坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

御遠忌参拝

2011年04月28日 | 坊主の家計簿
 う~ん。。。さっきツイッターを見てたら気になる情報。

 http://news4vip.livedoor.biz/archives/51782368.html

 なにやら、福島第一原発の作業員募集のハローハークの求人。時給1万なんだが、月給40万。拘束時間が8~17時だが、実働2時間か。3食付きで住込み。月給40万は魅力なんだが、寺を捨てて長期間行くわけにも行かず、ド短期ならば割が合わん。福島までの交通費が結構かかるし、移動時間もかかる。ちょっと割が合わんなぁ。。。当初の情報の日当40万なら即決なんだが。

 あ、ハローワークの求人はこっちね。

 https://www.hellowork.go.jp/servicef/B01050.do?screenId=B01050&action=commonDetailInfo&kyujinNumber1=12010&kyujinNumber2=07932811&kyushokuUmuHidden=2&kyushokuNumber1Hidden=&kyushokuNumber2Hidden=

 一応、色々といじってみたり、厚生労働省のホームページから飛んで見たりしたので、多分、本当の求人だと思う。

 で、関連して思ったのだが、どうやら、日本はこの原発事故をホンマに民間だけでやるつもりやねんや。まあ、チェルノブイリはソ連やったし、ソ連は社会主義国やったから、国が突入部隊を募集したけど、東京電力は一応(?)民間企業やし、やはり、民間募集だけで行くのだ。
 従軍慰安婦って、こんな感じやったんかなぁ。「国(軍)は関与していない」なんぞと。

 確かに、この原発事故の突入部隊の人達も民間募集である。かつ、人材派遣業。派遣先が東電直なのか、下請けなのか、出入り業者なのかは知らない。でも、やる事って、おい。
 この場合に派遣された労働者が健康被害を受けた場合の補償&責任は第一義に東電なんだろう。しかしながら、原発を推進して来たのは日本政府であって、だから原子力保安員とか、なんじゃかんじゃと出てくるわけであって。すると、この場合、派遣された労働者に健康被害が生じた時に国&東電に賠償請求をした時に「国に責任はない。あれは人材派遣会社や派遣先の企業の責任だ」なんぞと言えたりするのかな?っと。
 なんか、従軍慰安婦問題を思い出したりしてしまうわけだ。

 と、まあ、そのまま従軍慰安婦問題と今回の原発事故での関連について書き進めたい気もするのだが、ふっふっふっふ。。。詳しくない、っちゅうねんな。ネットで調べて書くにも、「今日はお疲れ~。鼻血も出たよ~♪」だったりするので、辞め。
 まあ、自分で点検するならば、戦前の出来事と、今の出来事とは比較出来ないから立証にはならない。今がそうだからといって、それが過去の出来事もそうだったとは言えない。言えないのだが、「なんか似てねえか?」と。

 という事で、本日の日記。

 今日は仕事が終わって、午後から本山での御遠忌個人参拝。なんとか法話が始まる時間には間に合って、法話を聞く。疲れていたので少し寝る。でも、聞く。でも、半分寝てる(笑)
 半分の目的は買い出しだったので、法話が終わって、坊さん達出仕→読経始まる→「一緒にナンマンダブしたし、私忙しい」という事で、「おお!やっぱし本山の読経はスンゲー!」と感動しつつ、時間がないので他を回る。
 読経が終了辺りに法要の座に戻る。さっき座った場所と違う所。「お?ひょっとして?」と、本願寺派の友人、っちゅうか、うちの寺の永代経の講師を発見。思いっきり白衣まで着ての間衣&輪袈裟姿で、大谷派の声明集を手に持って一緒に読経してやがった(笑)しかも『大谷派声明集・下巻』まで持ってやがって、「それ、俺、持ってない」である。だって、一応住職の私なんだが、多分、一生、使う事はないぞ。使うとしても、絶対に出来んぞ。でも、やってやがった(笑)もう、これだから(笑)まあ、だから10才ぐらい年下なんだが、「こいつには絶対かなわん」という事で『先生』として永代経の講師として来て頂いているのだが。

