坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

安倍氏、専修学院入りか?

2007年09月19日 | 坊主の家計簿
 9月19日

 雑費  黒霧島       1700円
 食類  タマゴ        178円
     麺類4        100円

 合計            1978円
 9月累計         57998円

 『教育再生会議:中教審、道徳教科化を見送り』
 らしい。まあ、こころのノートはまだあるんやろうけど、安倍氏残念無念。。。
 ちゅうても、過去の政治家が誰も出来なかった方法での辞意表明をして間違いなく日本の政治史に残る事をしたし、満足だろう。
 ついでに国民投票法案も通したし。

 噂では安倍氏の政治生命は終わりらしい。まあ、確かに殆ど国会を侮辱しているとしか思えん辞め方で辞意表明したんやし、そんな国会議員はなぁ。。。
 まあ、元々金持ちやし、生活の心配もないやろうし、別にエエか。趣味がなんか知らんが、金もあるし、歴史に名前も残したし、ヨメはんと二人でノンビリしたらエエ。
 それでもヒマやったら坊さんにでもなったらエエ。実家の宗旨がなんか知らんが、真宗僧侶になったらエエ。頭もエエねんやろうし、金もあるねんし、まずは龍谷大学にでも行って、専門課程から編入したらエエやん。その後に大学院に行って博士課程も行って、で、大谷専修学院へ(笑)先に専修学院の方がエエかな(笑)

 『美しい国』を求める生き方がどれだけしんどいのかを体感出来たわけやし。週刊誌ネタでは辞意に関して色々と噂されているが、まあ、疲れとったんやろ。単純に。
 そりゃ、そうでっせ。人間はナマモノやから、人間が作り出す理想の『美しい国』に従えるわけがない。そりゃ、破滅しまっせ。で、破滅してもうたわけやね。身も心もボロボロになって。
 【安倍晋三『観無量寿経を読む』】とか宜しいでんがな。
 【安倍晋三『美しい国から浄土への転向』】っちゅうのもエエなぁ。

 専修学院には『感話』っちゅうのが朝の勤行後にある。例えばこういうのはどうだろう。
 
 「私は皆さん知っての通り、元総理大臣でした。その頃に私が打ち出したテーマは『美しい国』でした。そして私は私が想い描く理想の美しい国造りの為に邁進してました。そして、その過程に置いて、私は皆様御存知の通りに日本、いや、世界の議会至上初の汚点を残してしまいました。
 当時の私は本当に身も心もボロボロでした。自分が想い描く理想の国造りに邁進していたのですが、私は、その『私』を疑った事がなかったのです。『私が想い描く』という『私の想い』を全く疑った事がなかったのです。
 私は名家で生まれ育ちました。お爺ちゃんは元総理大臣ですし、父も総理候補と呼ばれた方でした。そういう政治一家で生まれ育った私は必死に勉強し、私なりの国家観、理想の国家観を持ちました。それが『美しい国』でした。
 ですが、私も人間であった、生き物であった、決して理想に生きる事の出来ない、思い通りに生きる事の出来ない『人間』であった、と云う事は、総理を辞意表明して病床に入るまで全く気づこうとすらしませんでした。
 私は私自身を私の『想い』を実現する為の道具として扱っていました。それは最後まで続きました。
 今でも云われますが「何故、所信表明をする前に辞意を表明しなかったのか?」と。今となればそれは「人間であったから」と云う事が出来ますが、当時は全く解りません。「まだ、大丈夫だ。まだ、大丈夫だ」と、「今ここで辞めてしまったらお爺ちゃんにも父にも合わせる顔がない」と。私の理想をサポートしてくれた人達に申し訳ない、と。そんな事で頭が一杯で辞めるに辞められない状況下に私自身があったのです。
 ですが、私も人間でした。思い通りに生きたくても、生ききる事のできない人間でした。
 その事を『苦』と仏教で呼ぶと云う事をこの学院で学ばせて頂きました。まさに私は苦にのたうちまわり、御存知の様な失態をしてしまいました。
 『さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし』
 と云う言葉を担任の先生から教えて頂きました。
 「安倍さん、あなたがした事は世間では決して許される事ではないかも知れませんね。でも、仏教では『さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし』という言葉があります。あなたもそうじゃなかったんですか?苦しかったでしょうね。ここでゆっくりと休んで、あなたが歩んで来た人生、あなたがやりたかった事、あなたの理想を今度は仏教の教えに照らして学んで行って下さい」
 と。
 私は私をずっと責めていました。同時に周囲からのプレッシャーにも責めされていました。私が想い描いた『美しい国』に一番苦しめられていたのは私自身だったのです。
 私はこの学院に来て、私自身が身も心もボロボロになったのは如来、阿弥陀如来からのメッセージであると感得出来ました。
 院長先生にこんな詞を紹介して頂きました。
       八木重吉『草にすわる』
      わたしのまちがいだった
      わたしの まちがいだった
      こうして 草にすわれば それがわかる
 私は、今、この学院に来て『草』に座っている気分です。そして、今までの『私の想い』が間違って居たと。『私の想い』が私自身を苦しめ、同時に総理大臣という重職の立場で国を『私の想い』の方向へ向けてしまった事に対する罪を感じます。
 私はこの学院を卒業後にもう一度国政に戻る決意を表明します。そして、次は私の想い描く『美しい国』ではなく、つまり人間の理想の国でなく、仏、衆生の願い、あらゆるいのちあるもの全ての願いを表現された仏の世界、浄土をこの日本に広める為に、『美しい国』ではなく、浄土を本国とする日本にすべく私の人生の仕事として歩んで行きたいと誓います。
 皆様、今、自由民主党は存亡の危機です。また、この安倍晋三も存亡の危機です。有権者の皆様の御力添えが必要なのです。なにとぞ、なにとぞ、次回の衆院選挙では安倍晋三、安倍晋三を宜しく御願い致します。比例区には公明党と記入して下さい。皆様の清き一票が日本の政治を変えるのです。」

 ん?

