡大させない為」というキャンペーン費用。布マスクのキャンペーン費用。

ちなみに、アベノマスクはうちにはまだ届いていない。届いたとしても、ガーゼマスクはカッコ悪いから使わずに、記念保存するつもり。でも、無駄だとは思わない。それは先程の理由と共に、恐らく毎年インフルの季節になるとマスクが感染予防の為ではなく感染拡大の為だと報道されているにも関わらず知らなかった人が多いのと同じく、三密情報も知らない人がいるかも知れないし、マスクを作ったり、私みたいに手拭いを巻く事を出来ない人や、マスクを買う事をしない人も居る為。優秀な人には想像もつかないような人も居る。


1・09 <中国で新型コロナウイルス確認と報道>
1・16 <国内初の感染者判明>
2・06 記事・布マスクの型紙がツイッターで話題に。投稿女性は「作る選択肢も提示したかった」
2・下旬 4・04記事・箕輪町の障碍者事業所が布マスクつくり開始 2月中旬に店頭からマスク姿消したのを見て
2・下旬 3・29記事・長野市の農産物直売所が農家の手作りマスク多めに並べ始めるがすぐなくなりそうに
2・20ごろ 2・27記事・松本市内の手芸店で手作りマスク材料売れ始める。ネットでの作り方紹介が影響
2・26 下諏訪町の手芸店は開店直後からマスク材料購入希望者でにぎわう。無地のガーゼとゴムが品切れ
3・05 感染症本部対策会合 生活安定緊急措置法適用で転売行為禁止へ 布マスク2000万枚を国が購入し保育所、介護・障碍者施設へ 10日に閣議決定 首相強調
3・11 <WHOが世界的大流行=パンデミックを表明>
3・11 厚労省、医療機関、保育所、介護施設へのマスク優先配布3月中にも始めると発表 3500万枚で161億円 政府の緊急対策第2弾 保育所、介護施設、学童保育へは布製マスク2000万枚配布、少なくとも1人1枚
3・13 <新型コロナウイルス特別措置法が成立>
3・16 ツイートより 厚労省がユースビオとベトナム産抗菌布マスク材料350万枚調達契約 シマトレーディングと350万枚輸入契約 3月末まで
3・17 中一女子が布マスク寄付
3・20 朝日新聞に泉大津布マスクの記事(私)
3・24 <東京五輪延期発表>
3・24 シャープがマスク生産開始 2月のマスク増産設備投資補助金を活用
3・28 首相記者会見 4月中めどに全小中学校に布マスク1100万枚 4月中には1億枚を超える布マスクが生産できる
4・01 首相、対策本部会合で布マスクを1住所2枚ずつ全世帯に配布すると。医療機関へのマスクは3月の1500万枚に続き来週にも1500万枚
4・02 朝日新聞《布マスクは有効? WHOは「どんな状況でも勧めない」》という見出しの記事(私)
4・03 日本医師会長、布マスクに「ウイルス防止の役割はあまりない」「安心をつくる効果」 
4・初旬 米国のCDCがマスク着用勧告 飛沫感染の恐れ判明を重視 市民には布マスク勧める 谷口清州・国立病院機構三重病院臨床研究部長「少しでもよい可能性があるならやろうということでは」。鼻から顎の下までカバーし、顔との間に隙間がないように着けないと効果が不十分なことは知ってほしい(4・26記事)
4・06 108兆円の緊急経済対策 医療機関へのマスク配布953億円、幼稚園、介護施設などへのマスク配布792億円 布マスク配布、全住所2枚、小中高特別支援学校高等専修学校の生徒教職員にも2枚ずつ アビガン備蓄
4・07 小池百合子、手作りマスク(私)
4・08 <緊急事態宣言発令>
4・11 超簡単靴下マスクがツイッターで話題(私)
4・14 衆院本会議 首相「CDCなどでも有用性評価されている」 布マスクについて
4・15 官房長官会見 17日から東京で布マスク配布開始。先立って医療機関、小中高、介護施設に配布してきた。 5月中には配布終えたい
4・16 <緊急事態宣言、全国に拡大>
4・16 記事・長野県内、相次いで布マスク製造参入 売上確保狙いも
4・18 朝日新聞に《布マスクの効果は?ウイルスの侵入防げずとも「つけない選択肢はない」》という記事(私)

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