enjoy

炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

ごんぱち

2007-04-26 11:11:16 | 食・レシピ

4月に入ってから、ここのところちょっと寝不足気味である。
原因は、”ごんぱち”の皮むきに夜なべ仕事しているからである。

”ごんぱち”とは・・・
紀南地方の呼び名で、全国的には”いたどり”とか、”いたんぼ”と呼ばれている植物。
正式には「いたどり」 タデ科で野原や道ばた、空き地などに生えている。

子供の頃、GWと言えば紀北の祖母の家に行って、家族や親戚と山菜採りをするのが恒例で、ワラビやゼンマイを収穫して食べた。
野山を歩くので、のどをうるおす目的で”いたんぼ”(紀北の呼び方)を採って皮を剥き、そのまま、もしくはちょっとだけ塩をつけて食べる程度だった。
また、余ったものは切り込みを入れて水に浮かべて遊んだ。

こちらに移り住んですぐ、この季節が訪れた。”ごんぱち”の話題が多く、親方の家で煮たものも食べさせてもらった。素朴な味でおいしかった。
しかし、ごんぱちが”いたどり”のことであると知ったのは4,5年後。

友だちに調理法を教えてもらい、採りにでかける。
04140001初めの頃はどこに行けばいいのかわからず、収穫量は少なかった。
何のことはない、釜場の周辺にどっさり生えていることがわかり、ここ数年はわざわざ採りにでかけることもなく、仕事の合間に収穫、帰ってから皮をむき、塩漬けにする。

★1~2日後、朝から塩抜きをして、夕食を作るときに水切り、5cm長さに切って、きんぴらと同じように調理。”いたどり”は熱に弱く、加減がわからないので、一番失敗ない調理方法である。

★豚肉とにんじん、あればタケノコも入れて、中華炒めもおいしい。この場合、私はできるだけ細めの”ごんぱち”を選んで使っている。

★最近知った食べ方に”ナムル風”。家族の反応も上々である。
やはり、細めを選び、熱湯にサッとくぐらせたものを醤油、砂糖、ごま油を合わせた調味液につけ込む。
熱に弱いので、ゆで過ぎないことに気をつける。

★大量に収穫できたものは、塩漬け状態のまま、保存袋にきっちりと入れて、空気を抜き、冷凍庫へ。食べる日の朝、解凍兼、塩出しを夕方までする。

忙しい合間を縫って、収穫にいそしむ私。少々しんどくとも、足下の大きくなった”ごんぱち”を見たら、採らずにはおられない。
エンゲル係数の高い我が家で、少しでも自給率を上げるため。
この時期にしか味わえないもの、旬の味をたっぷりと堪能しなくては・・・

あと1~2週間、山菜採りを楽しむぞ!


誕生日

2007-04-16 17:47:18 | ブログ

今日は、myブログ "enjoy” の1才の誕生日である。

1年前、私はどうやってこれを立ち上げれたんだろうか? と我ながら不思議に思う。
4月早々、新年度が始まってバタバタしてるであろうはずなのに・・・
現に今年の今日は昼から家庭訪問。2人の先生を順番にお迎えしてあれこれ話した。
いや、それ以上に朝から大掃除寸前。お陰で居間が少し落ち着いた雰囲気に変身した。

さて、話をブログに戻して・・・

内容も時期も、気まぐれ的にしか投稿していないにもかかわらず、よくまぁ1年も続けてこられたもんだと思う。
コメントしてくれる人がいたから。
とんでもないトラバもあるけれど、それも見てくれたから出来ることだといい方に解釈するとして・・・
途中からではあるが、アクセス解析がついたお陰で、一瞬の来訪者もいるけれど、結構訪れてきてくれてるんだとわかって、励みになった。
検索してきてみたものの、的外れでガッカリした人もいるんだろうなぁ。m(--)m

ブログを始めて、気付いたこと。  コメントの難しさ。
書いてくれたコメントへの返事も難しいし、人のブログに共感してもコメントに書くことがなかなかできない。
よそのブログの特にコメントを見ては「うまいなぁ」 と感心すること、しきりである。

