enjoy

炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

授賞式(前置き編)

2007-02-26 12:08:13 | 日記・エッセイ・コラム

娘の作文の授賞式の日が、今度の日曜にせまってきた。
当日の報告のみで投稿が済むと思っていたが、いろいろヤバイことが出てきたので、ちょっと前置きを・・・

私の気持ちをよそに、ただひたすら娘の晴れ舞台を見たがっていた主人だが、ここのところ仕事に追われて忙しく、釜の調整も微妙なことから、行くのを断念。
先週早々に「おまえに任せる」と言ってきた。
そんな~~、任されちゃっても・・・と思いながらも、会場を確認。
本人は制服だが、私の着ていく服を娘に相談して、準備万端。
運転手くらいのつもりで同席の覚悟を決めた矢先・・・

『受賞後、本人に作文を読んでいただきたく・・・』との知らせが学校に舞い込む。
国語担当の先生には、ブログ「母の生き方」1,2をプリントアウト読んでもらって、私の気持ちを知っているだけに、
お嬢さんにとって、良い知らせが・・・』と手紙を添えて連絡してきた。

ゲッ! うそでしょう?!

「お母ちゃんが恥かくことになるから、行ったらアカン!」と言う末娘。
「アハハハハ」と、ただ笑っている主人。
もう、この際、「開き直るっきゃぁないだろう!」と、半ば覚悟を決めるしかない私。

こんな題材、選ぶんじゃぁなかった・・・
もっと上手に文章書けば良かった・・・など
ブツクサ言いながらも、読みの練習をボチボチとし始めた当の本人。

何も知らないのは長男。
「4日、前を通るから、欲しいものあったら、届けてあげるよ」とだけ、連絡してある。
ドライブ気分で和歌山城まで行って、会場では小さくなるか、別室で待ってるとしようか・・・


スロー料理(その2)

2007-02-22 15:06:07 | 日記・エッセイ・コラム

お陰様で確定申告は、初日15日に商工会へ提出できた。
1月の末頃は出来上がるのか不安になるくらい、例年に比べてペースが遅かったが、どうにか間に合った。
専従者としては内容は惨憺たるものであったが・・・ただの事務員としては出来上がってホッとしている。

事務に専念した日に出来た料理。
子供達のリクエストで、黒豆、五目煮豆。
前夜に水に浸けておき、朝からコトコト煮た。
ほとんどほったらかしでも、休憩がてら炭をたし、柔らかさをみてほっておく。
味をつけて、またほったらかし。
息抜きにはちょうどよく、味見をしてニマーッとなる。
「んーー、おいしい!!」

無性に食べたくなって作ったのが、豚の角煮。
午前中に配達に行った帰り、豚バラかたまりと特大のダイコン買って準備OK!
まず、米のとぎ汁でダイコンを下煮。事務作業、開始。
頃合いを見て休憩。肉にとりかかる。(大鍋が1つしかないので、こうなるのだ)
30分毎にタイマーをかけて、コトコト煮る。
めんどーな数字のやりとりと計算に頭を使いまくって、夕飯前にはクラクラしているけれど、食べたーいものができている♪
ちょっと、し・あ・わ・せ!

角煮の翌日は、残った調味液を使って”どんぶり”ものにする。
親子、他人、油揚げを使った”木の葉どんぶり” いずれでも良い。
調味液に具材を入れて煮る。味はほとんど付けなくても充分、卵でとじればできあがり。
リサイクル料理だ。

確定申告がすんだ今、次なるハードル。
3月初めの生涯学習フェスティバルにむけて、読みきかせの練習と、月末提出のパッチワークの作品仕上げに追われている。 ファイトー!!


備長炭公園にて

2007-02-18 12:08:44 | 日記・エッセイ・コラム

備長炭公園は今までに何回か訪れたことがある。
梅料理の試食サービスと聞いて家族ででかけ、創作料理など堪能し、炭琴コンサートを聴き、1日楽しんだこともある。
龍神から田辺市内へ出る時は、道の駅でもあって、ちょうどよい休憩地点である。

今回訪れようと考えたのは、炭を取り扱ってくれているお客さんからの依頼によるもの。
『紀州備長炭』と書かれた”のぼり”が手に入らないか?と言う。
おそらくここには何本もの”のぼり”がはためいているだろう・・・とは思いつつ、我が家からはとても不便なところゆえ、行くタイミングをみつけれずにいたのだ。

案の定、ありました、ありました。入り口から駐車場に数本。
赤い生地に文字を黒と白で抜かれた”のぼり”が。
目立ちそうでいいなぁと思ったら、下部に”田辺市”とまで入っていた。
しゃーない、問い合わせは後日、市役所にするとして・・・公園内をグルッと散策。

私にとっては珍しくもない釜場の前を通り過ぎようとしたら・・・
炭焼きのおじさんと前を歩いていた観光客が話をしている。
立ち止まっておじさんの手元を見て、アッと思った。

