年末のグータラ生活の一部として、TSUTAYAでDVDを何本か借りてきました。
その中の1本として、『ダーリンは外国人』を選びました。
家族でのんきに観られる作品も選ぶようにしているので、この作品なんかちょうどいいかな?という基準で選んだ1本です。
結論から言えば、これはひどかった…。
せめてもの救いは映画館で料金を払わなかったことくらいです。
原作は小栗左多里による自伝的コミック・ベストセラーの漫画エッセイです。
本屋でもよく並んでいるので、私でも知っている作品の映画化です。
このての本は買ったこともないし、読んだこともないので、映画化というのはどうなるの?という先入観はもっていました。
国際結婚ということをテーマにして、そのことで共感できる時代なのかな?
異文化のすれ違いが中心になるのかな?それなら『秘密の県民ショー』でも十分話題になるのでは?
なんて思いながらDVDを観ました。
イラストレーターのさおり(井上真央)は、「漢字」の美しさに惚れて来日した語学オタクのアメリカ人、トニー(ジョナサン・シェア)と知り合い恋に落ちます。
日本語がぺらぺらでいつも温厚なトニーとの同棲生活は幸せだったが、二人の恋には予期せぬ障害がいくつも待ち受けていました。
二人の結婚の最大の試練が父の反対だというのだから、理解に苦しみます。
「この二人ってちゃんと結婚できるのかしら」と共感できる観客はどんな人たちなんだろう?
二人のハッピーエンドを期待する観客はいないのだから、もっと異文化のギャップのところにどんどん笑いを持っていくべきだったと思います。
まさに予定調和のエンディングを迎える水戸黄門的造りはテレビだけで十分です。
案外テレビで連ドラでやればヒットするかもしれないような内容かもしれません。
映画までしてしまう理由が見つかりません。
かなりきついことを書いています。
期待して検索した人には申し訳ありません。。
水戸黄門的に頭回さず癒されたい人のための
映画もあっていいと思う
自分は仕事帰りにレイトで観た
なんかほっとした作品だったよ
人それぞれの評価があっていいと思います。
あくまでも私の個人的見解ですので
人に押しつける気はありません。
最近の邦画の興行成績の傾向を見る限りでは、
むしろ、ゆうりさんの意見が多数派かもしれません。
昔からの邦画ファンとしては、個人的には「もう少し邦画内容的にも頑張れ!」と言いたい作品があまりに多くなっているように思います。