とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

幼稚園で歌遊び

2007-01-18 23:11:24 | 日記
 先日、とある幼稚園で歌遊びの指導をしました。1時間くらいの指導時間だったのですが、なかなかいろんな意味で刺激になりました。

 打楽器の奏者と一緒に指導するということになっていたので、いろんな仕掛けを考えながら出かけていきました。その方とはもういろんな場所で何度かやっているので打ち合わせもほんとんどしないでぶっつけ本番でやりました。

 幼稚園で、少しだけ合わせてから本番です。3歳児から年長児まで100人くらいの子どもたちが入ってきました。でもぞろぞろという感じではなく整然と入ってくるのを見て驚いてしまいました。仏教系の幼稚園ということでしつけがちゃんと入っているのかな?と思いました。以前何度か行っていた保育園とはえらい違いです。

 入ってきた子どもたちの朝の会が始まりました。もちろん正座です。ピアノ伴奏で歌を歌いますが、少し古風な歌が続きます。仏教関係の歌になると、歌詞も大変難しく「意味わかって歌ってんのかな?」という??が浮かんできました。この雰囲気で歌遊びをしたら吹っ飛ぶだろうな…と思いながらじっと聞いていました。

 続いて園長先生らしき住職さんが登場して、朝のあいさつが始まります。「両手を膝の前について」というかけ声で手をついてお辞儀をします。全員がそれをさせられている光景は少し違和感を感じてしまいました。

 園長先生のお話は「本物を味わうことが大事。絵でも音楽でも本物を味合わなくてはだめ!そうしていると私くらい年をとると、本当の価値がわかるようになる」というような話でした。誰に向かって話しているの?という気がしながらやっぱり黙って聞いていました。「本物の音楽と言われても、打楽器奏者の人の音は本物だけど、俺の音楽はウソ物だからどうしよう…」と思い、少しいやな気分になっていました。

 簡単なあいさつをしてから、いきなりギターのイントロで入りました。ちょっと子どもたちはびっくりしたようで、一斉にこっちを向いたのがわかりました。1曲目は「手を叩こう」です。一度歌った後で、3回手を叩くことを説明して、「お・は・よー」のあいさつも練習しました。何度かやっていると、だんだん声が大きくなってきました。つかみはばっちりです。

 次に、「HiHiHi」です。これもだんだん声が出るようになってきました。歌の間にいろんな質問を入れました。その中で、朝ウンチをしていない子、朝ごはんを食べない子がかなりいたことに驚いてしまいました。

 その2曲をやって時計を見るともうけっこう時間が経っています。いつもこの調子でつかみに時間をかけてしまいます。

 メインは、オリジナルの「アフリカ」です。アフリカの動物のイメージを打楽器奏者に叩いてもらって、それを子どもたちにイメージしてもらうという歌遊びです。子どもの想像力はたくましいものでほとんど当ててしまいます。全員にわかってもらいたいので途中からジェスチャーも交えますが、その前にほとんど正解が出ていました。

 養護学校の教室でやっている教材も持ち込みましたが、少し反応が異なりました。養護学校では、みんなが同じことをやっていることで安心するようなところがありますが、幼稚園ではみんな一緒がうれしい段階と、そうではなくて自分をだしたい段階があるようで、教材選びも難しいものがあるなと勉強させられました。

 それにしても他流試合はなかなか刺激的なものです。これからも機会があれば挑戦してみたいものです。
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1 コメント

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Unknown (タムタム)
2007-01-18 23:34:48
仏教系の幼稚園はしつけが厳しいですね。でもすぐに子供たちの心をつかんで自分のペースに巻き込むのはさすがだと思います。
本物の音って子供たちには難しい話ですね。音楽を好きになればいろんなことが自然とわかってくるものだと思います。
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