スピルバーグが号泣、とのこと。
うん、確かに好きそう。
「妻への家路」69点★★★★
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1974年、中国。
ダンサーを夢見る10代の丹丹(チェン・ホウエン)は
主役を演じるべく、練習に明け暮れる日々。
彼女には文化大革命で逮捕された父(チェン・ダオミン)がいるが
3歳で別れたきりだ。
ある日、丹丹と母(コン・リー)に
父が脱走したことが知らされる。
「見つけたら即、通報せよ」と言われ、母の心は揺れるが
丹丹は父に別の感情を抱き――。
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チャン・イーモウ監督×コン・リー主演。
強力タッグによる作品。
観ながら
高倉健氏主演の「単騎、千里を走る。」(05年)を思い出したんですが
脚本が同じ人だった。なるほど。
切なくて哀しいけれど、
思い続ける愛の深さがじんわり染みる、いい話でした。
文革によって引き裂かれた夫婦に起きた
あまりにも悲しい運命に泣ける。
しかしな~
父親もあそこで、妻に別の駅を指定すれば
娘と当局を巻けたのになあとか(苦笑)
映画としての“展開”のおもしろさには
もっと工夫ができたのかなあ、と
そこがちょっと惜しかったかな。
★3/6(金)からTOHOシネマズ・シャンテほか全国順次公開。
「妻への家路」公式サイト