とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

青いうた~のど自慢 青春編~

2007-01-24 23:39:18 | 映画
 久しぶりに何もない土曜日と日曜日だったので何しようと思っていたのですが、ぼんやりしている間に映画にも行き損ねてしまい、結局近所のTSUTAYAに走ってしまいました。土曜日に、「青い歌~のど自慢青春編~」と「友情」の2本を借りました。
 
 「青い歌…」は映画館でちゃんと見ておきたかったのですが、田舎のシネコンでは1週間しかかからずに、行くことができないうちに終わってしまって悔しい思いをした作品です。

 「友情」の方は1975年の作品で、渥美清、中村勘九郎、松坂慶子という出演者の映画です。これは、一度映画館(名画座)で見たことがあります。NHK BSで男はつらいよをシリーズでやっていてずっと見てきたのですが、久しぶりに寅さん以前の渥美清を見てみたくなりました。

 日曜日は、現代的な邦画を1本と中国映画「胡同(フー卜ン)のひまわり」を借りました。邦画の方はともかくとして、「フートンのひまわり」は非常に高い評価を受けている映画で、文化大革命直後の中国の民衆の生活がとてもリアルに描かれた作品で好感を持ちました。

 DVDの感想を書かなければと思っていますが、今回は「のど自慢」についてだけ書こうと思います。「フートンのひまわり」については後日載せたいと思います。

 舞台は青森県むつ市です。主人公は問題を起こして、少年院上がりで留年した兄達也とちょっと頭の弱い弟良太と一緒に卒業を迎えようとしているという設定です。弟は、合唱部に入っていた歌が好きなんだけど、自分本位に歌っている。

 達也は対立する不良グループに追われて逃げる途中で、クラスメイトの恵梨香にかくまってもらう。恵梨香は母親の新しい恋人が好きになれない。母親ともうまくいかない。
 
 なんだかんだで良太と一緒に卒業バーティーで歌うことになった達也、恵梨香、友人の俊介は、歌おうとしたとたんに不良グループが乱入し、パーティーはメチャメチャになってしまう。

 春。町工場で働き始めた達也。中華料理店に就職した良太。昼間は美容院で働き、夜は美容学校へ通う恵梨香。そして、東京の高校へ進学し、東京生活を満喫している俊介。4人はそれぞれの道を歩き始める。

 町工場での単調な日々とおろかな良太の面倒。そんな毎日に嫌気がさした達也は、故郷を捨て東京へ向かう。しかし念願の東京に出た達也だったが、胸に秘めていた安易な夢はすぐに破れ、電話で強がりばかり話しているうちに恵梨香との仲も次第に疎遠になって行く。

 一年が過ぎようとする頃。むつ市で「のど自慢」が開催される事になり、良太は「りょうたーず」の再結成を夢に見る。

 中学から高校にかけての多感な時期を、描きながら夢と現実、田舎と東京、そんなリアルな部分を描きながら、暗くならないで見ることの映画だと思います。それは、キャストの若者によるのかもしれません。

 主人公達也を演じているのは、浜田岳です。金八のドラマでクラスの中心的な役を演じていた少年です。生活は楽なのに給食費を払わない家の子という役で印象的な子です。

 弟良太を演じているのは、冨浦智嗣です。同じく金八の時にでていてお調子者を演じた小柄な少年です。声がめちゃくちゃ高くて歌を歌ってもいかにも軽薄という感じに聞こえてくるので実に効果的な演じ方だったと思います。

 これ以上書くとストーリーをみんな書いてしまいます。結果的に言えばお奨めの一本です。

 ちなみに「友情」の方は、時代らしくBGMがやたら大げさで、逆に場面に集中できなくなります。個人的には「可もなく不可もなし」というとことでしょうか。松坂慶子の若い時が見たい人だけにお勧めします。 
 
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