坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

先祖供養

2006年10月22日 | 坊主の家計簿
 10月22日

 雑費   缶コーヒー         120円
      タバコ           320円
 外食   カキフライ蕎麦       399円
 食類   うどん玉           18円
      納豆3            78円
      発泡酒           175円
      イカ            158円

 合計                1268円
 10月累計            77159円

 鼻が。。。夕寝して起きたら、ムチャ寒かった。気を付けんとあかんなぁ。。。

 今日は朝から葬儀。住職達の学習会で南京虐殺の芝居をやるらしい。っちゅうても、別に坊さんが集まって芝居をするわけではないのだが。そういう芝居をやる人達に協力するらしいのだが。

 南京虐殺があったか、無かったかというのなら、当然あっただろう。戦争なんだし。
 ちなみに私はべつに『日本兵だけが特別に残忍であった』とは思わない。戦争なんだし。
 米軍だって、日本の民間人を虐殺したじゃないか。各地の空襲、特に広島・長崎の原爆投下なんぞ、第二次大戦中最大の虐殺ではないのか。裁判で裁かれなかったのは、ただ単に日本が戦争で負けただけの話。今の北朝鮮と同じ。弱い者は裁かれるだけの話。

 私は南京虐殺否定論に詳しくない。んが、タマに飲み屋で話したりすると否定論者がいるのだが、どうも論が弱い。虐殺された人数の問題で違うだけなら、それはあくまでも『数』の問題であって、数が違うから=無かったなどと云えるわけがない。
 また、『何人殺されたら虐殺と呼んでもらえるのか』。殺されたのは一人一人。大切な一人一人。その前提に立ってる場所が怖いわ。
 戦時中の日本がそれほど平和的な国家や、兵隊なら、わざわざ他国に侵略しないわな。

 私は一向一揆も戦争だと思ってる。故に一向一揆をもてはやす真宗僧侶は苦手である。正義の為、解放の為の戦争でも、パルチザンでも、戦争は戦争や。人殺しは人殺しや。

 罪は罪である。例え南京虐殺や、広島・長崎の原爆等が『戦争』であったり、『解放』と云う大義名分であったにしろ、罪は罪である。
 「悪いのは、あいつらじゃ!」
 これは非常によく解る。私も条件反射で必ず言う。

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 仏がたは常に次のように説いておられます。二つの清らかな法があって、衆生を救うことができます。その法とは、一つには慚であり、二つには愧であります。慚とは自分が二度と罪をつくらないことであり、愧とは人に罪をつくらせないことです。また慚とは心に自らの罪を恥じることであり、愧とは人に自らの罪を告白して恥じることです。また慚とは人に対して恥じることであり、愧とは天に対して恥じることです。これを慚愧といいます。慚愧のないものは人とは呼ばず、畜生と呼びます。
 (本願寺出版社『顕浄土真実教行証文類』現代語版より)

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 「救われたい!」と思わん人間に救いなんぞ不必要なもの。

 「みんなやってるやんけ!」
 でも、やった事は、やった事。

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 釈尊は次のように仰せになった。『善良なものよ、わたしはさっきいった通り、阿闍世のために涅槃に入らない。このことの深い意味を、そなたはまだ理解できないであろう。それはどういう意味かといえば、わたしが『ために』というのは、すべての凡夫のためにということである。『阿闍世』とは、広くすべての五逆罪を犯すもののことである。また、『ために』とは、迷えるすべての衆生のためにということである。わたしは迷いを離れて真理をさとった衆生のために世にとどまっているのではない。なぜなら、真理をさとったものはもはや衆生ではないからである。『阿闍世』とは、あらゆる煩悩をそなえたもののことである。
 (本願寺出版社『顕浄土真実教行証文類』現代語版より)

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 私は『煩悩具足の凡夫』という言葉が大好きである。普段、全く問題になっていないが。。。
 親鸞が『煩悩具足のわれら』と云ってくれるのが有り難い。
 私が私に成れる。帰れる。

 「悪いのは、あいつらじゃ!」
 「みんなやってるやんけ!」
 だけなら、もったいない。
 自分の人生に対して失礼だと思う。

 私は日本人だ。当然、先人達の様々な恩恵がある。

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