坊主の家計簿

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 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

さぶらう

2010年11月24日 | 坊主の家計簿
 ゲーム『シヴィライゼーション』。そろそろ飽きて来たな。なんせ「長い!」だいたいワンゲーム5時間ぐらいかかる。逆にいうと5時間で済むのだが。信長の野望とか、比べ物にならないぐらい長いし、シヴィライゼーションのパソコン版も比べ物にならないくらい長いらしい。ああ、Macで出てなくて良かった。海外版では出ているらしいのだが、日本語しか読めんぞ、ワシ。
 しかし、まあ、そろそろこのMacにもWindows7を入れようと思ってはいるのだが、その時が危険やな。恐らく、過去の経験上、一ヶ月ぐらいは『仕事以外はパソコンでゲーム』という非常に恐ろしい状態になる事、必須。で、それは無理。なので、コタツに潜り込んでiPhoneでコソコソとゲーム三昧。ワンゲームだけなのだが、先に書いたように5時間ぐらいゲームしてます。サボる時は徹底してサボるぞ、ワシ。

 で、今日もコタツに潜り込んでゲームしてたら臨時ニュース。何やら北朝鮮が韓国に砲撃したらしい。ママ、固まる。私も気になったのだが、当時の私は隣国の日本からの激しい攻撃に遭いつつ領土拡大をしてたので「それどころとちゃうわ」状態。アステカのゲームレベル国王だったので、まあ、負ける気はしなかったのだが、それでも大変な状態だったのだ。
 晩飯食べたり、娘と遊んだりして、夜、ママと娘が寝てからようやく本気でニュースを見出す。
 砲撃された映像が生々しい。『軍人』と呼ばれる人が2人亡くなられたらしく、また、これは不確定な情報なんだろうが、『民間人』も2人連絡が取れないらしい。

 号外も出たらしい。テレビでは「韓国と北朝鮮が戦争?」等というテロップが出てた。しかし、まあ、とある『軍事アナリスト』とか云う人の話によると、本気の砲撃ではないらしい。本気の砲撃ならば桁違いの砲撃を出来るらしい。
 韓国の大統領が「戦争にならないように」やったかな?まあ、そんな内容の事を語ってはった。けど、「やられたら、やりかえせ!」で、射って来た砲台めがけてかなり撃ち込んだらしく「向うも被害はかなり出ている事でしょう」と。

 何やら、北朝鮮が主張する『国境』と云ってはいけないのだろうが、『停戦ライン』というのか?まあ、そんな『国境みたいなもの』と、韓国が主張するラインとが違うらしく、確かに韓国が主張するラインは「おいおい、それはかなり乱暴ちゃうんけ」と突っ込みたくなるラインなのだが、まあ、とにかく、米韓で合同演習をしたらしく、それに対する報復だったらしい。

 今回のやり取りで、何人の『軍人』と呼ばれる方々が亡くなられたのだろうか?
 いや、今回の問題は民間人が住む所に対する砲撃だったのだが、それが故に大問題になったのだが、それと同時に「じゃあ、軍人だったらエエのか?」と考えてしまう。

 「暴力装置でもある自衛隊」の発言で問題になっている仙谷官房長官。確かに軍事組織は暴力装置である。で、非常に素朴な疑問だったのだが、あの国会答弁の中で発言した『暴力装置』という言葉は何やらマックス・ヴェーバーとかいう人の用語らしいのだが、え~。。。あの発言を聞いた人達はみんなその意味が解った上で問題にしていたのだろうか?「さすがは国会議員、インテリでんな」なのかな?ごくごく当り前の業界用語だったのだろうか?なんぞと、ふと思ったりする。

 そういう社会学用語は別にして、自衛隊は暴力装置である。何やら世耕氏は「現場の隊員の為に」と云っているが、自衛隊は暴力装置ではないのか?平和ボケして、すぐ隣国で砲撃があっても「それよりもゲームが大事」なんぞと平和ボケした私の様な人間の代わりに「イザとなったら暴力を振るう」為に自衛隊の人達は軍事訓練をしているのではないのか?

 話はずれるが、葬儀社の方々は差別される、という話を聞く。
 また、これは恩師が語っていた事なんがだ、「坊さんだって差別されているのですよ」と。
 それは『死』に対するタブー。『死』を『ケガレ』とするから。
 まあ、『寺業界』でも、「あそこは葬式寺や」とか「あいつは葬式坊主や」等という発言を聞いたりするし、私も現場に出るまではそういう意識があったし。まあ、最初に働いてた寺が、いわゆる『葬式寺』だったので、そういう意識は吹っ飛んだが。レッテルなんぞ関係なく、結局は『個々』なんだし。え~。。。うちの住職、ゲームばっかりしてまっせ(笑)

 話を元に戻す。
 暴力装置でもある自衛隊の人達、あるいは、他国の『軍人』と呼ばれる人達は『戦争で死んでイイ人』であるわけがない。
 今回の砲撃は、昔の言葉では『西側陣営』と呼ばれる日本で入って来る情報だし、韓国とは同じアメリカの同盟国。なので、入って来る情報は当然、「こちらに都合のイイ風」になっているのだろうし。韓国がやり返したのならば、北朝鮮にも犠牲者が出た。
 「軍人だから構わない」「北朝鮮の人だから構わない。」にはなり得ない。

 暴力装置でもある自衛隊の人達も同じ。『暴力装置』だから、『自衛隊員』だから、『民間人』よりも『戦争状況』の中で『命が軽い』という事はあってはならない。
 「いや、それが仕事やろ」という話なんだが、所詮『仕事』。

 戦場カメラマンや、危険地域に入り込む『仕事』あるいは、『ボランティア』という『仕事』であっても、英雄視される必要もないけど、「そりゃ、仕事やねんから仕方がないで」というのはおかしい。

 砲撃で、『民間人』にも犠牲者が出た、という事に対して、私は反射的に「え?民間人にも犠牲が出たん?」と思ってしまう、感じてしまう。
 でも、それは間違いや。
 『敵』だろうと、『軍人』だろうと、人間に変わりはない。