448081638009 そんなことを日々気に掛けていたとき偶然出会ったのが「コメント力」
図書館でみつけ、これだ!と思って早速借りて読んだのだけど・・・
なかなか難しそう。そもそも日本人は気の利いたコメントを言うのが苦手とあった。おーー、典型的な日本人か???
開き直っていても仕方ない。
自分なりに磨いて”コメント力”をつけていかないと、ブログが進化しないかな・・・と思う。
"enjoy” の2才のお誕生日にむけて、書き続けていこうと思う。


姦し道中記(その5)

2007-04-15 22:02:38 | 旅行記

旅の楽しみは、3回ある。計画を練る、実行と帰ってからの思い出の品の整理。
この旅の整理は、5回にまとめたこのブログだけとなる。

今回の大阪ブラブラ旅では、一眼レフではかさばりすぎるので、デジカメだけは持って行ったのだが、それさえ1枚も撮らなかった。
大阪の地下街は独身時代、庭のようによく歩いたところで、たいしたものはなく、強いて言えば、観覧車だが、それもあいにくの雨でまともに見てもいない。

撮りたいと思った風景は2カ所。
折も折、至る所サクラが満開。みごとなものだった。
和歌山までの長い道中、特急では景色が飛ぶように去っていったであろうけれど、各駅停車でのんびり走るので、お花見もできた。
映画の1シーンにでもなりそうな田舎の小さなホームを取り囲むように咲きそろったサクラ。思わず「絵になるね?」って娘たちに言った。
それと天王寺公園の桜並木。
たいして大きくはないけれど、大阪に来たんだなぁ、って思える絵になっていた。サクラとビルと通天閣。
いずれも、シャッターこそ押さなかったけれど、目に焼きついている。

娘の修学旅行に向けての練習として行ったが、その点ではかなりの収穫があったと思う。本人も「すっごい勉強やったなぁ!」 
「クラブ休んでも行った甲斐あった。すごい収穫や!」と。

大阪の人の流れに逆らうことなく、時間いっぱい見て回れたことも楽しく、帰路の電車から「また、行きたいなぁ。」 「楽しかったなぁ」 「次、いつ行けるかなぁ」と言っている。

あと5年もすれば、娘たちもそれぞれ友だちと行くようになるだろう。
こんな楽しみ方を一緒にできるのは、果たしてあと何回あるか・・・?
お金も時間も無いけれど、無いなりにチャンスはのがさずに、また行きたいものだ。


姦し道中記(その4)

2007-04-14 18:25:18 | 旅行記

筋肉痛は5日目には何事もなかったように普通にもどったのだが・・・
Gパンをはくと、太もものところがパンパンでちょっと窮屈な感じになっている。太った??いや、筋肉がついたのだと思うんだけど・・・あ~ぁ、更にたくましい足・・・しまっていこう!

出発前に時刻表を見て、初めて知ったこと。環状線の中を東西線なるものが走っている!
いつの間にそんなものができたのか・・・?浦島太郎の気分。
好奇心旺盛に欲張って、北新地から京橋で、環状線に乗り換えようと計画していたのだが、大阪駅周辺で時間を取りすぎてしまい、これ以上の時間のロスは許されなくなってしまった。
仕方なく、大阪駅から環状線に乗り、鶴橋駅で下車。近鉄線に乗り換える。
ここで娘に切符の買い方を経験してもらうつもりだったのだが、その時間さえ惜しく、「私がやるから、よー見といて!」 で、一気に購入。
機械の改札を通るだけでも、娘たちには体験といえる。

1駅乗って、今里で下車。予定では5時半頃のはずが、すでに6時をまわっている。
独身時代、旅では必ず晴れた”お天気女”だったのに、久々に出たら、雨。地下街が主だったから良かったものの、今回の誤算はかなり激しく降った雨。
傘2本を購入して、いざ焼鳥屋めざして歩く。

