坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

普通の子ども

2011年09月04日 | 坊主の家計簿
 気になる情報

【セシウム汚染:野生キノコから高濃度を検出 福島・棚倉町】
 福島県は3日、野生キノコの検査で、棚倉町のチチタケから1キロ当たり2万8000ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。国の暫定規制値(同500ベクレル)を上回り、キノコのセシウム濃度としては過去最大。県はチチタケのほか、同町内の野生のマツタケやホウキタケなどについて、採取と販売自粛を関係団体に要請した。
 3日に同町北山本の山林で採取した。周辺の環境放射線量は毎時0.3マイクロシーベルトと比較的低く、隣接する塙町で採取したチチタケも109ベクレルにとどまっている。県農林水産部は「どうしてこれほど高い値が出たのか分からない。これから野生キノコのシーズンだが、県の検査結果が出るまでむやみに採取しないでほしい」と呼びかけている。【関雄輔】
http://mainichi.jp/select/science/news/20110904k0000m040060000c.html

 危ねーな、これ。

 何やら

『県農林水産部は「どうしてこれほど高い値が出たのか分からない。これから野生キノコのシーズンだが、県の検査結果が出るまでむやみに採取しないでほしい」と呼びかけている。』(上記リンクより)

 らしいが、ガキがいう事を聞くのか?
 まあ、「三食キノコばっかり食べているのか?」という冷静な意見もあるのだが。

 ふと、子どもの頃を思い出す。
 実家は大阪の下町の工業地帯。松下の本社が近くにあって、その下請け工場、大人になって初めて知った言葉『孫請け工場』なんぞもある。純粋な『工場地帯』と言うよりは、大きな松下の工場と、関連企業の工場が点在している中に住宅地がある。そんな所。
 それでも、「あの花の蜜は甘い」とか、「あ、イチゴや!」とか。え~。。。天然ものではなく、他所様の庭先のものなのですが。。。
 自転車で2時間ぐらい走ると山があった。山に行くと都会っ子だってハシャグ。「うわ、キレイな水や!」なんぞと飲んだりもする。
 ある時、同級生が山の岩肌から流れて来る水を飲んだら、え~。。。なんやったけな?お腹を下したり高熱を出したりしたのだったっけな?まあ、体調を崩した。山の上にゴルフ場があったらしい(笑)当然、それを知っている人は誰もそんな農薬入り水は飲まないだろうが、私たちはガキだった。私は飲んでないけど。「セーフ!」「一緒に行かなくて良かった!」である。ただ、私は近くを流れる大きな河川敷にある『水を使った遊び場』の水を飲んでしばらく喉が死ぬ程痛かったが。。。大きな川の水は間違っても飲もうとは思わなかったが、遊び場の水なら「大丈夫やろ」「水道の水やろ」なんぞと飲んでしまって、大変な事になってしまった。
 というように、え~。。。一概に決めつけてしまうのもなんだが、ガキはアホだ。あ。大人もアホなので、え~『幼い』か。幼いから、え~。。。これも大人も一緒か。でも、まあ、同じ人間で比較するならば、幼い時の方が知らない事は多い。

 福島周辺ガキは野山に行った時に、これからは農薬だけでなく、放射能も気にしなければならない。まあ、さすがにキノコをそのまま食べるガキは居てないと思うが、でも、ガキ同士の中で野山で遊んでいる時に、ガキはすぐに腹を空かすし、年上のガキから「これは生でも食べれんねんで」なんぞというのもあるかも知れない。これから秋になれば栗とか色んなオヤツがあると思う。当然、んなものは測定されていないだろうし、測定されていたとしても、まあ、知らないだろうし、知っていても言う事を聞くとも思えない。それこそ大阪では『やんちゃなガキ』というのだが、『やんちゃなガキ』は『大人に反抗してナンボ』の世界であったりもする。

 子どもの頃にゴミの山を中心とする建設中の公園があった。池にはメタンガスがポコポコ湧き出てたりしてた。当然、学校の先生などから「行ってはいけません」だったけど、そんな忠告を聞くわけもなく、よく遊びに行ってた。え~。。。なんとか生きてます。
 その時に受けた健康被害は知らない。私の何がその時に受けた健康被害なのかは知らない。まあ、ガキは『弱い』だけでなく、大人よりも強かったりする部分もあるし。放射能でも同じ事をいう人も居ているし。まあ、解らん。

 福島周辺のガキの遊び場は、ゲームセンターや公園だけではないのだろう。当り前ながら。自転車なんぞで野山や、海に行ったりする事もあるだろう。
 公園は、多分、放射線量が測定されているだろうし、危険な公園は封鎖されているのかも知れない。詳しく知らん。まあ、危なかったら除染して、表土を別の所に持っていけばいいのだろうし。その場を『立ち入り禁止』にすればいいのだろう。でも、まあ、土嚢が一杯ある所で、かつ『立ち入り禁止』の所って、監視の目が薄いからガキにとっては最高の遊び場だったりするのだが。小石で戦争ゴッコするには最適な所なんだが。

 今まで色々な公害があった中で、今回の原発事故での公害が加わった。
 ますます、イヤな世の中になった。

 この台風が過ぎたら少しは涼しくなるかな?今年の大阪の夏はここ数年に比べると楽だったけど、それでも暑いし。
 電力も大丈夫だった。幾つかの原発が停止したままでも乗り越えられた。その為にかなりな御苦労があったらしいが。ということは、まあ、「来年もこういう事が出来るかどうか解りません」と言っている人も居たが、来年まで時間があるのならば、その間に体制を整える努力を、それこそ『国家の威信』をかけて努力するしかない。別に再稼働する必要もない。

 『イヤな世の中』でも生きて行かざるを得ない。その中で生活をして行かざるを得ない。

 「じゃあ、何の為に生活しなければならないの?生きて行かなければならないの?」

 昨日の昼飯でチャンポンを食べた中華料理屋にタブロイド紙が置いてあって、その中の記事に福島の中学校やったけな?まあ、福島の学校の先生が、生徒を含めた結婚の話になった時に「君達は結婚してはいけません」とか言ったらしい。
 『海外』からの刺激的なニュースや、映画では「普通の子どもは20%ぐらいしか産まれません」とかなんとか。国内の週刊誌でも。原発事故と『普通の子ども以外』との因果関係は証明されていない。多くの異論の説もある。

 だいたい『普通の子ども』ってなんやねん。。。


 ♪何の為に生まれて 何をして生きるのか
  答えられないなんて そんなのは嫌だ!
 (アンパンマンのオープニングソングより)