アカデミー賞ぽつお番長主演男優賞は
ぜひカンバーバッチ氏に!(笑)
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」80点★★★★
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1939年、第二次世界大戦がはじまったイギリス。
大学研究員のアラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は
政府の機密作戦に参加することになる。
それは
「ドイツ軍の暗号“エニグマ”を解読せよ」というもの。
エニグマの暗号パターンは無限というほどにあり
しかも1日で設定が変えられてしまう。
解読は不可能とされていた。
はたしてチューリングは
エニグマを解読することができるのか――?!
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これは堪能しました!
常人の粋をこえた頭脳で
コンピュータの基礎を作り出した
実在人物アラン・チューリングを描いた作品。
偉人伝などにせず、
しっかり人間ドラマとして作られており
アカデミー賞脚色賞は納得。
それに
演じるベネディクト・カンバーバッチが
天才数学者に髪の毛1本の、その先端までなり切ってる感じで
こちらもつられて
役柄に憑依するようにスクリーンに入り込みました。
もともと
「数学ネタ」とか「天才ネタ」、さらにミステリー要素も入るなんて
超好みなんですが
この作品は
誰も考えもしない域に到達している人物を
いわゆる“凡人(一般の人)”がどう捉えるのかを
一般の人の視線から、丁寧に描いている点が秀逸だと思った。
つまり、
天才が頭を掻きむしって「閃いた!」とわめくようなことではなく、
周囲の「なんなの?この人」という感じが、
すごーくよくわかる(笑)
で、役者がハンパなく役にフィットしているので
天才の頭脳なかでなにが起きているのかを、
つぶさに見ているような感覚になるんですねえ。
で、天才ゆえの苦悩や孤独に
寄り添えた気にもなれる。
解読チームの紅一点、キーラ・ナイトレイの存在も光ってる。
最後まで緩むところなく
描ききった点も素晴らしいと思いました。
ぜひ!
★3/13(金)からTOHOシネマズ みゆき座ほか全国で公開。
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」公式サイト