直径25cm、高さ20cmくらいの株の炭。
壺状になっていて、そこに径1~2cm長さ30cm前後の炭をさしていた。
私もビンや壺、かごなどにさして部屋に飾ることは勧めているが、容器まで炭で作っちゃう、その技術にびっくりした。

観光のお客さんは、興味は示したものの、購入には至らず、立ち去ったあと、おじさんに話しかけてみた。
他の長い炭と一緒に釜の中で焼いて出来るのか?
穴はどうしてつくるのか?などなど。

炭焼きの妻であることを明かした上で、いろいろ教えてくれた。
「ただ炭を焼いてるだけより、たまにこんなん入れて楽しまなぁ」
「どんな形の炭が出来るか、楽しいでぇ・・・」
と言いながら、灰の中から出てくる、出てくる。変わった形の炭。
私は灰だし中にたまたま出来たのを取っているが、このおじさんはわざわざ原木の段階で出来上がりを想像して、釜に入れ、炭になるのを楽しんでいる。
趣味であり、アートだ。

釜の横に置かれた棚のコレクションに興味をもって眺めていたら、
「もっとすごい作品見たいか?」と聞いてきた。
倉庫に連れて行ってもらい、みせてもらう。
アートを越えた、見事な”炭の芸術品”の数々。

当初の目的以上のすごい、大収穫!!
自分なりの炭への楽しみ方があってもいいんだ、と確信がもてた気がする。


紀州備長炭振興館にて

2007-02-16 15:14:28 | 日記・エッセイ・コラム

備長炭公園については後にまわして、まず、振興館でのことを書くことにする。

1ヶ月くらい前の地方紙に 『オブジェ約30点展示』
『炭アート展 「炭の声が聴きたくて」』 という記事をみつけたからで、作品展は2月10~12日となっていた。
切り抜いて、冷蔵庫にある私用スケジュール日めくりの束の1枚として、はさんでおいた。

主人はともかく、私自身は振興館はあるのは知っているが行ったことが無く、地図で見て唖然。
みなべ町内でも梅振興館は42号から近く何度か訪れていたけれど・・・
そこはみなべでも奥も奥。龍神にほど近いところにある。
意を決して出発したのである。
さすが『梅と炭の町』と言うだけあって、道沿いに炭窯が点在していた。

02120008 振興館の中に入ると真正面に、写真のように作品が展示されていた。
写真には写っていないが、左奥にあった大きな切り株の炭に圧巻!
炭にからめるようにある”つた”や”つばき”が炭かと思い、座り込んで観察。
そばにいた人が作者だったようで・・・いろいろ説明をしてくれた。
花炭かと思ったが、それは炭を混ぜ込んだ特殊な粘度だそうだ。
粘度とは思えないくらい、自然な形状をしており、細やかな、見事な手工芸だ。

このテーブルの横にもう1つ、炭を使ったアート作品が十数点。
またちょっと違ったイメージの、でも今風で”かわゆい”感じの作品たち。
プチクレイアート作家の草分八寿子さんの作品。
いずれにしても細かーーい。

パッチワークなどは細かい私だが、こと炭に関してはどちらかと言えば大雑把。
大胆な感じのイメージしか無かったので、ちょっと、お・ど・ろ・き?
新たな発見だ。

写真の作品の作者は、みなべ町在住の猪野文子さんとおっしゃる。
http://www.naxnet.or.jp/~inof
帰宅後メールをいただいた。
18日まで、これらの作品は梅振興館にて展示中とのこと。
「もう一度ドライブ」って言うには、時間と体力がちょっと足りないかなぁ・・・


梅の花

2007-02-13 22:35:30 | 日記・エッセイ・コラム

我が家の川向こうの梅畑が、先週から薄桃色を帯びてきた。
山の斜面もボーっとしたような、春霞を思わせる色になっている。

釜のすぐそばの梅畑は、毎年6月に私がお世話になっているところ。
10日土曜日。朝箱詰めの為に前を走ったときは、まだ1分咲きとも言えないくらいだった。
夕方、2~3分咲き。暖かい1日だった証拠だ。

11日。三重県熊野市へと向かう道中。
中辺路、本宮と311号を走りきるのだが、山間部へと向かうだけに蕾はまだまだ堅い感じがした。

12日。単独ドライブ。
前日とは反対方向へ走ること5分。 満開の梅、梅の花。
市街地まで来ると、風邪に花びらが舞っていた。そろそろ終局?
02120001 そして、田辺梅林。
初めて訪れたのだが、市街地からかなり山間部へ走った。
私の住んでいるところよりも海抜は高いのではないだろうか?
花は3~5部咲きってところ。

02120005 それにしても驚いたのは傾斜のすごいこと!!
山の斜面、一面に梅の木が植わっているのだけれど・・・収穫には落ち梅を拾うのだけれど・・・車道に立っているだけでも足がすくみそうになる。
剪定や消毒など、作業は大変だろうなぁ・・・
3連休最後の昼下がりとは言え、観光客はかなりいた。
それにしても・・・この斜面の梅が全て満開になったら・・・すごいんだろうなぁ・・・

これだけ走って結果、我が家の前が1番の見頃。ただいま満開である。