『つげ義春の温泉』
この本を読んでいて あれぇ?ふぅ~ん と思った。黒湯温泉という箇所で 目が釘づけになってしまったからだ。3年前 親友の同窓会についていった場所ではないかと思ったからです。しかも 黒湯温泉は彼女の同窓生のところでもあります。そもそも その自宅が重要文化財に指定されたか されると聞いたか 興味津々でついていったのです。そのどちらも 印象深く 機会があったら また行きたいと思っていたものですから 本の中での出会いに 感激してしまいました。
黒湯温泉は延宝2年に発見されたそうで 山の中の秘境。お湯は乳白色で 建物は 昔昔の木造の学校を想像させられました。寝るだけの部屋から これまた昔の窓ガラスを通して 流れる川と湯小屋が見えて 湯治場ってこんなふうだったのかもしれないとぼんやり思っていました。星がこんなにきれいに見えるなんて、朝の空気と樹木の香気が心地よく体をつつみ
「またこようね」
あれから 彼女は忙しく休みなく仕事をしている。
「またいこうね」
おそらくいくことはあるまいと思いながら 食べるために働かなくてはならない私
達の行く末を思う。
閉じた本をこっそり開いて見る。
この本を読んでいて あれぇ?ふぅ~ん と思った。黒湯温泉という箇所で 目が釘づけになってしまったからだ。3年前 親友の同窓会についていった場所ではないかと思ったからです。しかも 黒湯温泉は彼女の同窓生のところでもあります。そもそも その自宅が重要文化財に指定されたか されると聞いたか 興味津々でついていったのです。そのどちらも 印象深く 機会があったら また行きたいと思っていたものですから 本の中での出会いに 感激してしまいました。
黒湯温泉は延宝2年に発見されたそうで 山の中の秘境。お湯は乳白色で 建物は 昔昔の木造の学校を想像させられました。寝るだけの部屋から これまた昔の窓ガラスを通して 流れる川と湯小屋が見えて 湯治場ってこんなふうだったのかもしれないとぼんやり思っていました。星がこんなにきれいに見えるなんて、朝の空気と樹木の香気が心地よく体をつつみ
「またこようね」
あれから 彼女は忙しく休みなく仕事をしている。
「またいこうね」
おそらくいくことはあるまいと思いながら 食べるために働かなくてはならない私
達の行く末を思う。
閉じた本をこっそり開いて見る。