坊主の家計簿

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無駄な仕事

2020年04月25日 | 坊主の家計簿
「休業要請をするなら補償もセットにすべき」という言葉の裏に「商売人なんか金さえ渡せば店を閉めるに決まっとるやろ」的な香りがするのは私の勝手な思い込みかも知れない。

ビジネスという言葉が好きだ。少なくとも住職時代の私はビジネスとして寺を運営していた。ビジネスだから当然の事として、取引先(門徒)は大切にする。「布施は法施に対する言葉です。法施をしなければ泥棒です」という恩師の言葉を大切にビジネスをしていた。

仮に、住職時代だった寺が休業要請の対象となった場合に、どうしただろうか?と、フト考える。補償で100万貰える。うちは小さな寺だったので100万は大きい。でも、通帳と睨めっこしながら「誰か必要な人が居るかも知れん」と従わなかったかも知れない。
また、従ったとしても、当然、休業に入る前に全ての門徒にメールや電話などの利用を促すし、また、月1だった通信を週1にしたかも知れない。当然、葬儀は行くし、法事も行く。あくまでも日常の月参りでの話。あ、葬儀や法事に行けば休業補償も貰えないか。

今日は、ツタヤ→auショップ→不動産屋→スーパー玉出に行って来た。玉出はレジが混んでいたから特番3本98円のキュウリを断念して帰宅。

無駄な仕事って、何だろう?

大阪では6店舗のパチンコ屋の名前が公表された。お陰でその6店舗は大盛況らしい。世の中には「パチンコ依存症」というものがあるという事ぐらいはパチンコを全くしない私でも知っている。故に他府県にまでパチンコをしに行く人がいる事も報道で知っている。
感染症対策としては不味いのかも知れないが、パチンコ依存症の人たちにとっては、有事でも必要不可欠な存在がパチンコ店だったりする。

かれこれ30年以上の付き合いになったBARは無茶苦茶ヒマにも関わらず今夜も開けているみたいだ。私も大阪府から自粛要請に従わない店として公表されたら「大阪府から紹介されて来ました!」と呑みに行こうと思う。

人間は新型コロナ以外でも死ぬ。
国家や行政としてはトータルでの死者数を減少させる事が最重要課題だと思うが、ビジネスの現場は別の論理で動いていると思う。

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