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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

長い炭

2024-04-08 17:24:56 | 炭にまつわる、いろいろ
2月末に「できるだけ太めで真っ直ぐの1m長さの丸い炭を❗️」と注文があった。
長くて曲がった芸術的な炭は、数本ストックしてあるけれど、今回は真っ直ぐ💧
しかも1mと言われた
1回に何本もたくさん出てくるものではない
箱詰めの度にゴソゴソと取り置いた。
何とか10本以上そろったので、3月末に第1便を発送した。
 
 
そして先週、天気と相談しながら残る5本を梱包。
炭は1本ずつ、下になる方の先っぽに緩衝材のプチプチを巻き付けて、全体を新聞紙でくるみガムテープで3カ所ほど巻き付けて固定させる。
その上から更にプチプチで巻き付けて、またガムテープを巻き付けて固定。
 
入れる箱は、備長炭専用の箱2つ分をガムテープでガッチリと繋げる。
底に新聞紙を厚めに敷いて、立てて発送する場合を考えて、下になる方にプチプチの切れ端を敷いておく。
梱包された炭、太めや長めの重い物から順番にできるだけ動きにくいように詰めていく。
間にプチプチや新聞紙で動きにくくすることもある。
今回は太めなので、5~6本が限度
さらにすき間にプチプチや新聞紙を詰めて、その上に新聞紙で覆ってふたをして、ガムテープで留めて、バンドでくくって完成
 
これだけ丁寧に扱っているので、梱包料金を別に頂いている。
 
郵便屋さんには、逆さ、上積み厳禁、こわれものシールをはってもらえるよう頼んだ。
さらに、箱の上には【うえ】、【した】と書いて、「立てても大丈夫」と伝えて発送した。
 
先ほど、依頼者さんから電話がかかってきて、先発隊も含めて全て折れずに届いたとのこと。
ホッとした
郵便屋さんにも折れていなかったことを伝えて、お礼を言っておこうと思う。

3K

2024-03-23 15:43:09 | 炭にまつわる、いろいろ
N君が去って3週間。
若者がいた間、主人は体力的にだいぶ助かっていたんじゃないかな?と思う。
 
炭焼きという仕事は、3K(キツイ、汚い、危険)だ
 
釜の火に癒やされ、自分のペースでできて、やりがいがあるから、過酷で精神をやられてしまうようなサラリーマンより良いという人もいることはいる。
 
でもね、体力のいる仕事。
山で、木を切ったり、木を持ち上げることもできなければいけない。
 
いろんな人が体験に来る。
「思った以上に重労働でした」と言って帰った人は、山で迷子になったあげく「道が無かった」と…
いやいや、登山ではないから
 
私自身は、山に入って木を切る経験は無いけれど、山の下で機械を使って木を下ろす作業は何年もやってきた。
機械自体かなり力が必要で、毎回、終わった瞬間に全身筋肉痛に見舞われるような作業だった。
さすがに体力がついていけなくなって、危険も伴うので、この作業からは引退させてもらった。
1つ1つの作業、どれをとっても重労働だ
 
3Kの仕事、【体験】と軽く思わず、覚悟をもって来てもらいたい

お問い合わせ

2024-03-10 17:38:07 | 炭にまつわる、いろいろ
道の駅に置いてもらっている袋に詰めた炭商品を買って下さったお客さんから、たま~に問い合わせの電話がある。
今年に入ってたった2ヶ月で、3件も続いたのは珍しいことだ。
 
1つめは、「部屋に置くのに、袋から出してよろしいでしょうか❓
「はい、出して容器に入れるなどしてお使い下さい」
 
2つめは、「【箸置き】とシール貼ってありますが、浄化に使っても良いですか❓
「シールは気になさらずに、炭として自由に使ってください」
 
そして3つめは、その【箸置き】とシールが貼ってある商品をお買い上げの方から、
「商品開発中で備長炭を組み込みたいので、箱で売ってくれませんか❓」とのこと。
ありがたや~~⤵️⤵️
「とりあえず、開発中の商品を見ていただきたいです」と。
 
備長炭を早く入手したかったようで、翌日にはこちらに飛んでこられた。
造園資材販売の社長さん。
あまった資材、廃材を有効利用して箱庭キットを試作中だそうで、そこに備長炭を取り入れてみたい❣とのこと。
サンプルを見せてもらった。
 
他にも数点、写真で持ってきてくれていた。
 
私が袋詰めしている炭は、箱詰めしながら面白そうな形の炭を取り分けているので、箱で銘柄としては存在しない。
そのことを理解してもらった上で、ため込んでいた炭を量り売りのかたちで買ってもらった。
ヒット商品になりますように❣

変わり炭の盛り合わせ

2024-03-05 14:50:39 | 炭にまつわる、いろいろ
炭焼きになりたくて去年6月から主人の下で作業していた若者N君が、2月いっぱいで辞めた。
まだ20代、先行きを考えての決断だそうだ。
すっごくやる気があって、熱心に仕事を覚えていってたので…残念だ
変わり炭の盛り合わせを記念に渡した。
後方の左はイガ、右は紅葉葉楓(モミジバフウ)の実。
前方左から、山栗、備長炭、ドングリ。
完成してから気付いた
松ぼっくりの炭も入れてあげたら良かった

寒すぎて・・・

2024-01-27 15:31:46 | 炭にまつわる、いろいろ
今日は、ここ数日の寒波も少し和らいできた。
 
一昨日は、朝目が覚めたら、うっすらと雪が積もっていた。
山へは行けず、急遽、箱詰め作業となった。
雪は、あっという間に解けたけれど、夕方近くまで、雪が舞っていて寒かった。
そんな日の箱詰め作業は、身体の芯まで冷えて、指先も感覚がなくなりそうになる
時々、たき火をしているドラム缶に身体をひっつけるようにして、手は缶の中に突っ込んで温める
気をつけないと、ナイロン製のジャンパーが溶けて縮れていることもしばしば
でも、それくらいしないと暖を取れないほど、釜場は寒いのだ
 
この事実、地元の人でもなかなか理解されない
「釜場は、火があるから、温かいやろ」とよく言われる。
そのたびに、ドラム缶での話をして、「まぁ、来てみて」と言うと、首を振って苦笑されるのだ。
 
ただ、釜出しだけは、冬場が身体にちょうど良い温度なのかもしれない。
冬場は、散歩途中で釜に立ち寄って、釜出しの炎を眺めながら、温まってから帰って行く。
春になったら、釜出しの日は、遠くから挨拶だけして通り過ぎていく
程よい季節となったら、釜出しの炎はかなりの熱風と感じるようだ。
 
さて、雪が降った前々日に釜出し、釜入れを終えて帰ってきた主人。
釜場では、それなりに温かく感じていた分、家の中は寒いのか
「寒い、寒い」と言って、ストーブから離れない
挙げ句の果ては、扉を開けて手を突っ込んで温めていた
 
良い子は絶対、マネをしないで下さい‼️