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6 コメント

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Unknown (シズオ)
2007-09-20 10:46:17
日本ばかりか、世界を「美しい国」にしようとした
東条英機さんの最後の言葉。

「病苦より一瞬間の死は余程幸福です。
終身にでもなったら永久に煩悩につきまとわれて、
たまったものでない。一番大事なことは、
弥陀の浄土に(信仰によって)往生させて下さって
喜んで死んで行けることです。

今こそ死時だと思ったのです。昨夜宣告の時、
心が朗らかになりました。大無量寿経の中の、
法蔵菩薩が決定して無上正覚を得るといわれる、
あのような気持になりました。」

弥陀の本願を信じ、往生を信じ、念仏を申しながら
絞首台にあがったわけです。

いろいろと戦犯の問題がマスコミ等でにぎわって
おりますが、いったい彼はどこにいるんだろう。

安部さんも、いらっしゃ~い♪
返信する
Unknown (エロ坊主)
2007-09-20 23:34:42
 >安部さんも、いらっしゃ~い♪

 全国仏青にですか(笑)年齢制限なさそうですしね。

 そうか、前も教えて貰ったけど東条英機さんが居たんですね。少し検索してみると処刑前に読んだ詩も

 さらばなり 有為の奥山けふ越えて 彌陀のみもとに 行くぞうれしき
 明日よりは たれにはばかるところなく 彌陀のみもとで のびのびと寝む
 日も月も 蛍の光さながらに 行く手に彌陀の光かがやく

 と、バリバリの念仏者ですね。

 シズオさんから教えて頂いて初めて知ったのですが、この事って何かにまとめて書きました?全国仏青とかなんかの機関誌で。書いてたら教えて下さい。書いてなかったら、書いて下さい。御願いします。
返信する
A級戦犯の往生 (シズオ)
2007-09-20 23:47:40
この戦犯の往生って靖国問題の根幹にかかわる
問題なんだと思うのですが、大谷派の
(近代ではなく)現代教学では、往生できないことに
なっているのでしょうか。
なぜか、誰も問題にしないのよね。

>書いてなかったら、書いて下さい。御願いします。

う、なんだかwadaさんの「天皇人権論」なみに
袋叩きに会う予感が・・・(汗

あ、だから、誰も問題にしないんだ!(笑
返信する
Unknown (エロ坊主)
2007-09-21 00:23:19
 確かに『A級戦犯』の合祀を問題にする事によって靖国の問題を語られる方も居ますが、まあ、悪人正機ですし(笑)
 でも、「後鳥羽上皇も念仏者になった」とは竹中先生が云ってましたし、東条英機が念仏者になってたらますます凄いですヤン。

 >あ、だから、誰も問題にしないんだ!(笑

 だったら、やっちゃえ!
 でも、誰もやらない理由が「花山信勝は本願寺派だ!」とか、「親鸞会の人が問題にしている(http://inochi.jpn.org/hitoiki/C06.htm)」等という理由だったら笑うなぁ。。。
 それ以前に、殆どの人がこの事を知らない気がしますが。。。

 シズオさんとは同じ歳ですし、共に戦争を知らない世代です。
 以前に北海道の寺で盆の手伝いをしている時に、そこの副住職が寺の同朋会で靖国問題について語り、「確かに私は戦争を知りません。ですが、戦争を知らないから語れる事もあるのです」とか仰ってました。
 東条英機氏が念仏申して、他の念仏者と同じく浄土往生していたら、それは戦争を体験なさった方々には深い様々な感情を呼び起こす事になると思いますが、でも、戦争を知らない私たちが、二度と戦争を起さない為には非常に有効的ですし、それ以前に事実を政治的理由でもって隠す事は変だと思いますし。

 叩かれたら、叩かれたで面白いですやん。きっと色んな先生がこの事について様々な角度から問題にして呉れるのでしょうし、きっと今なら菱木先生も、藤場先生も協力してくれると思いますが。
 竹中先生なんて生きてたら「シズオ君。。。君は学生時代は酒ばっかり飲んで将来が心配でしたが。。。」と涙、涙でっせ。

 ちなみに、今年の夏の青草スクーリングではスペシャルゲストで菱木先生が登場したらしいです。私は仕事でその講義は聴けなかったのですが、何やら、竹中先生の新刊三部作を読んで「こんな講義が行われて居たなんて。。。」と感激したらしく、「是非、私にも喋らせてくれ」と割り込んだみたいです。
 ですから、シズオさんが東条英機の事を書いても全く大丈夫だと思いますし、一番煩いおっさん、失敬、先生が応援したら問題ないっしょ。
 書いちゃえ、書いちゃえ!

 っちゅうか、私も22日からの彼岸法要で少し感話させて貰えるみたいでして、丁度『真宗門徒』について喋ろうと思っていたので早速使わせて頂きます。サンクス!
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Unknown (シズオ)
2007-09-21 01:11:43
ありがとう。

では、うたってみよう、狂信のうたを。
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Unknown (エロ坊主)
2007-09-21 01:39:54
 ♪真宗念仏一直線 
  バカ正直のキャラクター
  吠えるはイヌキャラで解ってりゃあ
  そーれブチ込め伝統に
  かっとばせ!シズオ!
  (阪神ヒッティングマーチのリズムで)
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