これは、想定外におもしろかった!
「フライト・ゲーム」73点★★★★
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航空保安官のビル(リーアム・ニーソン)は
その日も客を装い、NY発ロンドン行きの飛行機に乗り込んだ。
どこか落ち着きのない男や、
「どうしても窓際に行きたい」と言う女性(ジュリアン・ムーア)など
変わった行動を取る乗客に目を光らせるビルを乗せて
飛行機は離陸する。
そして真夜中、
ビルの携帯にメールが届いた。
「1億5000万ドルを送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す」――。。
これはイタズラか?いったい誰が?
そして驚きの展開が・・・。
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飛行機パニックものは多々あれど、
この話、なかなか練られている。
乗客全員が怪しく、
乗務員までも怪しく
さらに主人公が犯人――?!という展開を、
無理なくうまく見せて、状況に夢中にさせます。
主人公リーアム・ニーソンからして
勤務中に酒は飲むは、煙草は吸うわと
一癖あるキャラだし、
ジュリアン・ムーアも限りなく怪しいし
さっきからあの男はスマホばっかり見てるし、
あの男は目配せしてるし、
も~誰も彼もが怪しい!という(笑)
飛び続ける飛行機という大きな舞台装置を持ってして、
過剰なドンパチや絶叫など
ヒステリックな展開にならないのもいい。
全体にリーアム兄さんの苦味がほとばしる
男臭さがあるのが、グッド。
密室劇として
うまくコントロールしたなあと思いました。
★9/6(土)から全国で公開。
「フライト・ゲーム」公式サイト