 買い出し忙しい私は、買い出しの続きをしようと思っていたのだが、「まあ、せっかくですし」という事で『カフェあいあう』っちゅう、無料喫茶コーナーへ。雨が降ってたし、休憩したい人で一杯かな?と思ってたんだが、以外とヒマ。個人的意見で言うと、無料は入り難い。本山の外になるし。100円ぐらい取った方が入り易いかも知れん。んが、まあ、近所の喫茶店との兼ね合いや営業許可なんぞの関連で料金を取る事が出来ないのだろうが。
 入店すると、「まあ、オッシャレぇ♪」である。安普請だが、センスが良いので非常にカッコ良い喫茶スペースになってた。誰が中心になって店舗デザインをしたのか知らないが、センスがエエ。御遠忌だけでなく、報恩講の定番にして貰えれば有り難い。
 で、入店。いきなり、え~。。。実名出してエエのかな?やめとこ。教師修練の時に人権担当の先生、かなり好きな先生が普通に居てはった(笑)接客してくれて色々と話してくれた人が某有名先生の連れ合いだった(笑)

 『カフェあいあう』には3人で行った。本願寺派友人永代経講師先生と、これまた偶然に会った講師先生の友人と。
 買い出し忙し私は先に出たかったのだが、結局面白くて閉店まで。
 話題は主に講師先生の友人。なんせシンガポール人らしい。まあ、『シンガポール人』という言葉があるのかどうか知らないが、国籍がシンガポール。中学の時に仏教に出会って、それからなんじゃかんじゃの縁で今は本願寺派の僧侶。現役の龍谷大学の大学院生らしい。興味津々の私は「なんで?なんで?」と『なんじゃかんじゃ』の部分を聞き出す。んが、寝不足で頭がボケててイマイチ頭に入って来なかったのだが。
 何やら稲垣瑞雄(久雄)という方の御縁だったらしい。で、もっぱら話題は稲垣瑞雄という方と、その父である稲垣瑞劔という方と、稲垣瑞雄という方の台湾人の御弟子さんの話。友人講師先生もよく知っている人らしく、稲垣瑞雄という方を中心に念仏の輪が広がって行っている事実に触れて非常に感動しておられた。ちんぷんかんぷんの私も、その方々の話しをしながら『御信心』という今の大谷派では滅多に聞かれなくなった事を熱心に語っている2人を見つつ(2人ともソファーの向かい側)「なんじゃ、こいつらわ」と感動しつつ、買い出し以外の理由で逃げたくなったりもしたのだが。
 いや、やっぱし、スンゲーわ。2人とも、仏教に対して、真宗に対して、念仏に対して、信心に対しての取り組み方が半端やない。言い方を変えるならば、昔の侍が立ち会った時に「あ、負け」と瞬時に判断して「参りました」と逃げ出したくなる気分。
 近い感じは現役の母校・専修学院生に対しても感じたりするのだが、なんちゅうんですか?『求道精神』、もう、法蔵菩薩が道を求めている姿がありありと感じれるみたいな。

 2人と別れた後に買い出し再開。あと、法衣と、数珠と、ろうそく。それぞれ別の店。なのでバタバタと。

 本山前で、某先輩発見。挨拶してたら後ろに濃ゆいメンバーが。『カフェあいあう』に居てた人よりも濃ゆいメンバーが。革命の相談でもしてたのかな(笑)

 急いで買い出ししたので、少しだけ時間が余る。んが、晩御飯を食べるまでの時間的余裕はない。なので仏教書専門店に。
 ミーハーは私は、早速、さっき教えて貰ったばかりの稲垣瑞雄という方の本を探す。『稲垣瑞雄』では無かったのだが、稲垣姓の本があってペラペラめくるとどうやら稲垣瑞雄という方の俗名『稲垣久雄』名義の本らしかったのでゲット。

 いざ、高倉へ。

 中村馨先生の話は疲れ果ててて後半少し寝てしまう。でも、中村先生の娘さんが自死した事の経験を通じて歎異抄第五条の、ん?大谷派は『章』やったっけ『条』やったっけ?まあ、ええわ、の、『まず有縁を度すべきなり』という言葉が、娘さんの自死の体験から「その有縁は私自身だった」と。最後辺りの展開は残念ながら寝てしまったのでどういう展開になったのか解らないが、なんか印象的。録音しているので、聞き直そう。

