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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

梅の効能

2010-05-29 12:37:00 | 日記・エッセイ・コラム

栄養士が”梅の効能”と題したなら、本来は「疲労回復」とか「夏バテに・・・」なんてことを書くべきなのだろうけれど・・・
確かに梅は体にいい!
釜から帰って非常に疲れたとき、梅酒に漬けてあったウメを2粒口にほうり込む。
梅サワーを牛乳で薄めて飲む日もあり。
夕飯後疲れた日に飲むのは”梅酒”。イチゴ酒やレモン酒では疲労回復効果は期待できない。

学術的なこと(?)はさておいて、今回は”梅”って本当に体にいいんだな!って思えるちょっと不思議な現象を書く。

”ウメの種の炭”を作るのに、まず梅干しのタネを洗う作業がある。
練りウメとして実の部分はほとんど取り除かれてはあるものの、きれいな形の炭にするために完全に実を洗い落とす。

今年に入ってから今までにないたくさんの注文に対応するべく、1回に洗うタネの量も半端なものではなくなっている。
沢から引いてきた水でタネをこすりあわせて実を洗い流す。
洗った後の土手には、ウメの実と割れたタネの残骸で一筋の紅色の帯ができあがる。

この紅色の帯が、翌日には無くなるのである???!

釜だし、釜入れ以外、夜は無人となる釜場。
サル、鹿、イノシシ、アライグマ、カラス・・・
さて、どなたが召されたか???

食べるものが乏しい故か、余程身体にいいのか?!
実だけではなく、タネまで跡形もなく消えている。

そう言えば、以前飼っていたニワトリもタネを洗っている横にやってきて、流す先から順番についばんで食べていたっけ・・・
動物は本能的に身体にいいものを見分ける能力を身につけている。
もしかしてもしかして・・・
いかなる研究や学術論文よりもムッチャわかりやすいような・・・

ただし!
何匹、何頭、何羽で召し上がっていらっしゃるかは知りませんが、塩分の取り過ぎになっていないか心配するのは、やっぱり栄養士故でしょうか(^_^;)


生椎茸

2010-05-08 16:05:17 | 食・レシピ

好天に恵まれたゴールデンウィーク。
放浪癖をグッと耐えてよく働いたからか、あっと言う間だったような気がする。

気温も幾分温かくなってきたようで、先週こたつの掛け布団をはずすことができた。
来週には下に敷いているラグもはずそうと思っている。

野菜も少し安くなってきたとニュースで言っていたが、相変わらず”もやし生活”(^_^;)

4月に季節の逆戻り、寒くなった”お陰”と言えるよかった点は1つ。
椎茸が長期間、大量に収穫できたこと。

例年と同じように3月の末に「これで最後だろう」と言われたのに、なんのなんの・・・
4月に入ってからも週1回の割りでスーパーの袋に山盛り1~2袋採れた。
タケノコのお礼にもっていったり、友人知人に配り、かなり喜んでもらえた。
そんな中で、お礼に絹の反物を持ってきてくれたのにはちょっとビックリ!
私がパッチワークを趣味にしていると知ってなのだが、椎茸が反物に化けるとは・・・何とラッキーな話(^_^)v
いつか粋な作品つくって見せに行こうと思う。

配れるだけ配っても梅ザルにいっぱいの生椎茸。
干すには今1つ、冬のように空気は乾燥していないから乾くより傷む方が早い。
野菜の高騰ゆえ、椎茸の甘煮でおかず1品出来上がり!
残りは洗って軸を取って、千切りにして冷凍保存用のジッパの付いた袋に入れ、できるだけ平にして冷凍庫で保存。
野菜炒めや味噌汁の具などに凍った椎茸を折るようにして直接調理中の鍋に入れて使えるからとても便利である。
別にみじん切りも作っておくと、これまた重宝だ。

Photo さて、いよいよ今シーズン最期の椎茸。
記念撮影をしてから、洗って軸を取ってオーブントースターへ。
いつもなら上にマヨネーズをのせて、焼き上がりにしょうゆを垂らしていただくのだけれど・・・
またまた減量中の次女の手前、熱々の焼きたてにポン酢をかけてガブリ!

