じゅる。(オバチャンのよだれ。笑)
「マジック・マイク」72点★★★★
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オリジナル家具を手がける夢を持ち、
昼間は工事現場で働く青年マイク(チャニング・テイタム)。
あるとき現場に
アダム(アレックス・ペティファー)という
使えない若者がやってくる。
案の定、一日でクビになったアダムを
マイクはある場所へ連れて行く。
そこはストリップショーを見せるクラブ。
しかし客は女性ばかり。
そしてアダムは
歓声を浴びてステージに立つ、
ダンサーのマイクの姿を見ることに――!
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スティーブン・ソダーバーグ監督が
男性ストリップの世界を描いた作品。
主演チャニング・テイタムの実体験から着想したっていうから
まあすごいじゃありませんか。
ワクワクで見たんですが、
まあのっけからマシュー・マコノヒーが、まず持ってくよなあ(笑)と。
最近ホントに絶好調です彼は。
そしてショーはノリよくテンポよく
予想通り「これは楽しい!」とニヤリ。
力強さやアクロバットさが
女性のそれとは違うんだなあ、とか。
ただ
実際は思ったほど
パフォーマンスシーンがメインじゃない。
野心ある青年(チャニング・テイタム)が、
裸一貫でスターになりつつ
「いやしかし、一生これでいいのか?オレ」と悩む
成長ストーリーなんですね。
もちろん
技を磨き、努力したものだけがお金を稼げるわけなんだけど
女の子たちに「キャーキャー」言われ
大金を手にできるとなれば、
若い男子としては、目の前の快楽に溺れがちになるわけで。
そんな青年の迷いと、人生の選択を描いているんです。
ゆえに
はしゃぎすぎない演出が
やや物足りなく、マジメすぎる感もある。
もっともっともっと
「ギャー!」(オバチャンの嬌声)となる
パフォーマンスが見たかったなあとも思いました。
……て、そうか
単にストリップを観に行きゃいいのか!(笑)
★8/3からシネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開。
「マジック・マイク」公式サイト