 蓑輪先生の話は、前回の『被災者支援の集い 法話の夕べ』で聞いた時よりも、一層、被災者支援の話だった。御自身の父親が福井の大地震で多くの人達を「たすけとぐる」事が出来なくて、その事から夜中に突然起き上がって喚く様な事が、今回の大災害でも起こっている、と。親鸞と弥勒菩薩の関連などをテーマに話しておられた『気がする』。すんまへん、ヘロヘロでした。

 帰りに京都駅近くの第一旭でラーメン食べて、ケチなので京阪電車まで歩いて、帰宅したら23時過ぎ。シャワーを浴びて、疲れたのでお酒を飲んでの今現在。

 本山での御遠忌。
 柱にモニターが一杯。モニターで説明を見れるし、また、一般参拝席は後ろだったり端の方だったりするので「見れる」という事については有り難かったが、なんか、「ちょっとなぁ。。。」とも思ったりする。モニターが気になるのだ。で、モニターを見てしまう。遠くの方から「覗き込もう」という姿勢が無くなる。それが少し残念だったのだが、これは思いっきり私個人の問題だったりするのだが。
 あと、後ろの方だったので聞こえなかっただけなのかも知れないが、また、今日の法要の式次第の影響だったのかも知れないが、満堂に満ち溢れんばかりの念仏の声が聞こえなかった様な気がする。「なんまんだぶつ、なんまんだぶつ」という本山の御影堂に響き渡る地鳴りの様な声が。まあ、なんて事をいうのなら、読経途中で買い出し等に出かけたりするなよな、という話だったりするのだが。
 まあ、親鸞展には行けなかったし、法然展にも行けなかった。なので、また別の日に行く予定だし、本山で今日は荷物の都合で買い出し出来なかったものも多くあったので、ヒマを見つけて来よ。これまた、友人永代経講師先生の影響なんだが、きゃつは、大谷派の御遠忌だけでも何回も来ているらしい。っちゅうか、昨日も今日も明日も参拝だし(笑)

 本山での御遠忌。
 すれ違って「あ!」と気付いた時には過ぎ去ってしまったけど、大阪で私が僧侶になるずっと前から、っちゅうか、大谷派に関わりだした当初から、それ程親しくないけど、それでも私個人としてはお世話になっている人も居た。
 これまた偶然会った元所属寺の住職も居たし、友人永代経講師先生も居た。
 今日の私の格好は、ヨットパーカーの上にスエット生地のジャケット。買い出し用の大きなリック。数珠は持って行ったけど、まあ、観光客と同じ格好。「お前はバックパッカーか!」という格好。
 でも、声をかけ合って挨拶出来たりしたりする人達も居た。また、一緒に「なんまんだぶ」と念仏申す人が居た。
 仲間に入れたんだ、と。

 ある恩師が「道があったんだ」と言っておられた。
 法話をしていた先生方だけでなく、友人講師先生や、その友人に対して気合い負けをした私なんだが、でも、仲間に入れたんだと。道があったんだ、と。ミーハーで紹介して頂いた本を買う機縁を与えて下さったのだ、と。
 
 友人講師先生が「結局は人」みたいな事を言っておられた。真宗の教えだって、やはり、私には『生きている人』を通じてしか学ぶ事が出来ない。私にとっては眩し過ぎるぐらいの友人講師先生でも同じだったんだと、これまた、人。

 そんな事を感じた、感じれた、本山の御遠忌参拝。

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2 コメント

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カフェあいあう (シズオ)
2011-04-28 10:54:50
フジバさんがスタッフで入っていたんだね。

境内での飲食禁止のおかげ(?)で、意外と
需要があるんだわ。

真宗本山の中でも仏○寺は確か飲食ができて、
フェスタみたいなこともオッケーなんだよね。

各教区で飲食ブース(酒あり)出したら、
ぜったい楽しくなるのになぁ。
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Unknown (エロ坊主)
2011-04-29 02:18:47
 左翼子さんも居てましたよ。ゴージャス♪
 
 大阪からの日帰り団体参拝は一日の行程の中で親鸞展にも行かねばならず、総会所のカフェあいあうまで立ち寄っている時間的余裕が全くなかったりします。というか、他の展示ブースも。
 勿体ないというか、なんというか。。。
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