ありがとうございます

　９月の終わり月末に長男の結婚式がありました。
彼等は若く　当然限られた金額の範囲内でしか挙式　披露宴をとりおこなうことができません。そこで苦肉の策　できるかぎりのあらゆることが手作りになりました。ハガキ、封筒、式辞、プロフィールビデオ、エンディングビデオ諸々・・。黙々と切手を貼ったり地味な作業が続きました。それを《二人で協力してやったことが後々やくにたつわよ》ってつぶやきこそすれ　まったく見てみぬふりをつらぬきました。結婚生活って地道な忍耐の連続ですものね！大きい声では言えないけれど　あまり　おすすめできません。（ただし一人で孤独に耐えましょう）
　とにかく前夜まで二人で考え協力し実行するしかなかった結婚式は、ほのぼのとして　二人の人柄が反映された　出発でした。
　いまはやりのチャペルでの式でしたが、はじめに膝まづいた花嫁さんのベールをおかあさまがかがんで閉じる時　こみあげるものがありました。
　最後　息子の友人が　息子と花嫁の父を胴上げしてくださいました。
「おやじ！おやじ！」という声が響いて　目の前であっというまに　先方のおとうさまが　胴上げされた時　
《感謝》　この言葉で頭がさがりました。
ありがとうございます。
これからも　皆に感謝しながら残りの人生を大事に生きていこうと思います。