むかし むかし

夜に屋根をたたく雨音は、いろんなことを思い出させて　なかなか寝つけない。
　あぁ～　あの時はあれでよかったのだろうか？
　そういえば　あの人はどうしているだろうか？

　実は、十代の頃　毎夜　空想の旅に出かけていました。キャンピングカーにのっていろんな場所にでかけました。疲れるとそのまま　そこでおやすみなのです。

あるときから　毎夜　空想ではなく現実的なことしか思わなくなりました。　

今　回想だけで生きているのだろうか。
　

寝る前の読書

週末になるとつい本を5～6冊買い込んでしまいます。若い頃は　だいたい好きな作家がきまっていましたので　系統だてて読書をしていました。この頃は乱読です。
ただ　長い小説と　短いエッセイ風のもの。そして　作家の出身地と生まれた年をみて（自分の年齢と近いとなぜかうれしい）時代を想像するのが楽しみです。
短編は、ふとんに入ってから　くぎりのいいところまで読み、長いものは、少し時間が取れる時に・・。
　時々　泊まっていた親友も寝る前に必ず　本を読んでいました。彼女は、朝は早いし　夜も遅くまで仕事をしていたので　つかのまのおしゃべりをしている時、相槌をうちながら　半分目をとじてうつらうつらしているのです。　それでも　本をもって寝床にいきました。毎回　部屋から明かりがもれて　ある時　ふすまをあけてのぞいてみましたら　本を頭にのせて眠っているのです。それからは　遅くやすむものが　電気を消していました。たぶん　いまでも本を持ってやすんでいることでしょう。

しあわせなひとときに本はいつでもおともです。
　

メール便

急いで相手に届けたいものを事務員がメール便（佐川急便）でだすことがあります。
ところがこのたび翌日つくだろうと思っていたものが4日たってもつかない。しかも　配達を下請けにだしているため確認もとれないのだそうだ。続けて
　　「メール便は3～4日、最高1週間でのお届けですので　普通です。」
といわれてしまう。もう処置なし！　そう　1週間もかかるのですね！？これ翌日配達と勘違いしている人が多いのではないでしょうか？そういえば　メール便についての説明はうけていません。幸いなことに今まで翌日着いていました。ただ、かみ合わせがよかったからなのでしょう。それにしても勝手なおもいこみって日常に多々ありますね！気をつけなければ！

おいしそうな春の山

休日に春の山をみにでかけました。
萌黄色の中に薄いピンク色が点在する様は今しか見れないと思うと何をさておいても出かけます。
　途中　『かたくりの花』が自生している場所で　すでに時期を過ぎた花をみました。ながめながら　もしや？これから片栗粉をつくっていたのかしら？と考えてしまいました。今は馬鈴薯から片栗粉なので・・。ふぅ～ん　そうか！貴重になってきたから　このカタクリの花を愛でるのかしら？頭の中は、あんかけの料理だけがぐるぐるまわっています。ふと『そばの花』もみたいなって思いました。さぞ　おいしそうな　そばの花でしょうね！？
　どうやら春の山は食い気をさそいます。


　

4/6・思い橋

栃木にあるお客様のところへお伺いしました。

満開の桜並木と色鮮やかな紫木蓮の歓迎をうけておもわず顔がほころんでしまいました。なにげなく目をやったところが『思い橋』　たぶんその下は思い川が流れているのでしょう（しらべてはいませんが）
　「杉が大きくなったら　蒟蒻が売れるようになったら　お前たちは村を出て働きにいかなくてすむぞ」って　知人のおとうさんがよくおっしゃっていたという話を思い出しました。農家を営まれていて　一生懸命に働いてもいっこうに暮らし向きは変わらなかったので　そんなことをつぶやいて気をとりなおしていたのでしょうということでした。
　
地道で勤勉な人々にささえられて私たちは生きているのかもしれません。

花粉症がひどい一日でした。