ご当地色とキャラが
うまく絡んだ成功作ですね。

「探偵はBARにいる」74点★★★★




札幌、ススキノ。




俺、こと探偵(大泉洋)はいきつけのBARで
依頼を受けている。


北大農学部にいる
やる気なさそうな助手(松田龍平)を連れ、
まあ「何でも屋」みたいなこともしている。

ある日、俺は
女から依頼の電話を受ける。

カンは「ヤバイ」と告げていたものの、
依頼を引き受けたが運のつき。

案の定、というか
やっぱり
思わぬドツボにハマっていくことに――。

ドラマ「探偵物語」時代ふうというか
バーにジャズに、赤い口紅的なバタ臭さ、



角川映画がやりそうな雰囲気なんですが、
これがしかし
なかなかいい感じにまとまっている。


コントふうのハードボイルドか、
ハードボイルドふうのコントか。
場面場面でどっちの印象が勝つかで、
ストーリーがシリアス、ギャグと
白黒に反転し、けっこう楽しめました。


大泉洋のお膝元、北海道ということもあり
「はんかくさい」など方言も楽しいし、
ご当地色満載なのもいい。
おとぼけだけでなく、
意外に腕っぷしも立つ大泉洋のキャラがよかった。

松田龍平の出番をもっと増して、
ぜひ続編を期待します。


ちなみに、映画で探偵と助手が
BARで食べてるのは
北菓桜の「北海道開拓おかき」。
試写のときにお土産にいただいたんですが、
ハマリました!ウマイです!

★9/10から全国で公開。
「探偵はBARにいる」公式サイト