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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

梅酒

2006-06-30 16:15:06 | 食・レシピ

007  梅採りの仕事のいいところは、梅をいただけること。

今年は遠慮した方だがそれでも2kgほどもらった。また、実家にも10kg送っていただいた。

何を隠そう、梅酒などは嫌いなほうではないので、いただいたその日のうちにホワイトリカーと氷砂糖を買ってきて漬けた。 梅の仕事の真っ最中で、疲れもハンパではなかったけど、そそくさと飲める日を想像しながら漬けるのは楽しい。

梅1kgにリカー1升(1.8?)と氷砂糖1kgを保存ビンに入れて、冷暗所に置いておくだけである。半年も置けば漬かっているそうだが、私は最低1年は置いてある。平成元年ものがあと500ccほど、これは無農薬の梅で漬けた訳ありで特別に大事にしてるが、普段は2,3年くらいのものを飲んでいる。

とても簡単でおいしいから、自家製をお勧めしたいのだが・・・

スーパーの売り場でリカーや氷砂糖、蜂蜜、保存ビンなど、この時期1コーナーが設けられているが、その横に1.8?の紙パック入り梅酒が置かれていて、その値段に愕然とした。ホワイトリカーよりも安いのだ! これじゃぁ、梅が売れるわけがない!!

梅農家はその企業にたくさん買ってもらっているから文句も言えないかもしれないけれど、大量生産の方が断然安いなんて・・・かなり複雑な気分だ。

まっ、それでも気を取り直して・・・お風呂上りに1杯! おととし漬けた梅酒を味わいながらテレビでも見てのんびり過ごす。 至福のひとときです。


現在の働くということは・・・

2006-06-29 12:06:39 | 社会・経済

梅が終わって久々にブログに投稿した先日、自分のページを見て唖然とした。

1番末尾にスポンサーリンクなるものがあるが、よくよく見たら、炭焼き、備長炭関係のサイトが来ているではないか?! 以前見たときは全く違う関係のないサイトだったはず・・・

私のブログを見てくれているのか、開いてくれただけでもうれしいのはうれしいけれど、主人の宣伝もしていないのに、よその同業者の宣伝なんて・・・ちょっと、いやムッチャ、ショック!! 早速OCNと掛け合ったが無料である限り無理と言われた。しょうがない、7月に1ステップ上げることにした。

いずれそのうち主人のホームページもこの場でリンク先として公開しようと思っていたけれど、この際今回ここで出そうと決めた。

http://www.aikis.or.jp/~sumi110/

主人は忙しくて、ほとんど更新されていないページだけれど、これを見てくれたついでで、ちょっと立ち寄ってみてください。

それにしても・・・  汗水たらして働く百姓の仕事を垣間見てきた直後に、今回の出来事は余りにもショックだった。 今やパソコンの時代とは言うけれど、スポンサーとしてお金を払ったなら、何もしなくても(言い過ぎかもしれないが)勝手に目に留まって宣伝できているのだから・・・ 営業として頭1つ下げるでもなく、ましてやこんな便乗したような方法まであるなんて。 

そう言えば数年前、インターネットで販売していると言って炭を買いつけにきたお客さんが居たが、私らと値段の交渉をして顧客に売るだけなのに、マージンを1000円以上もつけようとしていて、びっくりしたのを思い出す。 できるだけ安く買って定価で売ろうとするし、主人も居なかったのでその場は帰ってもらったが、「自分で炭焼いたらええねん! そしたら、価値わかるワ!!」って、背中にほえたくなったのを覚えている。

田舎生活が長くなったからだろうか? 汗水流して働くことは流行らないんだろうナァ。


梅採り、終了!

2006-06-27 17:07:37 | インポート

6月も終盤。梅採りが終わった。

ここ数年の暖冬に比べて、今年は冬が寒く、花も遅くて、それはそれで良かったのだが。3、4月ごろに異常に寒かったり、雹が降ったりで、ここら辺の梅農家は大変だったようだ。私の仕事場も梅自体は少なかったように思うが、その他の椎茸の菌植えや、らっきょのお陰でけっこう働かせてもらえた。主人とだけよりは、たまに(?)外へ出させてもらえることもうれしく、楽しい1ヶ月間だった。

梅=梅雨。梅採りが終了した今(九州あたりは長雨に困っているようだが)、確実に夏に近づいていっている。 夏、バーベキューの季節。炭の仕事をがんばろうっと!

炭焼きの仕事は夏が忙しいと思っている人が多いようだが、炭は腐るものではなし、置いておけるので、夏にシャカリキになって働くわけではない。むしろ普通以上に暑い仕事なので、ちょっとペースダウンする感があるように思う。 暑さに負けないようにガンバ!


梅採り

2006-06-14 22:55:45 | 日記・エッセイ・コラム

私は家業の炭焼きを手伝っているが、年間を通してみれば、一部、季節労働者的なところがあって、それを楽しんでいる自分がある。

1,2月は確定申告の書類作成に追われる事務職員。

そして今、6月は梅採りのアルバイト。

さかのぼること10年前、末娘の遊び友達ということで、梅の選果を経験した。その梅農家からは翌年娘が保育園に行きだしたので声はかからなくなった。が、その数年後、釜場のすぐ近くで余りものの梅をドッサリいただいて、お礼に少しだけ選果を手伝った。以前の経験が功を奏し、また、梅を入れると20kgもするコンテナを軽々と運べたのも、採用の要因だったかもしれない。選果のみだったが、毎年楽しみな季節だった。

釜に近いので、忙しいときは、時間の合間に炭の仕事もやっている。

3年くらい前から、木に登って採る仕事も増えた。ただ、見かけによらず、余りにも鈍くて危なっかしい私にびっくりして、最近は木に登って採ることは少なく、地べたで届く範囲の梅採りではある。

そして同時にらっきょ切りの仕事。時には椎茸の菌植えも手伝うことがあった。

「百姓」って、本当にスゴイと思う。100の姓を持つ人。まさしくその通りだと思う。

年とってきた今でこそ、私みたいな人を使ってでも季節の仕事をとにかく、こなしていこうとしているけれど、それ以前はこれらほとんど全てを夫婦2人でこなしていたのだから、なおの事である。

今、楽しく働かせてもらって、更に学ぶべきことがいっぱい学べて、こんないい仕事はないと思っている。肩はパンパン。目はしょぼしょぼ。身体もかなり疲れてきているけれど、老夫婦に比べたら、まだまだ、がんばらなくっちゃ!!