これはうまい音楽ドキュメンタリーでしたね。
「ソウル・パワー」74点★★★
まずは初っぱなから
“ゲロッパ”ジェームス・ブラウン(以下JB)の
丸太のような(失礼!)
ムチムチファンキー衣装に
釘付けになりました(笑)
1974年、ザイール(現・コンゴ)で
モハメド・アリの試合といわば抱き合わせで行われた
伝説の音楽祭
「ザイール‘74」。
JBやB.B.キングなど
並みいる黒人ミュージシャンたちが
アフリカの地に「故郷帰り」した超貴重なライブの様子を
「モハメド・アリかけがえのない日々」(1996年)を
手がけた人が発掘してきて
まとめた映画です。
まず、この映画は編集がうまい。
音楽モノにありがちな
延々とステージを流すタイプじゃなく
豪華なラインナップなのに
ほぼ1アーティスト1曲という
めちゃ潔い編集ぶりなんですよ。
これだとダレることもなく
「もうちょっと聴いていたい!」と
かえって盛り上がるんですねえ。
で、ステージの高揚の合間に
舞台裏のアーティストたちの底抜けに明るい会話や
彼らとアリとの交流の様子、
さらにザイールの情景なども交え
歴史的意味や時代性も盛り込んでます。
これは、もとの撮影隊のメンバーの
志が高かったのでしょう。
ザイールの人々や状況を
きっちり撮ったフィルムが残ってたのが幸いです。
そしてその思いをきちんと生かした編集をし、
ドキュメンタリーとして
非常によくできていると思いました。
祖国アフリカを離れて幾世代。
その彼らがアフリカの地でライブをすることの感慨が
いかばかりかなのか
彼らの会話から見て取れました。
モハメド・アリがこんなこと言ってます。
「アフリカはジャングルだと聞かされてたけど
車も走ってるし、ビルもあるし
こんなに平和だ。
毎日殺人が起こってる
ニューヨークのほうが
よっぽどジャングルだ」
ほんと、賢い人だったんですねえ。
★6/12からシネセゾン渋谷ほかで公開。
「ソウル・パワー」公式サイト
「ソウル・パワー」74点★★★
まずは初っぱなから
“ゲロッパ”ジェームス・ブラウン(以下JB)の
丸太のような(失礼!)
ムチムチファンキー衣装に
釘付けになりました(笑)
1974年、ザイール(現・コンゴ)で
モハメド・アリの試合といわば抱き合わせで行われた
伝説の音楽祭
「ザイール‘74」。
JBやB.B.キングなど
並みいる黒人ミュージシャンたちが
アフリカの地に「故郷帰り」した超貴重なライブの様子を
「モハメド・アリかけがえのない日々」(1996年)を
手がけた人が発掘してきて
まとめた映画です。
まず、この映画は編集がうまい。
音楽モノにありがちな
延々とステージを流すタイプじゃなく
豪華なラインナップなのに
ほぼ1アーティスト1曲という
めちゃ潔い編集ぶりなんですよ。
これだとダレることもなく
「もうちょっと聴いていたい!」と
かえって盛り上がるんですねえ。
で、ステージの高揚の合間に
舞台裏のアーティストたちの底抜けに明るい会話や
彼らとアリとの交流の様子、
さらにザイールの情景なども交え
歴史的意味や時代性も盛り込んでます。
これは、もとの撮影隊のメンバーの
志が高かったのでしょう。
ザイールの人々や状況を
きっちり撮ったフィルムが残ってたのが幸いです。
そしてその思いをきちんと生かした編集をし、
ドキュメンタリーとして
非常によくできていると思いました。
祖国アフリカを離れて幾世代。
その彼らがアフリカの地でライブをすることの感慨が
いかばかりかなのか
彼らの会話から見て取れました。
モハメド・アリがこんなこと言ってます。
「アフリカはジャングルだと聞かされてたけど
車も走ってるし、ビルもあるし
こんなに平和だ。
毎日殺人が起こってる
ニューヨークのほうが
よっぽどジャングルだ」
ほんと、賢い人だったんですねえ。
★6/12からシネセゾン渋谷ほかで公開。
「ソウル・パワー」公式サイト