坊主の家計簿

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真宗に出会う

2014年07月05日 | 坊主の家計簿
「真宗に出会った」云々。そんなもんは、お寺生まれ育った人は生まれた時から出会っているもんであって、そこに感動があるとか無いとか関係ないもんだと思う。

それは真宗の教えにどこかで出会った人も同じであって、少なくとも「あいつは真宗に出会ってない」という人はその事に対する自覚がないだけなんだと思う。出会った真宗を「私のもの」にしてしまうから「あいつは真宗に出会ってない」云々と。外なる縁は決して私のものではない。

また、内なる因に能力もクソもなく、誰にでも必ずあるものであって、どこに誇る資格があるのか?裁く資格があるのか?

出世間というが、世間を越えた価値観があるが故に世間に帰る事が出来る。全ての人たちが私と同じように苦悩している、と。

宗教を使っての差別、聖なるものと俗。
寺で生まれ育った人から「在家の人に仏教がわかるんですかね?」と言われた事があったが、何か、そういう「特殊」なものにしてしまうのは、真宗の教えを殺しているだけだと思う。

何故、ケマン界や、ギジョウタイグウが教えに説かれているのか?それが故に「煩悩具足のわれら」に帰る事が出来る。

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