坊主の家計簿

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 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

豊かな老後

2010年11月13日 | 坊主の家計簿
 学習会へ。いつもは自転車なんだが、今日は「しんどいからパパは電車で行って来る」宣言をして電車で。うちからJRで290円の30分少し。ただ、駅から歩く時間を考えると自転車が一番早く、かつ安い。ついでに交通費でラーメンも食べれるし、ラーメン分のカロリーは消費出来てるやろうし。んが、まあ、今日はしんどいので電車で行く。
 帰り。今日はお酒を飲むメンバーも居なく、かつ、電車で行ったぐらいにはしんどい状態だったのでさっさと帰宅して、家の近所で晩御飯。大盛りのカレー焼き飯(学生街なので放っといても大盛り)の上に唐揚げが乗ってて、周囲にカレーソースがかかってあるのを食べる。いつもよりも焼き飯の盛りが少なかった気がするのだが、それでもお腹いっぱいなので、帰宅して寝る寸前だった娘と少し遊んで、その後にコタツに入って報道ステーションを見てたら寝てた。。。

 録画してた『がっちりアカデミー!!』を見る。今回は年金の話だった。
 豊かな老後の話をしてはったのだが、え~。。。夫婦2人の老後の資金は1億らしい(笑)毎月40万らしい(笑)。毎月40万、年間480万。え~。。。年収480万って、結構なお金持ちだと思ってしまったりするのだが。。。少なくとも私の生涯には関係がなかった話であり、まあ、今後も関係がないだろう。
 何やら、テレビに出てた保険会社の人曰く、「年に一回の温泉旅行と3年に一回の海外旅行」なんぞと言ってたが、え~。。。海外旅行は別にして、じゃらんと青春18切符や、高速使わない車での旅行ならば結構安く行けたりするのだが。まあ、老後は医療費とかがあるから金がかかったりするのかも知れんが、それでも、あーた、夫婦で40万も居るのか(笑)

 まあ、「豊か」っちゅうのがキーワードなんだろう。んが、この「豊か」っちゅうのも結構あやふやな概念だと思ったりするのだが。
 
 無縁声声―日本資本主義残酷史という本を書いた平井正治さんは、確か300円やったかな?500円やったかな?そんなドヤに住んでいたはずなのだが、結構豊かな老後(?)を過ごしてはったはずなんだが。まあ、あの人に『老後』があるかどうかは知らんが。
 寺関係、寺での人間関係を除けば、恐らく月収40万、年収500万ある人間関係なんぞ壊滅状態だと思われるのだが、え~。。。結構、豊かだと思ったりするのだが。豊かさなんぞは個人の感覚でしかないわけなんだし。
 当然、「消費バンザイ!」のテレビに出ている保険会社の人が「まあ、何が豊かなのかは個人の感覚の問題ですからね(笑)」なんぞと言うわけがない。だって御仕事ですし。
 テレビ局の人も御仕事。テレビ局といっても、殆どが出入り業者の人達らしいし、下請け、孫請けの社員の給料は年収500万あるのか???まあ、『テレビに出る側』はあるのかも知れんが。
 小倉優子が面白い事を言ってた。「加藤さんは朝の顔になってから庶民派ぶってる」なんぞと。まあ、「電化製品の暖房で何が一番安いか?」というコーナーでの話。小倉優子の家は床暖房らしい。で、「え~!」という加藤達に対して「うそ!みんな持ってるでしょ」と。で、先の発言。まあ、『朝の顔』になった加藤浩次は億万長者だとしても「それを言ったら仕事にならん」のかも知れんし、小倉優子はああいうキャラで売り出して御仕事しているわけなんだし、まあ、しゃーない。

 年収300万のテレビ局孫請け会社の社員が「何の話や?」なんぞと思いつつ、あるいは、『保険の外交員』という一部の人を除けばむっちゃキツい仕事、収入の人も「豊かな老後」を売り文句にしながら生活している。
 
 「こんな葬式、私には出来ひんわ」と思いつつ働く葬儀社の社員さんだったり、「こんなもん、一生食べられへんわ」と思いつつ働くホテルのレストランの派遣社員だったり。

 御近所中華料理屋で晩飯を喰いつつ『イキガミ』っちゅう漫画を読んでた。何やら国家機密を流出した人が「あなたの余命は24時間です」なんぞと言われる漫画。ちょっと違うが。いや、大きく違うか。まあ、1000人に1人が『若者』の間に国家の方針で殺される、小学校時代の予防接種に入り込んだカプセルで「誰が死ぬか解らん」状態で殺されて行く、っちゅう設定の漫画。2巻までしか読んでないけど、今の所は突然「あなたの余命はあと24時間です」と宣告された若者の物語。

【「南無阿弥陀仏というのは、人間に生まれてよかった。生きてきてよかった、という人生を歩む心になってほしいという心ですよ」】(伊藤元)