ずいぶん前、息子に生きてる最後の食事は、何がいい?って聞かれたことがあった。
「とろろご飯」
「えっそんなもの?」ってびっくりしていた。
牛蒡とかつ節で出汁をとったものを味噌で味付けしたとろろ汁がいいのだけれど・・
花も恥じらう乙女の頃(私にもあった)ご飯茶碗で三膳ぐらいはぺろりと食べられた。
食後に横になると牛になるって叱られたので 親の見てないところで腹を上にしたり横にしたり。
それが最近、インゲンの甘辛炒めを食べていて これを最期に食べたいなって心変わり。
たかがインゲンを炒めただけのものを作るのに 何回も失敗した。
十代で上京して実家のおかずが懐かしくて再現してみるのだが 似てるが違うって感じ。
ついに これだ!というものができたときは、感激した。
まず、インゲンを茹でて 斜めにカット これをごま油少々で炒める。
醤油と味醂で味付け。
こんなシンプルなものを失敗するかねぇ~?って今では思うが・・
茹でるのと斜めにカットを省けば 全然違うものができあがります。
さて、このおかず やっぱり日本酒でしょ!!って笑顔になる。
木製パレット屋の婆さんはインゲン炒めを思うと幸せになる
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