店のオーナーさんが予定より遅くなっていたので、心配してくれていた。もう少し早くに電話1本入れておけば良かった、と反省。

飲み物(もちろん、私はビール)とオードブルのような鶏肉のサラダが出される。
注文と言ってもセットメニューが主でお勧めの中から選んだ。
オーナーは焼き場の前で炭の加減を見ながら、順に肉を焼いている。
砂肝からはじまって、順番に、まるでコースのように食べ終わった頃合いに串焼きが出される。珍しかったのは、ゆず胡椒が使われていたもの。つくねに卵黄をからめて食べた時は横で娘が「やばい!」と一言。おいしいときのお決まりのリアクションである。
最後に卵かけご飯とスープが出てきた。スープがおいしい!!
”卵かけ”を意外と思ったが、これまた美味しい♪

時間が押し迫ってしまって、タクシーを呼んでもらい、バタバタ状態で店の人には悪いことをしてしまったが、こだわりをもって、こんなにおいしい焼き鳥を食べさせてもらい、今度は必ず、主人や息子も一緒に!と思った。
ちょっと贅沢だが、時間には代えられない。タクシーのおかげで無事、天王寺駅20:24発紀伊田辺行きに乗ることができた。

23:23終点田辺に着いて立とうとしたら、筋肉痛。
よーく考えてみたら、7時間近く歩いた計算になる。ハーフマラソンくらいにはなるかも?
万歩計つけときゃぁ、おもしろかったかな?


姦し道中記(その3)

2007-04-13 17:34:08 | 旅行記

4月7日。
朝8時12分、 紀伊田辺駅発 各駅停車和歌山行きに乗るべく、7時半に家を出る。
駅前の駐車場だと1日4~5000円はかかるので、近くのスーパーの広い駐車場に駐めさせてもらう。もちろん、あまりよくないことなんだけど・・・

乗り換えの案内アナウンスをよく聞かせ、10時4分和歌山駅到着。
乗り換え時間は4分。娘の誘導に任せる。
当の本人、ドキドキしながらも「この人並みについて行ったらいいんと違う?」なんて、とんでもないことを言い出す。
「おーーい!みんなそれぞれ違うで! 上のホームの数字見て考えて歩きなさい。」

天王寺まで更に1時間、電車に揺られる。
持ってきたガイドブックにしっかり目を通す。おまけに本もたっぷり読めた。
どんどん乗り込む人の数が増えてくることに「どっからこんなに人が集まってくるん?」と末娘は驚く。いくらテレビで都会の様子を見ていても、”人混み”という言葉は実感できないのだろう。

天王寺では出口を捜してもらう。
出たところはちょうど動物公園の前。サクラがとてもきれいに咲いていた。
動物園を横目にサクラの下を歩いて、新今宮まで歩く。
フェスティバルゲートと本にはあったので、どんなだろうと歩いたのだが・・・映画館などは3月いっぱいで閉まったばかりらしく、閑散としていた。それでもしっかり、ジェラートの店をみつけ、食べながら、駅へと向かう。

大阪駅で”中央出口”と頼んだが、ブッブーー。東出口にしかたどり着けず。
まずはアクティ大阪の27階、展望ロビーへ。
娘たちの祖父母が住む所、私の通った中学校、反対側で大阪城など、全体を見せる。

地下にもぐって、”お好み焼きや”を目指す。
並ぶのは苦手だけれど、せっかくここまで来たら食べないと帰れない!とばかりに並ぶ。

お腹が満ちたら、ファッション街をねり歩き、KIDDY LAND、本屋とウィンドーショッピングを主にして、歩き進む。休憩がてら高校時代によく行ったアイスクリームを食べた。
締めとして、百貨店の地下食堂の”いか焼き”を目指す。
やっと、たどり着いてビックリ! 長蛇の列にガックリ!! ガイドブックに載っていたのだが、さすがと言えば流石。
あきらめて、”たこ焼き”に行くと、これまた15分待ち。
なぜか?”イチゴ大福”を食べて、次なる目的地へと向かった。→(その4)へとつづく