椎茸にとっては、旬がかなり長期に渡った。
お陰でこれから2,3ヶ月はいろんなおかずに、彩りや隠し味程度に椎茸がお目見えすることだろう。


フキの佃煮(レシピ)

2010-05-05 12:27:15 | 炭を使った料理

道の駅での仕事の最終日(3日)、上手い具合にフキが1.3kg売れ残っていた。
閉店間際、私が買い占めた。
翌日の4日は長男を迎えに行く以外は家で用事をすることにして、2年ぶりにフキの佃煮をつくることにした。

材料: フキ1kgに対して・・・
   しょうゆ:320ml  砂糖:200g  みりん:40ml

フキは葉と根をとって、水でよく洗う。
皮はむかず、5センチ長さに切って、たっぷりの水につけ、2,3度水を換えて半日あく抜きをする。
鍋にしょうゆを入れ、水気を切ったフキを入れて煮る。
柔らかくなったら砂糖、みりんを加える。
傷がつかないように鍋を動かして混ぜ、汁気がなくなるまで煮つめる。

好みで干し椎茸、たけのこ等を入れてもおいしい♪

仕事から帰って夕飯後、フキを洗いあく抜きをする。
翌朝、鍋を火にかけ、その横で炭をいこす。
七輪に炭を入れて鍋をかけ、1時間ほどしたらほどよく柔らかくなっていたので砂糖とみりんを加え、炭を追加して通気口を細めにして、長男を迎えに出かけた。
かなり危険行為かな・・・(^_^;)

2時間後、残念ながら炭の置き方が雑だったようで、追加した炭はついていなくて、思惑は外れ(>_<)
仕方なく炭をいこしなおして、煮る。
途中で自家製の椎茸を追加。煮ること約3時間、汁気が鍋底に少しの状態となった。
七輪の下の通気口のふたを閉めて残った炭を燃やし尽くすような感じで煮つめる。
最後は10分おきくらいで鍋の様子を見て、ひっくり返し汁気を見る。
飴色の見事なフキの佃煮が出来上がった(^_^)v


フキの佃煮(ポイント)

2010-05-04 17:51:22 | 炭を使った料理

ちまたでは5連休。会社によっては、1週間から10日お休みの場合もあるのだろうか?
私はGWのお陰で、1~3日アルバイトの口があって、仕事三昧(>_<)
長女は帰省しないと言うし、次女はクラブ。
晴天続きのGWゆえ、次女いわく、「私は頑張って自転車で通うから、しっかり働いてきてください」と。
てなわけで、3日間、道の駅のレジ補佐の仕事に出ていた。

お客さんの質問に大概はもう一人の店員が答え、あくまでも私は袋に詰めたり、棚の商品並べるだけ。
ただ、”フキの佃煮”の質問には、店員は作ったことがなく、私が対応したのだけれど・・・
私にしても去年は作れなかったのでうろ覚え(^_^;)
一晩水にさらしてアクを抜いたのは確かだけれど・・・

お客さんが「水で煮て柔らかくなったら調味料を入れるんですよね?」と聞かれて、う?
う~~ん??? 何か違うような気がする・・・
自信がなく、仕方なしに「インターネットか何かで一度調べてみてもいいのでは?」と言っておいた。(^_^;)

帰って早速レシピを見て、やっぱり!
水にさらした後、水を切って、醤油だけを入れて煮はじめる。しょうゆにフキの水分が出て煮られ、フキが柔らかくなる。そうしたら砂糖とみりんを加えて更にコトコト水分が無くなるまで煮つめる。
私がよく言う言葉。ふきの佃煮はまさに、
料理は化学!

水はいっさい入れずに、ふきの水分を出し切って煮つめるから、おいしく出来上がるのだ。

このブログを書く前にアクセス解析を見てビックリ!
今日のぞきに来てくれた人の大半は、”ふきの佃煮”を検索しての来訪者だった。http://blog.goo.ne.jp/enjoy-mari/d/20070526
今が旬。

どうか、あのお客さんもレシピを探して、おいしく出来上がっていますように・・・