婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

過疎化

2013-01-28 11:23:54 | Weblog
父親が戦地に赴いているときに生まれた男児が一人(子供達の父親)
その20代の父親は、子供が生まれたのすらわからず戦死
残された若い母親は、数ヶ月しか暮らさなかった夫だが立派なお墓を建てました。
そしてお国のために命をおとしたのだからと一人で子供を育てました。
まったく!と思うがそんな世の中で・・
まもなく終戦をむかえて 目をみはる経済成長にのって 若い人は、都会に働きに出てしまいました。
だんだん残ったお年寄りが亡くなっていきます。
当然 集落は、過疎化の時代にはいっていきました。
近隣は、空き家がめだちます。
ついに子供達の父親が亡くなって 空き家が必然的に引き継がれました。
縁も所縁も無い地なので しばらく放置
ところが最近 その土地に家を建てたい方が現れて津山に行くことになりました。
まったく関係のない私が 温泉に入りたいというよこしまな考えでのこのこついていきました。

人が住まなくなった家では、窓枠から飛び出した窓 割れたガラス 垂れ下がった天井
畳に規則的に並んだネズミの大量の糞? はては、ネズミとおぼしきミイラ
それらを除けば 日当たりのいい ゆったりとした時が流れているところです。

子供達の父親が赤ちゃん時代 病気でもう助からないといわれた時にいったん捨てられた坂道
(助からないといわれた赤ちゃんは、この地において捨てられると命が助かるという言い伝えがあるそうです)

お墓に続く小道




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